「うちのポメラニアン、被毛がパサパサで毛並みが悪くなってきた…」——そんなお悩みをお持ちの飼い主さんは多いのではないでしょうか。
ふわふわのダブルコートが魅力のポメラニアン。その美しい被毛を維持するには、実は毎日の食事がとても重要です。
「涙やけが気になる」「フードを残してしまう」「太りやすくて困っている」——そんなお悩みはありませんか?
この記事では、ポメラニアンの健康と美しい被毛を守るためのフード選びのポイントを、飼い主さんの声をもとに詳しく紹介します。
ポメラニアンに必要な栄養と体質の特徴
ポメラニアンは体重1.8〜2.5kgの超小型犬で、豊かなダブルコートの維持に良質なタンパク質とオメガ脂肪酸が不可欠。胃が小さいため、少量で栄養を摂れる高栄養密度フードが適しています。
ポメラニアンは体重1.8〜2.5kgの超小型犬で、ドイツ原産のスピッツ系犬種です。豊かなダブルコートと活発な性格が特徴で、独自の栄養管理が必要な犬種です。[2]
アニコムの「家庭どうぶつ白書」では、ポメラニアンは膝蓋骨脱臼(パテラ)や皮膚の疾患が好発疾患の上位に挙げられています[4]。平均寿命は14歳前後で、犬全体の平均(14.1歳)と同程度です。病気をフードで直接防ぐことはできませんが、適正体重の維持と被毛・皮膚に配慮した栄養は、毎日の食事で積み重ねられるケアです。
ダブルコートの維持に栄養が必要
ポメラニアンの最大の特徴であるふわふわの被毛は、内側の柔らかいアンダーコートと外側の長いオーバーコートの二層構造になっています。この美しいダブルコートを維持するには、良質なタンパク質とオメガ脂肪酸が重要なポイントです。
基礎代謝が高い
超小型犬であるポメラニアンは、体重1kgあたりの基礎代謝が大型犬より高いです。活発で好奇心旺盛な性格もあり、効率よく栄養を摂取できるフードが必要になります。
胃が小さい
ポメラニアンの胃は小さく、一度に大量に食べることが難しいため、少量で必要な栄養を摂れる高栄養密度のフードが適しています。
💡 ポメラニアンの標準サイズ
JKC(ジャパンケネルクラブ)の犬種標準では体高21cm±3cmとされ、体重は一般的に1.8〜2.5kg程度が目安です。ただし、個体差があり3kgを超える子もいます。被毛が豊かなため実際より大きく見えますが、実際の体重をしっかり把握することが大切です。
ふわふわの被毛を守るために大切なのは、実はブラッシングだけではありません。次は、飼い主さんが実際に悩むことの多いポイントを見ていきましょう。
ポメラニアンの4つの健康課題|フードでできる対策
飼い主の48.4%が涙やけ、47.9%が皮膚・被毛トラブルに悩んでいます。オメガ3脂肪酸とアレルゲンになりにくいタンパク源を選ぶことで、フード面からケアが可能です。
実際にポメラニアンを飼っている方は、どんなことで悩んでいるのでしょうか?ポメラニアンの飼い主さんによる188回の診断データを見てみましょう。
📊 ポメラニアンの飼い主さんが気になること
ポメラニアンの188回の診断利用データ(2025年9月〜2026年5月)
ポメラニアンの飼い主さん、「涙やけが目立つ...」「毛が薄くなってきた?」と感じたことはありませんか? 約2人に1人(48.4%)が涙やけ、同じく約2人に1人(47.9%)が皮膚・被毛で悩んでいます。ふわふわの被毛を守るために、フードでできることがありますよ。
1. 皮膚・被毛トラブル
ポメラニアンの飼い主さんの約2人に1人(47.9%)が皮膚・被毛に関する悩みを抱えています。ダブルコートは、良質なタンパク質とオメガ脂肪酸が不足すると毛艶やボリュームに影響しやすい部分です。
フードと日常でできる対策:
- オメガ3・オメガ6脂肪酸(EPA・DHA)を含む魚由来のフードを選ぶ
- 被毛の材料になる良質な動物性タンパク質をしっかり摂る
- 亜鉛・ビオチンなど皮膚・被毛に関わる栄養素を含むフードを選ぶ
- ブラッシングで毛のもつれや汚れを取り、皮膚の状態を観察する
2. 涙やけ
ポメラニアンは目が大きく、涙管が細いため涙やけになりやすい犬種です。飼い主さんの48.4%が悩みとして選択しています。涙やけの原因はさまざまで、フードだけで解決できるとは限らないため、気になる場合はまず獣医師に相談しましょう。
フードと日常でできる対策:
- 人工着色料・保存料などの添加物が少ないフードを選ぶ
- 消化に配慮した原材料のフードを選ぶ
- アレルゲンになりにくいタンパク源(魚・ラムなど)を試す
- 目の周りをこまめに拭き、清潔に保つ
3. 食いつき・偏食
ポメラニアンは食にこだわりがある子が多く、39.9%の飼い主さんが食いつき・食欲不振の悩みを抱えています。気に入らないフードを頑なに食べないこともあります。
フードと日常でできる対策:
- 香りの良いフード・嗜好性の高い原材料のフードを選ぶ
- フードをぬるま湯で軽くふやかし、香りを立てる
- おやつの与えすぎが主食拒否の原因になることが多いため、量を見直す
4. 膝蓋骨脱臼(パテラ)
ポメラニアンは膝のお皿がずれやすい膝蓋骨脱臼(パテラ)の好発犬種です[4]。フードで関節そのものを治すことはできませんが、適正体重を保つことは膝への負担を軽くする土台になります。
フードと日常でできる対策:
- 低脂肪・高タンパクのフードで、適正体重を維持する
- 体重が増えると膝への負担も増えるため、給餌量を正確に計量する
- フローリングの滑り止めや、ソファからの飛び降り回避もあわせて行う
⚠️ 換毛期の注意点
ポメラニアンは春と秋に換毛期があり、アンダーコートが大量に抜けます。この時期は栄養需要が高まるため、タンパク質とオメガ脂肪酸を意識的に摂取させることで、新しい被毛の成長に必要な栄養を補給できます。抜け毛のお手入れ(ブラッシングの頻度・道具やサマーカットの注意点)は「ポメラニアンの抜け毛と換毛期の対策」で詳しく解説しています。
被毛のパサつきや涙やけの不安を和らげるために、どんなフードを選べばいいのか? 5つの基準で整理しました。
ポメラニアンのドッグフードの選び方|5つの基準
オメガ脂肪酸豊富・良質な動物性タンパク質が主原料・小粒(6〜10mm)・消化に優しい原材料・適度なカロリー密度の5条件がポメラニアンのフード選びの基本です。
ポメラニアンの特性を踏まえて、ポメラニアンに合うドッグフードを選ぶための5つのポイントをお伝えします。
ポイント1: オメガ脂肪酸が豊富なフード
ポメラニアンの美しいダブルコートを維持するには、オメガ3・オメガ6脂肪酸がバランスよく配合されたフードが必須です。サーモン、サーモンオイル、亜麻仁油などを含むフードを選びましょう。
- オメガ3の目安:0.5%以上(EPA・DHAとして)
- オメガ6の目安:2〜3%程度
- オメガ6:オメガ3比率:5:1〜10:1が理想的[1]
ポイント2: 良質な動物性タンパク質がメイン
被毛の主成分であるケラチンはタンパク質から作られます。チキン、ラム、魚など良質な動物性タンパク質が第一原材料のフードを選びましょう。数値の目安よりも、動物性タンパク質が主原料に使われているかを確認することが大切です。
ポイント3: 小粒サイズを選ぶ
ポメラニアンには6〜10mm程度の小粒フードが適しています。小さな口でも無理なく噛めるサイズを選ぶことで、消化吸収も良くなります。
ポイント4: 消化に優しい原材料
涙やけや皮膚トラブルへのケアとして、消化吸収の良い原材料を使用したフードを選びましょう。ラムや魚は比較的消化が良く、アレルゲンになりにくいとされています。
ポイント5: 適度なカロリー密度
ポメラニアンは太りやすい傾向があるため、カロリー密度はおおむね340〜390kcal/100gが目安です。高すぎると肥満の原因に、低すぎると必要な栄養が摂れません。
💡 被毛ケアにおすすめの原材料
- サーモン・サーモンオイル:オメガ3(EPA・DHA)が豊富
- 亜麻仁油・チアシード:植物性オメガ3(ALA)の供給源
- 卵:ビオチンと良質なタンパク質を含む
- 亜鉛を含む原材料:皮膚のケアに重要
ここまで読んでくださったあなたなら、愛犬に合うフードの条件がイメージできているはず。その条件にマッチするフードを3つに絞りました。
ポメラニアンにおすすめのドッグフード3選|比較表付き
「うちの子に合うフード、結局どれ?」——そんなポメラニアンの飼い主さんの声から、被毛と涙やけに配慮した3品を選びました。
低脂肪・国産・無添加の観点で選んだ3品。いずれもAAFCO(米国の栄養基準)を満たす総合栄養食で、ダブルコートの被毛と体重管理に配慮できます。
サーモン配合でオメガ3を補給できるもの、低脂肪設計のもの、雑穀・野菜を組み合わせたものなど、異なるアプローチからポメラニアンの体質に合うものを選びました。実際の飼い主さんの評価は口コミもあわせてご覧ください。
このこのごはん
低脂肪設計
こんな方におすすめ
- 国産・無添加の小粒フードを選びたい
- 低脂肪(脂質8%)で続けやすいものが良い
- 小さな口でも食べやすい粒サイズが良い
鶏肉(ささみ・胸肉・レバー)を主原料に、青パパイヤやモリンガなどの植物素材を組み合わせた国産の総合栄養食です。脂質は8%と控えめで、カロリーは343kcal/100g。香料・着色料不使用の無添加設計で、小型犬の小さな口に合わせた小粒タイプです。タンパク質20.9%と動物性タンパクを軸にした構成で、ダブルコートの被毛を持つポメラニアンの毎日の食事に取り入れやすい1品です。
| カロリー | 343kcal/100g |
|---|---|
| 粒サイズ | 約7〜8mm |
| タンパク質 | 20.9% |
| 主原料 | 鶏肉 |
| 価格目安 | 約3,850円/kg |
ポメラニアンの飼い主さんの声
モグワン チキン&サーモン
グレインフリー
飼い主さんの口コミ ★4.3(3件)
こんな方におすすめ
- 飼い主の口コミ評価を参考に選びたい
- チキンとサーモンのバランス型を選びたい
- グレインフリーのフードを探している
多くの小型犬の飼い主に選ばれてきた、口コミ実績のあるグレインフリーフードです。放し飼いチキンと生サーモンを56.5%使用し、サーモン由来のオメガ3脂肪酸を含みます。タンパク質27%・脂質10%・361.5kcal/100gの栄養構成で、香料・着色料不使用。チキンとサーモンを組み合わせた総合栄養食で、ダブルコートの被毛を持つポメラニアンの食事に取り入れやすい1品です。下の口コミも選ぶ際の参考にしてください。
| カロリー | 361.5kcal/100g |
|---|---|
| 粒サイズ | 約8〜10mm |
| タンパク質 | 27% |
| 主原料 | 鶏肉、サーモン |
| 価格目安 | 約3,031円/kg |
ポメラニアンの飼い主さんの声
「よく食べる」
「とうもろこし、脱脂粉乳ダメです」
金の旨味
国産
こんな方におすすめ
- 国産・無添加のフードを選びたい
- 鶏肉を主原料にした穀物入りタイプが良い
- 雑穀や野菜を組み合わせた構成を選びたい
鶏肉を主原料に、玄米・黒米・はと麦などの雑穀やブロッコリー・かぼちゃなどの野菜を組み合わせた国産の総合栄養食です。香料・着色料不使用の無添加設計で、カロリーは357kcal/100g、タンパク質20.6%・脂質10.7%。イヌリン(水溶性食物繊維)やフラクトオリゴ糖を含む構成で、ダブルコートの被毛を持つポメラニアンの毎日の食事に取り入れやすい1品です。
| カロリー | 357kcal/100g |
|---|---|
| 粒サイズ | 約7mm |
| タンパク質 | 20.6% |
| 主原料 | 鶏肉 |
| 価格目安 | 約5,028円/kg |
おすすめフード比較表
| 商品名 | カロリー | 脂質 | 特徴 | 価格/kg |
|---|---|---|---|---|
| このこのごはん | 343kcal | 8% | 国産・無添加・小粒 | 約3,850円 |
| モグワン チキン&サーモン | 361.5kcal | 10% | 口コミ実績・グレインフリー | 約3,031円 |
| 金の旨味 | 357kcal | 10.7% | 国産・無添加・雑穀入り | 約5,028円 |
うちの子にはどれ?タイプ別の選び方
- 国産・無添加で低脂肪のフードを続けたい → 脂質8%で小粒のこのこのごはん
- 飼い主の口コミ評価を参考に選びたい → 口コミ実績のあるグレインフリーのモグワン チキン&サーモン
- 雑穀や野菜を組み合わせた国産フードが良い → 鶏肉主原料で無添加の金の旨味
ここからは、実際にポメラニアンと暮らす飼い主さんから寄せられた口コミです。同じ犬種だからこそ参考になる、リアルな声をご覧ください。
ポメラニアンの飼い主さんの口コミ
上のおすすめフードは栄養バランスと犬種適性で選んだ「プロ目線の3選」。こちらはポメラニアンの飼い主さん62人が実際に使って評価した「リアルな声」です。どちらも参考に、愛犬に合う1品を見つけてください。
ポメラニアンの1日のご飯の量は?体重別早見表
ポメラニアンのご飯の量は、2.0kgで約40〜55g、2.5kgで約48〜65g、3.0kgで約55〜78g、5.0kgで約80〜105gが1日の目安(活動量による・360kcal/100gフード)。適正体重は1.8〜2.5kg。被毛で体型が分かりにくいため、月1回の体重測定とBCS(体型)チェックで補正を。
ポメラニアンは被毛が豊かなため実際の体重がわかりにくいことがあります。定期的に体重を測定し、適切な給餌量を調整しましょう。
| 体重 | 成犬(標準) | 成犬(活発) | シニア犬 |
|---|---|---|---|
| 1.8kg | 35〜40g | 42〜48g | 30〜35g |
| 2.0kg | 40〜45g | 48〜55g | 35〜40g |
| 2.5kg | 48〜55g | 58〜65g | 42〜48g |
| 3.0kg | 55〜65g | 68〜78g | 48〜55g |
⚠️ ポメラニアンの給餌で注意すること
- 1日2〜3回に分けて給餌:小さな胃に配慮して少量ずつ
- 換毛期は栄養を意識:被毛の生え変わり時期は栄養需要が増加
- 被毛で体型がわかりにくい:定期的に触って肋骨の感触を確認
愛犬の体重から1日の必要カロリーを正確に知りたい場合は、カロリー自動計算ツールもご活用ください。
ポメラニアンは食にこだわりがある一方で、運動量が落ちると太りやすい面もあります。体重が増えてきたと感じたら、太りやすい犬の体重管理ガイドで無理のない減量の進め方を確認してみてください。
BCS(ボディコンディションスコア)で体型チェック
ポメラニアンは被毛が豊かで体型が見た目ではわかりにくいため、体重の数値だけでなく実際に触って判断することが大切です。
- 肋骨:軽く触れて肋骨が感じられればOK。触っても分からないのは太りすぎ
- 腰のくびれ:上から見て、肋骨の後ろに軽いくびれがあればOK
- お腹のライン:横から見て、お腹がなだらかに引き締まっていればOK
フードの切り替え方
新しいフードに切り替える際は、ポメラニアンの繊細な消化器系に配慮して、10〜14日かけてゆっくり移行することを検討してください。[3]
- 1〜3日目:新フード20% + 旧フード80%
- 4〜6日目:新フード40% + 旧フード60%
- 7〜10日目:新フード60% + 旧フード40%
- 11〜14日目:新フード80% + 旧フード20%
- 15日目以降:新フード100%
ポメラニアンのドッグフードに関するよくある質問
ポメラニアンに合うドッグフードのおすすめは?
WANPAKU が140種類以上から選定した3選は、このこのごはん(国産・無添加・小粒)、モグワン チキン&サーモン(口コミ実績・グレインフリー)、金の旨味(国産・無添加・雑穀入り)です。いずれもAAFCO栄養基準を満たします[1]。
ポメラニアンの被毛がパサパサになるのはなぜ?
ポメラニアンの被毛がパサパサになる主な原因は、オメガ3・オメガ6脂肪酸の不足、タンパク質不足、または季節の換毛期です。ダブルコートを健康に保つには、良質な動物性タンパク質とオメガ脂肪酸が豊富なフードを選ぶことが重要です。サーモンオイルや亜麻仁油を含むフードが選択肢になります。
ポメラニアンに与えてはいけない食べ物は?
玉ねぎ・ねぎ類、チョコレート、ぶどう・レーズン、キシリトール入りの食品は中毒を起こすため絶対に与えないでください。また、味の濃い人の食べ物や脂肪の多いものは、肥満や消化不良につながるため避けます。おやつは1日の給餌量の10%以内にとどめ、主食の総合栄養食を中心にしましょう。
ポメラニアンの1日の餌の量は?
成犬のポメラニアンの1日の餌の量は、体重2.0kgで約40〜55g、2.5kgで約48〜65g、3.0kgで約55〜78g、5.0kgで約80〜105gが目安です(活動量による・360kcal/100gのフードの場合)。被毛が豊かで体型がわかりにくいため、月1回は体重を測り、BCS(体型)を見ながら2週間ごとに調整してください。
ポメラニアンの子犬には、どんなフードを選べばいい?
子犬期は成長のために十分な栄養とエネルギーが必要なため、子犬用または全年齢対応の総合栄養食を選びます。ポメラニアンは胃が小さく低血糖を起こしやすいため、1日3〜4回に分けて与えます。生後12ヶ月ごろまでは月齢に応じて必要量が変わるので、パッケージの表示と体型を見ながら調整しましょう。
まとめ
ポメラニアンのフード選びは、オメガ脂肪酸、良質なタンパク質、小粒サイズ、消化に優しい原材料、適度なカロリー密度の5つがポイントです。
「被毛がパサパサになってきた」「涙やけが気になる」と感じたら、まずは今のフードの成分表を確認してみてください。オメガ3・オメガ6脂肪酸や良質なタンパク質が十分に含まれているかは、被毛ケアを考えるうえで大切なポイントです。
毎日の食事は、愛犬の被毛を内側からケアする一番身近な方法です。まずは一つ、気になるフードを試してみてください。