「チワワが急にぐったりして、病院に駆け込んだら低血糖だった…」——そんな経験をされた飼い主さん、実は意外と多いんです。
チワワは世界最小の犬種。あの小さな体で元気いっぱい走り回る姿は愛らしいものです。しかし、その小ささゆえに、フード選びには他の犬種以上の配慮が必要です。
「うちの子、なかなかご飯を食べてくれない…」「粒が大きすぎて残してしまう」——そんなお悩みを抱えていませんか?
この記事では、チワワの健康を守るためのフード選びのポイントを、わかりやすく解説します。ぜひ最後までお付き合いください。
チワワってどんな体質?栄養ニーズの特徴
チワワは体重1.5〜3kgの超小型犬で、メキシコ原産の世界最小犬種です[2]。愛らしい外見とは裏腹に、独自の栄養管理が必要な犬種でもあります。
基礎代謝が非常に高い
チワワのような超小型犬は、体重1kgあたりの基礎代謝が大型犬の約2倍にもなります。小さな体で体温を維持するために、たくさんのエネルギーを消費しています。そのため、カロリー密度の高いフード(360kcal/100g以上)が適しています。
胃が小さい
チワワの胃はとても小さく、一度にたくさん食べることができません。しかし基礎代謝は高いため、少量で効率よく栄養を摂れるフードが必要になります。これが「高カロリー密度」が大切な理由の一つです。
寒さに弱い
メキシコの温暖な地域が原産のチワワは、寒さがとても苦手です。特に冬場は体温維持のためにエネルギーをたくさん使うので、給餌量を10〜15%増やすことをおすすめします。
💡 チワワの標準サイズ
JKC(ジャパンケネルクラブ)の基準では、チワワの理想体重は1.5〜3kgとされています。ただし、最近は「極小チワワ」として1.5kg未満の個体も見られますが、健康上のリスクが高いため注意が必要です。
チワワに多い3つの健康課題
チワワは犬種特有の体質から、いくつかの健康上の課題を抱えやすい傾向があります。しかし、日々のフード選びで対策できることも多いです。順番に見ていきましょう。
📊 チワワの飼い主さんが選択した悩み
当サイト診断データ 2025年9月〜2026年1月(n=105)
体重管理(43.8%)と皮膚・被毛(41.9%)、食欲不振(40.0%)が上位を占め、チワワ特有の給餌の難しさが反映されています。
1. 低血糖症
チワワで最も注意すべき健康課題が低血糖症です[3]。体が小さく、体内にグリコーゲン(糖の貯蔵形態)を蓄える量が少ないため、食事間隔が空くと血糖値が急激に下がることがあります。
症状としては、ぐったりする、震える、ふらつく、意識がぼんやりするなどがあり、重症化するとけいれんや昏睡状態に陥ることもあります。特に子犬期は要注意で、成犬でも空腹時間が長くなりすぎないよう注意が必要です。
⚠️ 低血糖の応急処置
低血糖が疑われる場合は、砂糖水やはちみつを歯茎に塗るなどの応急処置を行い、すぐに動物病院を受診してください。普段から高カロリーのおやつを携帯しておくと安心です。
2. 膝蓋骨脱臼(パテラ)
小型犬に多い膝蓋骨脱臼は、チワワでも発症率が高い疾患です[4]。膝のお皿(膝蓋骨)が正常な位置からずれてしまう状態で、チワワの約20〜30%が何らかのグレードのパテラを持っているとも言われています。
フードでできる対策としては、適正体重の維持(肥満は関節への負担大)と、グルコサミン・コンドロイチンなどの関節サポート成分を含むフードを選ぶことがあります。
3. 歯周病
チワワは口が小さく、歯が密集して生えているため、歯垢や歯石が溜まりやすく、歯周病になりやすい犬種です。3歳以上のチワワの約80%が何らかの歯周病を抱えているというデータもあります。
フード選びでは、ウェットフードよりもドライフードを主食にし、適度に噛む必要がある粒サイズを選ぶと良いでしょう。
どんなフードを選べばいい?5つのポイント
チワワの特性を踏まえて、最適なドッグフードを選ぶための5つのポイントをお伝えします。
ポイント1: 超小粒サイズを選ぶ
チワワには5〜7mm程度の超小粒フードがおすすめです。世界最小の犬種だけあって、口もとても小さいです。一般的な小型犬用フードでも大きすぎることがあります。大きな粒だと丸呑みして窒息するリスクもあるので、「超小型犬用」と書いてあるフードを選んでください。
ポイント2: 高カロリー密度のフード
低血糖対策のために、カロリー密度の高いフード(360kcal/100g以上)を選びましょう。低カロリーフードだと必要なエネルギーを摂るためにたくさん食べる必要があり、小さな胃では消化しきれません。
💡 カロリー密度の目安
- 標準的なフード:340〜360kcal/100g
- チワワにおすすめ:360〜400kcal/100g
- ダイエット用:300〜330kcal/100g(チワワには不向き)
ポイント3: 関節サポート成分の配合
膝蓋骨脱臼が心配な子には、グルコサミン、コンドロイチン、MSMなどの関節サポート成分が入ったフードを選ぶと安心です。若いうちから摂取しておくと、関節の健康維持に役立ちます。
ポイント4: 適度なタンパク質・脂質バランス
チワワにはタンパク質22〜28%、脂質10〜15%程度のフードがおすすめです。タンパク質が高すぎると腎臓に負担がかかることもありますし、脂質が多すぎると太りやすくなります。バランスの取れた栄養設計のものを選んでください。
ポイント5: 消化に優しい原材料
チワワはお腹がデリケートな子が多いです。消化吸収の良い動物性タンパク質(チキン、ラム、魚など)がメインで、消化に負担がかかる原材料(大量の穀物、人工添加物など)を避けたフードを選びましょう。
おすすめドッグフード5選
ここからは、チワワの特性を踏まえてWANPAKUが厳選したおすすめフードをご紹介します。すべてAAFCO栄養基準を満たした総合栄養食です[1]。
ニュートロ ナチュラルチョイス ラム&玄米 超小型犬用
💡 こんな子におすすめ
- チキンアレルギーがある子
- 小さな口でも食べやすいフードを探している
- コスパ重視で長く続けたい
チワワの小さな口に最適な5〜6mmの超小粒設計。ラム肉を主原料とし、チキンアレルギーの子にも安心して与えられます。玄米を使用しているため、グレインフリーではありませんが、消化吸収に優れた設計です。価格も手頃で、継続しやすいのもポイントです。
| カロリー | 360kcal/100g |
|---|---|
| 粒サイズ | 約5〜6mm |
| 主原料 | ラム・玄米 |
| 価格目安 | 約1,455円/kg |
Nutro シュプレモ 超小型犬〜小型犬用 エイジングケア
💡 こんな子におすすめ
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)が心配な子
- 5歳以上のシニア期に入った子
- 皮膚・被毛のケアもしたい
関節サポート成分のグルコサミンを配合し、チワワに多い膝蓋骨脱臼が気になる子に適したフードです。5歳以上のシニア犬向けですが、若いうちから関節ケアを始めたい飼い主さんにもおすすめ。オメガ脂肪酸も配合され、皮膚・被毛の健康もサポートします。
| カロリー | 360kcal/100g |
|---|---|
| 粒サイズ | 約6〜8mm |
| 主原料 | チキン・玄米 |
| 価格目安 | 約2,023円/kg |
yum yum yum! チキン
💡 こんな子におすすめ
- 食が細くて食べムラがある子
- 国産・無添加にこだわりたい
- 香りの良いフードで食欲を刺激したい
国産の新鮮なチキンを使用し、人間が食べられるレベルの原材料で作られたプレミアムフードです。食いつきの良さに定評があり、食が細いチワワにもおすすめ。6〜7mmの小粒設計で、チワワの小さな口でもストレスなく食べられます。
| カロリー | 348kcal/100g |
|---|---|
| 粒サイズ | 約6〜7mm |
| 主原料 | 鶏肉(国産) |
| 価格目安 | 約3,246円/kg |
プロフェッショナル・バランス 1歳から
💡 こんな子におすすめ
- 関節ケアを重視したい子
- コスパ良く続けられるフードを探している
- 国産フードで安心したい
国産メーカーが作る、コストパフォーマンスに優れたプレミアムフードです。グルコサミン520mg/kgと高配合で、チワワの膝蓋骨脱臼対策に最適。価格が手頃なので、長期的に継続しやすいのも大きなメリットです。
| カロリー | 365kcal/100g |
|---|---|
| 粒サイズ | 約5〜8mm |
| 主原料 | チキン |
| 価格目安 | 約1,228円/kg |
HEKA グレインフリー サーモン
💡 こんな子におすすめ
- 穀物アレルギーがある子
- 皮膚・被毛トラブルが気になる
- サーモン好きでお魚派の子
ドイツ産の高品質グレインフリーフード。フレッシュサーモン25%とサーモンオイル0.5%を使用。皮膚・被毛の健康を重視する飼い主さんにおすすめ。グレインフリーなので、穀物アレルギーのチワワにも安心して与えられます。
| カロリー | 343.1kcal/100g |
|---|---|
| 粒サイズ | 約6-8mm |
| 主原料 | フレッシュサーモン |
| 価格目安 | 約2,211円/kg |
おすすめフード比較表
| 商品名 | 粒サイズ | カロリー | 特徴 | 価格/kg |
|---|---|---|---|---|
| ニュートロ ナチュラルチョイス | 5〜6mm | 360kcal | 超小粒、ラム主体 | 約1,455円 |
| Nutro シュプレモ エイジング | 6〜8mm | 360kcal | 関節ケア、シニア向け | 約2,023円 |
| yum yum yum! | 6〜7mm | 348kcal | 国産、食いつき◎ | 約3,246円 |
| プロフェッショナル・バランス | 5〜8mm | 365kcal | 関節ケア、高コスパ | 約1,228円 |
| HEKAサーモン | 6-8mm | 343.1kcal | グレインフリー、コスパ◎ | 約2,211円 |
体重別の給餌量目安
チワワは個体差が大きい犬種です。体重に合わせて適切な給餌量を調整しましょう。
| 体重 | 成犬(標準) | 成犬(活発) | シニア犬 |
|---|---|---|---|
| 1.5kg | 30〜35g | 38〜42g | 25〜30g |
| 2kg | 40〜45g | 50〜55g | 35〜40g |
| 2.5kg | 48〜55g | 60〜68g | 42〜48g |
| 3kg | 55〜65g | 68〜78g | 48〜55g |
⚠️ チワワの給餌で注意すること
- 1日2〜3回に分けて給餌:低血糖予防のため、食事間隔を空けすぎない
- 朝食は早めに:夜間の絶食時間が長いため、朝食は早めに与える
- 冬場は給餌量を増やす:体温維持のため、10〜15%増量を検討
フードの切り替え方
新しいフードに切り替える際は、チワワのデリケートな消化器系に配慮して、10〜14日かけてゆっくり移行することをおすすめします。
- 1〜3日目:新フード20% + 旧フード80%
- 4〜6日目:新フード40% + 旧フード60%
- 7〜10日目:新フード60% + 旧フード40%
- 11〜14日目:新フード80% + 旧フード20%
- 15日目以降:新フード100%
よくある質問
Q. チワワが低血糖を起こしやすいのはなぜ?
チワワは体が小さく、体内に蓄えられるグリコーゲン(糖の貯蔵形態)が少ないため、食事間隔が空くと血糖値が急激に下がりやすいのが特徴です。特に子犬期は要注意で、1日3〜4回に分けて給餌することが推奨されます。成犬でも8時間以上食事間隔を空けないようにしましょう。
Q. チワワに最適なフードの粒サイズは?
チワワには5〜7mm程度の超小粒フードが最適です。世界最小の犬種であるチワワは口が非常に小さいため、大きな粒は噛み砕けず、丸呑みによる窒息や消化不良のリスクがあります。また、歯の健康を考えても、適度に噛める小粒サイズを選ぶのがおすすめです。
Q. チワワの1日の給餌量の目安は?
成犬のチワワ(体重2kg)の場合、1日あたり約40〜50gが目安です(360kcal/100gのフードの場合)。ただし、チワワは個体差が大きく、1.5kgの子もいれば3kgを超える子もいます。体重に合わせて給餌量を調整し、BCSを確認しながら2週間ごとに見直すことをおすすめします。
Q. チワワの歯周病対策にフードでできることは?
チワワは口が小さく歯が密集しているため、歯周病になりやすい犬種です。フードでできる対策としては、適度に噛む必要がある粒サイズ(5〜7mm)を選ぶこと、ウェットフードよりドライフードを主食にすること、歯石ケア成分配合のフードを選ぶことなどがあります。ただし、フードだけでは十分とは言えないので、定期的な歯磨きも併せて行いましょう。
まとめ
チワワのドッグフード選びでは、超小粒サイズ、高カロリー密度、関節サポート成分、適度なタンパク質・脂質、消化に優しい原材料の5つのポイントを押さえることが大切です。
特にチワワは低血糖を起こしやすいため、食事間隔を空けすぎないこと、カロリー密度の高いフードを選ぶことが重要です。また、膝蓋骨脱臼が心配な子は、若いうちから関節サポート成分の摂取を心がけましょう。
愛犬の健康状態や好みに合わせて、この記事で紹介したフードを参考に、最適な一品を見つけてください。