涙やけ・皮膚で選ぶシーズーのドッグフード|体質と給餌量ガイド

シーズーのご飯選び|涙やけ・皮膚ケアを軸にしたドッグフード選びのポイント

シーズーのドッグフード選び|結論

シーズーのフード選びは、次の3つのポイントを押さえることが大切です。

  • オメガ3・6脂肪酸が豊富 - 皮膚バリア機能の維持と被毛の健康に配慮した栄養バランス
  • 消化の良い低アレルゲンタンパク源 - 涙やけ・皮膚トラブルの原因となるアレルギーリスクを低減
  • 適切なカロリー密度(330〜370kcal/100g前後) - 太りやすい体質に配慮した体重管理

FINEST サーモン・ニュートロ ラム&玄米・モグワンの3選と、選び方の詳しい根拠を本文で解説します。

「シーズーの皮膚が赤くなってかゆそう…」「涙やけがなかなか良くならない…」——そんなお悩みを抱えている飼い主さんは多いのではないでしょうか。

シーズーは豊かなダブルコートの被毛と愛嬌のある顔立ちが魅力の犬種です。しかしその一方で、皮膚トラブルや涙やけが起きやすく、フード選びが健康を左右する犬種でもあります。

「皮膚のケアにはどんな栄養が必要?」「涙やけはフードで変わるの?」——実は、毎日の食事を見直すことで、こうしたお悩みに変化が見られるケースは少なくありません。

この記事では、4,000回以上の診断データと130種類以上の情報をもとに、シーズーに合うドッグフードの選び方と具体的な3選を整理しました。

シーズーに必要な栄養と体質の特徴

シーズーは体重4〜7.5kgの小型犬。豊かなダブルコートと短頭種ならではの体質から、皮膚・被毛のケアと、太りやすさ・食べづらさに配慮した食事が選びのカギになります。

シーズーは中国の宮廷で愛されてきた歴史を持つ犬種で、長く豊かなダブルコートと、短い鼻先(短頭種)が大きな特徴です。フード選びの観点では、次の体質を押さえておくと判断がしやすくなります。

  • 皮膚・被毛がデリケート:皮脂バランスが乱れやすく、被毛の維持に必要なオメガ3・6脂肪酸の比重が大きい犬種です。
  • 短頭種ゆえの食べづらさ:マズルが短く口が小さいため、粒の大きさや形によって食べムラが出ることがあります。
  • 運動量は控えめ:穏やかな性格で運動量が少なめのため、カロリーオーバーになりやすく体重管理が欠かせません。
  • 暑さに弱い:短頭種は体温調節が苦手で、夏場は食欲が落ちやすい傾向もあります。

シーズーの標準サイズ

JKC(ジャパンケネルクラブ)の基準では、シーズーの体重は4.5〜7.5kg、体高は27cm以下が目安です。骨格がしっかりしているため、同じ体高のチワワやヨークシャーテリアよりも体重が重くなります。体重の数値だけでなく、BCS(ボディコンディションスコア)で体型を判定することが大切です。

こうした体質から、シーズーには特有の健康課題があります。診断データとあわせて見ていきましょう。

シーズーによくある健康の悩みと、食事でできること

当サイトの診断データでは、シーズーの飼い主さんの51.6%がアレルギー、44.4%が皮膚・被毛に悩んでおり、涙やけも上位を占めます。脂漏性皮膚炎にはオメガ3、涙やけには低アレルゲン・添加物の少ない設計、肥満には控えめのカロリー設計と、食事面でできる対策があります。

📊 シーズーの飼い主さんが気になること

シーズーの124回の診断利用データ(2025年9月〜2026年5月

シーズーの飼い主さんが気にしている悩みは、アレルギーが51.6%と最も多く、皮膚被毛(44.4%)、食欲不振(43.5%)が続きます。涙やけ(32.3%)も約3割が気にしており、食事面からの総合的なケアが大切です。

シーズーに多い悩みごとに、フード選びでできる対策をまとめました。

1. 皮膚・アレルギーのトラブル(脂漏性皮膚炎・アレルギー性皮膚炎)

当サイトの診断データでも、アレルギーは51.6%、皮膚被毛は44.4%とシーズーの悩みの上位を占めます。シーズーは皮脂の分泌が乱れやすく、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)が起きやすい犬種として知られています[5]。また、食物アレルギーが皮膚症状として現れることもあります。皮膚・被毛の維持にはオメガ3・6脂肪酸の役割が大きいことが報告されています[2]

フードでできる対策:

  • 魚油・サーモンオイルが配合されたフードを選ぶ(EPA・DHAの補給)
  • アレルギーが疑われる場合は、タンパク源を変えてみる(ラム、魚など)
  • 亜鉛・ビタミンEを含むフードを選ぶ
  • 必要に応じて、フィッシュオイルのサプリメントを追加する

2. 涙やけ

診断データでは涙やけを気にする飼い主さんも約3割(32.3%)にのぼります。シーズーの涙やけは、短頭種ならではの鼻涙管(びるいかん)の構造的な狭さに起因する場合と、食物アレルギーによる涙の量の増加に起因する場合があります。フードで対応できるのは主に後者です。

フードでできる対策:

  • 添加物の少ないナチュラルなフードに切り替える
  • 消化吸収に優れたフードで腸内環境を整える
  • 低アレルゲンのタンパク源(ラム、魚、鹿肉)を試す
  • 乳酸菌を含むフードを選ぶ

涙やけの原因や対策をさらに詳しく知りたい方は、涙やけケア完全ガイドもあわせてご覧ください。

3. 肥満(体重管理)

シーズーは運動量が少なめで太りやすい体質です。肥満は皮膚トラブルを悪化させるだけでなく、関節や心臓にも負担をかけます。

フードでできる対策:

  • カロリー密度330〜370kcal/100g前後のフードを選ぶ
  • 給餌量を正確に計量する(目分量は避ける)
  • おやつは1日のカロリーの10%以内に抑える
  • 高タンパク・低脂質のフードで満腹感を保つ

4. 歯周病

シーズーは短頭種で顎が小さく、歯が密集して生えやすいため、歯垢や歯石が溜まりやすい犬種です。

フードでできる対策:

  • ウェットフードよりドライフードを主食にする
  • 適度に噛む必要がある粒サイズのフードを選ぶ
  • フードだけでなく、定期的な歯磨きも併せて行う

シーズーのドッグフードの選び方|3つの基準

オメガ3・6脂肪酸が豊富な皮膚ケア設計、限定タンパク源でアレルギーに配慮、カロリー控えめで体重管理しやすいフードを選びましょう。

シーズーの体質を踏まえると、フード選びで重視すべきポイントは大きく3つに絞られます。研究データに基づいて、それぞれ解説します。

条件1: オメガ3・6脂肪酸が豊富(皮膚・被毛ケア)

シーズーの皮膚・被毛の栄養に最も重要なのがオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)オメガ6脂肪酸(リノール酸)です。

魚油由来のオメガ3脂肪酸は、犬の皮膚のコンディションに関わる栄養素として注目されています[2]。必須脂肪酸の補給が皮膚の健康維持に役立つことも、研究で示されています[3]

フードを選ぶ際は、原材料に魚油、サーモンオイル、亜麻仁などが含まれているかをチェックしましょう。オメガ3とオメガ6のバランスも重要で、一般的にオメガ6:オメガ3 = 5:1〜10:1の比率が推奨されています。

オメガ脂肪酸の主な供給源

  • オメガ3(EPA・DHA):魚油、サーモンオイル、イワシ、サバ
  • オメガ3(ALA):亜麻仁油、チアシード
  • オメガ6(リノール酸):鶏脂、ひまわり油、コーン油

犬はALAからEPA・DHAへの変換効率が低いため、魚油由来のEPA・DHAを直接摂取できるフードがよい選択肢です。

条件2: 消化の良いタンパク源(アレルゲンリスク低減)

シーズーは食物アレルギーを発症しやすい犬種のひとつです。アレルギーの原因となりやすいタンパク源を避け、消化吸収に優れた低アレルゲンのタンパク質を選ぶことが大切です。

一般的に犬の食物アレルギーの原因として多いのは、牛肉、乳製品、小麦、鶏卵などです。シーズーでアレルギーが疑われる場合は、ラム、魚(サーモン・ホワイトフィッシュ)、鹿肉など、摂取経験が少ないタンパク源(新奇タンパク)を試すのが有効です。

また、消化に良いフードは腸内環境を整えることにもつながり、涙やけのケアという観点でもプラスにはたらく場合があります。

条件3: 適切なカロリー密度(太りやすさに配慮)

シーズーは運動量が少なめで太りやすい体質のため、カロリー密度が高すぎないフードを選ぶことが重要です。NRC(米国学術研究会議)のガイドラインによると、犬の必要エネルギーは体重と活動量に基づいて計算されます[1]

シーズーには330〜370kcal/100g前後のフードが目安です。400kcal/100gを超えるような高カロリーフードは、よほど活発な個体でない限り避けたほうが良いでしょう。

シーズーのカロリー密度目安

  • 標準体型の成犬:340〜370kcal/100g
  • 太り気味の子:300〜340kcal/100g
  • シニア犬(7歳以上):320〜350kcal/100g

フード選びの基準が整理できたところで、シーズーの皮膚と涙やけに配慮した具体的なフードを見ていきましょう。

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下のランキングは、各フードに寄せられた飼い主さんの口コミをまとめたものです。実際に使った家庭の声として、商品選びの参考にしてください。

シーズーのフード別口コミランキング

上のおすすめフードは栄養バランスと犬種適性で選んだ「プロ目線の3選」。こちらはシーズーの飼い主さん14人が実際に使って評価した「リアルな声」です。どちらも参考に、愛犬に合う1品を見つけてください。

シーズーの14件の口コミ
3.5 / 5.0
★5
2件
★4
5件
★3
5件
★2
2件
★1
0件
食いつき平均 2.5 / 5.0(6件の回答)

※ シーズーの飼い主さんの口コミのみを集計し、犬種別の平均評価が高い上位3商品をピックアップしています

1キアオラ ラム&サーモン3.5(2件)ラム、サーモン主原料 / グレインフリー / 添加物不使用 / 387.4kcal/100g

シーズーの1日の食事量は?

シーズー(4〜7kg)の成犬の給餌量は1日約70〜120gが目安で、太りやすい体質のため年齢・BCSに応じた調整が大切です。

シーズーは成長期・成犬期・シニア期で必要な栄養量が変わります。体重と年齢に合わせて適切な給餌量を調整しましょう[1]

シーズー 1日の給餌量目安(350kcal/100gのフードの場合)
体重 子犬(〜1歳) 成犬(1〜7歳) シニア犬(7歳〜)
4kg 95〜110g 70〜80g 60〜70g
5kg 110〜130g 80〜95g 70〜85g
6kg 125〜150g 95〜110g 80〜95g
7kg 140〜165g 105〜120g 90〜105g

上記は体重と活動量をもとにした1日量の目安です(350kcal/100gのフードの場合)。フードのカロリー表示(100gあたりのkcal)や、運動量・年齢・体型の個体差に応じて調整してください。

シーズーの給餌で注意すること

  • おやつは1日のカロリーの10%以内に:太りやすい体質のため、おやつの与えすぎに注意
  • 1日2回に分けて給餌:成犬は朝・夕の2回が基本。子犬期は3〜4回に分ける
  • BCSで定期チェック:2週間ごとに肋骨を触って太り具合を確認
BCS(ボディコンディションスコア)9段階の体型目安
BCS(ボディコンディションスコア)の9段階。肋骨や腰のくびれの触り心地で体型を判定します。

食器の高さが合っていないと首や関節に負担がかかることがあります。詳しくは犬の食器台、高さが合ってないかも?小型犬の体高別・最適な食器の選び方をご覧ください。

フードの切り替え方

新しいフードに切り替える際は、シーズーの皮膚・消化器系に配慮して、10〜14日かけてゆっくり移行するほうが安心です。急な切り替えは下痢や皮膚の悪化を招く場合があります。

  • 1〜3日目:新フード20% + 旧フード80%
  • 4〜6日目:新フード40% + 旧フード60%
  • 7〜10日目:新フード60% + 旧フード40%
  • 11〜14日目:新フード80% + 旧フード20%
  • 15日目以降:新フード100%

シーズーのドッグフードに関するよくある質問

シーズーに合うドッグフードのおすすめは?

WANPAKU が130種類以上から選んだシーズー向けの3選は、FINEST サーモン(サーモン単一・オメガ3が豊富)、ニュートロ ナチュラルチョイス ラム&玄米(ラム主原料・コスパ重視)、モグワン チキン&サーモン(口コミの多い定番)です。いずれもAAFCO(米国の栄養基準)を満たした総合栄養食です[4]

シーズーの涙やけはフードを変えれば治りますか?

涙やけの原因は、食物アレルギーによる涙の量の増加と、短頭種ならではの鼻涙管の構造的な狭さに大きく分かれます。前者であれば低アレルゲンのフードへの切り替えで変化が見られることがありますが、構造的な要因が中心の場合はフードだけで解消するのは難しく、フードは「できることの一つ」と捉えるのが現実的です。涙やけが急に増えた・目を気にする様子があるときは、動物病院での確認をおすすめします。

シーズーの子犬・シニアでフードは変えたほうがいい?

シーズーは子犬期・成犬期・シニア期で必要なエネルギー量が変わります。子犬には成長に対応した子犬用(または全年齢対応)フードを、活動量が落ちるシニア期には体重の増減を見ながらカロリーや量を調整するのが基本です。年齢で銘柄を変えるかどうかより、BCS(体型)に合わせて量を調整することのほうが重要です。フードを切り替える際は10〜14日かけて少しずつ移行すると、皮膚やお腹への負担を抑えられます。

シーズーにグレインフリーフードは必要?

すべてのシーズーにグレインフリーが必要なわけではありません。穀物アレルギーが確認されている場合はグレインフリーが選択肢になりますが、穀物に問題がない子であれば、玄米やオーツ麦など消化性の良い穀物を含むフードでも十分です。グレインフリーかどうかよりも、皮膚や涙やけに関わるタンパク源・脂肪酸の設計を優先して選ぶとよいでしょう。

シーズーの食が細い・食べムラがあるときは?

シーズーは短頭種で口が小さく、食べづらさから食にムラが出ることがあります。当サイトの診断データでも食欲不振は上位の悩みです。粒が大きいフードはぬるま湯で軽くふやかすと食べやすくなり、香りも立ちます。一時的に食べないだけなら様子を見て構いませんが、数日続く・元気がない・下痢や嘔吐を伴うときは、体調不良の可能性があるため動物病院に相談してください。

まとめ

シーズーのフード選びは、オメガ3・6脂肪酸による皮膚・被毛ケア、消化の良い低アレルゲンのタンパク源、適切なカロリー密度の3つが特に大切です。

「皮膚が赤くてかゆそう」「涙やけが取れない」——こうした悩みは、毎日の食事を見直すことで変化が見られる場合があります。今回の3選は、FINEST サーモン(皮膚・涙やけのケア重視)、ニュートロ ナチュラルチョイス ラム&玄米(チキン回避・コスパ重視)、モグワン チキン&サーモン(口コミの多い定番)です。

体質や悩みは一頭ずつ違います。気になるフードが見つかったら、まずは一つ、愛犬に合うか試してみてください。

参考文献を表示(全5件)
  1. NRC (2006). Nutrient Requirements of Dogs and Cats. National Academies Press.
  2. Bauer JE (2011). "Therapeutic use of fish oils in companion animals." Journal of the American Veterinary Medical Association, 239(11), 1441-1451. DOI: 10.2460/javma.239.11.1441
  3. Olivry T, DeBoer DJ, Favrot C, et al. (2015). "Treatment of canine atopic dermatitis: 2015 updated guidelines from the International Committee on Allergic Diseases of Animals (ICADA)." BMC Veterinary Research, 11:210. DOI: 10.1186/s12917-015-0514-6
  4. AAFCO (2024). Official Publication. Association of American Feed Control Officials.
  5. アニコム損害保険株式会社『家庭どうぶつ白書2025』
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