シーズーのドッグフードおすすめ5選|皮膚トラブル・涙やけ対策の選び方

シーズーのご飯選び|皮膚ケア・涙やけ対策に配慮したフード選びのポイント

この記事の結論

シーズーのフード選びで押さえるべき3つのポイント

  • オメガ3・6脂肪酸が豊富 - 皮膚バリア機能の維持と被毛の健康をサポート
  • 消化の良い低アレルゲンタンパク源 - 涙やけ・皮膚トラブルの原因となるアレルギーリスクを低減
  • 適切なカロリー密度(330〜360kcal/100g) - 太りやすい体質に配慮した体重管理

おすすめフード5選と選び方の詳細を本文で解説します

「シーズーの皮膚が赤くなってかゆそう…」「涙やけがなかなか良くならない…」——そんなお悩みを抱えている飼い主さんは多いのではないでしょうか。

シーズーは豊かなダブルコートの被毛と愛嬌のある顔立ちが魅力の犬種です。しかしその一方で、皮膚トラブルや涙やけが起きやすく、フード選びが健康を左右する犬種でもあります。

「皮膚のケアにはどんな栄養が必要?」「涙やけはフードで変わるの?」——実は、毎日の食事を見直すことで、こうしたお悩みに変化が見られるケースは少なくありません。

この記事では、研究データに基づいて、シーズーに最適なドッグフードの選び方をわかりやすく解説します。ぜひ最後までお付き合いください。

シーズーの体質と栄養の特徴

シーズーは体重4〜7.5kgの小型犬で、中国の宮廷で愛されてきた歴史を持つ犬種です。豊かな長毛のダブルコートと、短い鼻先(短頭種)が大きな特徴です。そのかわいらしい見た目の裏側に、いくつかの栄養管理上の注意点があります。

皮膚・被毛のトラブルが多い理由

シーズーは脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)になりやすい犬種として知られています。皮脂の分泌が過剰になりやすく、それが原因でベタつきやフケ、かゆみが生じます。また、アレルギー性皮膚炎の発症率も高く、食物アレルギーが皮膚症状として現れることがあります[3]

豊かなダブルコートは美しい反面、被毛の健康維持にオメガ3・オメガ6脂肪酸を十分に摂取する必要があります。研究データでは、魚油由来のEPA・DHAが犬の皮膚の健康維持に役立つとされています[2]

涙やけのメカニズム

シーズーは短頭種のため、鼻涙管(びるいかん)が短く曲がりやすい構造をしています。涙がうまく排出されず、目の周りに涙が溢れて酸化し、茶色く変色するのが「涙やけ」です。

涙やけの原因はすべてが食事に起因するわけではありませんが、食物アレルギーによる炎症が涙の分泌量を増加させることがあります。低アレルゲンのフードに切り替えることで、涙やけが気にならなくなるケースも報告されています。

体重管理の重要性

シーズーは穏やかな性格で、運動量が比較的少ない犬種です。そのため、食事量を管理しないと太りやすい傾向があります。肥満は皮膚トラブルの悪化、関節への負担増加、心臓病のリスク上昇など、さまざまな健康問題につながります[1]

ただし、シーズーは小型犬の中では骨格がしっかりしているのが特徴です。見た目の印象より体重があっても、骨太な体格であれば問題ない場合もあります。体重の数値だけでなく、BCS(ボディコンディションスコア)で肥満度を判定することが大切です。

シーズーの標準サイズ

JKC(ジャパンケネルクラブ)の基準では、シーズーの体重は4.5〜7.5kg(理想体重は4.5〜7.3kg)とされています。体高は27cm以下が目安です。骨格がしっかりしているため、同じ体高のチワワやヨークシャーテリアよりも体重が重くなります。

シーズーの飼い主さんが気になること

シーズーの飼い主さん176人の回答(2025年9月〜2026年2月)

シーズーの飼い主さんが最も気にしているのは皮膚・被毛トラブル(52.3%)と涙やけ(47.7%)。約半数の方がこの2つに悩んでいます。フード選びで内側からケアすることが大切ですね。

シーズーのフード選び3つの条件

シーズーの体質を踏まえると、フード選びで重視すべきポイントは大きく3つに絞られます。研究データに基づいて、それぞれ解説します。

条件1: オメガ3・6脂肪酸が豊富(皮膚・被毛ケア)

シーズーの皮膚・被毛の健康維持に最も重要なのがオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)オメガ6脂肪酸(リノール酸)です。

Bauerの研究(2011年)では、魚油由来のオメガ3脂肪酸が犬の皮膚の健康維持をサポートし、被毛の質にも良い影響を与えることが確認されています[2]。また、Olivryらの研究(2015年)では、必須脂肪酸の補給が皮膚が気になる子の栄養管理において有用であることが示されています[3]

フードを選ぶ際は、原材料に魚油、サーモンオイル、亜麻仁などが含まれているかをチェックしましょう。オメガ3とオメガ6のバランスも重要で、一般的にオメガ6:オメガ3 = 5:1〜10:1の比率が推奨されています。

オメガ脂肪酸の主な供給源

  • オメガ3(EPA・DHA):魚油、サーモンオイル、イワシ、サバ
  • オメガ3(ALA):亜麻仁油、チアシード
  • オメガ6(リノール酸):鶏脂、ひまわり油、コーン油

犬はALAからEPA・DHAへの変換効率が低いため、魚油由来のEPA・DHAを直接摂取できるフードがおすすめです。

条件2: 消化の良いタンパク源(アレルゲンリスク低減)

シーズーは食物アレルギーを発症しやすい犬種のひとつです。アレルギーの原因となりやすいタンパク源を避け、消化吸収に優れた低アレルゲンのタンパク質を選ぶことが大切です。

一般的に犬の食物アレルギーの原因として多いのは、牛肉、乳製品、小麦、鶏卵などです。シーズーでアレルギーが疑われる場合は、ラム、魚(サーモン・ホワイトフィッシュ)、鹿肉など、摂取経験が少ないタンパク源(新奇タンパク)を試すのが有効です。

また、消化に良いフードは腸内環境を整えることにもつながり、結果として涙やけが気になる子のサポートにも寄与する場合があります。

条件3: 適切なカロリー密度(太りやすさに配慮)

シーズーは運動量が少なめで太りやすい体質のため、カロリー密度が高すぎないフードを選ぶことが重要です。NRC(米国学術研究会議)のガイドラインによると、犬の必要エネルギーは体重と活動量に基づいて計算されます[1]

シーズーには330〜360kcal/100g程度のフードが適しています。400kcal/100gを超えるような高カロリーフードは、よほど活発な個体でない限り避けたほうが良いでしょう。

シーズーのカロリー密度目安

  • 標準体型の成犬:340〜360kcal/100g
  • 太り気味の子:300〜340kcal/100g
  • シニア犬(7歳以上):320〜350kcal/100g

シーズーの年齢別給餌量テーブル

シーズーは成長期・成犬期・シニア期で必要な栄養量が変わります。体重と年齢に合わせて適切な給餌量を調整しましょう[1]

シーズー 1日の給餌量目安(350kcal/100gのフードの場合)
体重 子犬(〜1歳) 成犬(1〜7歳) シニア犬(7歳〜)
4kg 95〜110g 70〜80g 60〜70g
5kg 110〜130g 80〜95g 70〜85g
6kg 125〜150g 95〜110g 80〜95g
7kg 140〜165g 105〜120g 90〜105g

シーズーの給餌で注意すること

  • おやつは1日のカロリーの10%以内に:太りやすい体質のため、おやつの与えすぎに注意
  • 1日2回に分けて給餌:成犬は朝・夕の2回が基本。子犬期は3〜4回に分ける
  • BCSで定期チェック:2週間ごとに肋骨を触って太り具合を確認

食器の高さが合っていないと首や関節に負担がかかることがあります。詳しくは犬の食器台、高さが合ってないかも?小型犬の体高別・最適な食器の選び方をご覧ください。

フードの切り替え方

新しいフードに切り替える際は、シーズーの皮膚・消化器系に配慮して、10〜14日かけてゆっくり移行することをおすすめします。急な切り替えは下痢や皮膚の悪化を招く場合があります。

  • 1〜3日目:新フード20% + 旧フード80%
  • 4〜6日目:新フード40% + 旧フード60%
  • 7〜10日目:新フード60% + 旧フード40%
  • 11〜14日目:新フード80% + 旧フード20%
  • 15日目以降:新フード100%

シーズーによくある悩みと食事での対策

シーズーに多いお悩みごとに、フード選びでできる対策をまとめました。

1. 皮膚トラブル(脂漏性皮膚炎・アレルギー性皮膚炎)

シーズーで最も多い悩みが皮膚トラブルです。研究データでは、オメガ3脂肪酸の摂取が犬の皮膚の健康維持に役立つことが確認されています[2][3]

フードでできる対策:

  • 魚油・サーモンオイルが配合されたフードを選ぶ(EPA・DHAの補給)
  • アレルギーが疑われる場合は、タンパク源を変えてみる(ラム、魚など)
  • 亜鉛・ビタミンEが含まれるフードで皮膚バリア機能をサポート
  • 必要に応じて、フィッシュオイルのサプリメントを追加

2. 涙やけ

シーズーの涙やけは、短頭種の鼻涙管構造に起因する場合と、食物アレルギーによる涙の過剰分泌に起因する場合があります。

フードでできる対策:

  • 添加物の少ないナチュラルなフードに切り替える
  • 消化吸収に優れたフードで腸内環境を整える
  • 低アレルゲンのタンパク源(ラム、魚、鹿肉)を試す
  • 乳酸菌配合のフードで腸活をサポート

3. 肥満

シーズーは運動量が少なめで太りやすい体質です。肥満は皮膚トラブルを悪化させるだけでなく、関節や心臓にも負担をかけます[1]

フードでできる対策:

  • カロリー密度330〜360kcal/100g程度のフードを選ぶ
  • 給餌量を正確に計量する(目分量はNG)
  • おやつは1日のカロリーの10%以内に抑える
  • 高タンパク・低脂質のフードで満腹感を維持

4. 歯周病

シーズーは短頭種で顎が小さく、歯が密集して生えやすいため、歯垢や歯石が溜まりやすい犬種です。

フードでできる対策:

  • ウェットフードよりドライフードを主食にする
  • 適度に噛む必要がある粒サイズのフードを選ぶ
  • フードだけでなく、定期的な歯磨きも併せて行う

よくある質問

Q. シーズーの涙やけが気になるときフードでできることは?

フードの見直しで涙やけが気にならなくなるケースは少なくありません。涙やけの原因の一つに食物アレルギーによる炎症があり、低アレルゲンのタンパク源(ラム、魚など)に切り替えることで変化が見られることがあります。また、添加物の少ないフードや、消化吸収に優れたフードを選ぶことも有効です。ただし、涙管の構造的な問題が原因の場合はフードだけでは対応が難しいため、獣医師への相談をおすすめします。

Q. シーズーに最適なフードのカロリーはどのくらい?

シーズーは太りやすい体質のため、カロリー密度が高すぎないフード(330〜360kcal/100g程度)がおすすめです。一般的な小型犬用フードよりもやや控えめなカロリーを選ぶと体重管理がしやすくなります。ただし、活動量や年齢によって必要カロリーは異なるため、BCS(ボディコンディションスコア)を定期的にチェックしながら給餌量を調整しましょう。

Q. シーズーにグレインフリーフードは必要?

すべてのシーズーにグレインフリーが必要というわけではありません。穀物アレルギーが確認されている場合はグレインフリーが有効ですが、穀物に問題がない子であれば、玄米やオーツ麦など消化性の良い穀物を含むフードでも十分です。むしろ近年の研究では、グレインフリーフードと拡張型心筋症(DCM)の関連が指摘されており、必要性がなければ穀物を含むフードを選ぶほうが安心です。

Q. シーズーの皮膚トラブルにおすすめの栄養素は?

シーズーの皮膚の健康維持に特に重要な栄養素は、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)オメガ6脂肪酸(リノール酸)です。研究データでは、魚油由来のオメガ3脂肪酸が犬の皮膚の健康維持に配慮した栄養素として注目されています[2]。フードに含まれる魚油やサーモンオイルの量をチェックし、必要に応じてサプリメントで補給することも検討してください。また、亜鉛やビタミンEも皮膚バリア機能の維持に役立ちます。

まとめ

シーズーのドッグフード選びでは、オメガ3・6脂肪酸が豊富であること、消化の良い低アレルゲンタンパク源であること、適切なカロリー密度であることの3つの条件を押さえることが大切です。

特にシーズーは皮膚トラブルと涙やけが出やすい犬種のため、魚油由来のオメガ3脂肪酸を十分に摂取できるフードを選ぶことが重要です。また、食物アレルギーが疑われる場合は、タンパク源をラムや魚に切り替えてみることをおすすめします。

太りやすい体質への配慮も忘れずに。給餌量を正確に計量し、BCSを定期的にチェックしながら、愛犬に最適なフードと量を見つけてください。

参考文献を表示(全4件)
  1. NRC (2006). Nutrient Requirements of Dogs and Cats. National Academies Press.
  2. Bauer JE (2011). "Therapeutic use of fish oils in companion animals." Journal of the American Veterinary Medical Association, 239(11), 1441-1451. DOI: 10.2460/javma.239.11.1441
  3. Olivry T, DeBoer DJ, Favrot C, et al. (2015). "Treatment of canine atopic dermatitis: 2015 updated guidelines from the International Committee on Allergic Diseases of Animals (ICADA)." BMC Veterinary Research, 11:210. DOI: 10.1186/s12917-015-0514-6
  4. AAFCO (2024). Official Publication. Association of American Feed Control Officials.

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