食物アレルギーが気になる成犬が、このフードを選んでよいかどうかを、原材料の表示から確かめます。
💡 鶏・牛・小麦をたんぱく源にしたくない成犬で、魚・大豆・とうもろこし・乳に問題がなければ候補になります。
- 鶏・牛・小麦を避けたい子
低アレルゲン設計で、たんぱく源として小麦・鶏・牛は使っていないと、メーカーは説明しています[1]。原材料の表示にも、鶏肉・牛肉・小麦の名前はありません。ただし「動物性油脂」は、どの動物の脂か表示から分かりません。鶏・牛に強く反応する子は、買う前にメーカーへ問い合わせましょう。 - 魚・大豆・とうもろこし・乳に反応が出る子
向きません。向かない理由と行き先を確かめましょう。 - アレルギーの原因をはっきりさせたい子
メーカーは「病気の治療を目的とした療法食ではありません」と明記しています[1]。アレルギーの診断や、疑わしい食材を外して様子を見る除去食の代わりにはなりません。「食物アレルギー以外の原因も考えられる」ため、体調の変化があれば獣医師に相談してください(メーカーの案内)[1]。 - 続けやすい価格か知りたい方
体重5kgの成犬で、1日約113円、1か月約3,375円です(楽天の2.3kg基準)。ほかの体重は費用の表にあります。
原材料に反応しやすい食材は入っている?
魚介類・脱脂大豆・とうもろこしと、カゼインの名がつく成分が入っています[1]。
原材料一覧
主原料:穀類(とうもろこしなど)・魚介類(フィッシュミールなど)
原材料の読み方
先頭はとうもろこし、2番目に魚介類
表示の先頭3項目
- 1穀類(トウモロコシ、ライスブラン、米ほか)
- 2魚介類(フィッシュミール、フィッシュパウダーほか)
- 3油脂類(動物性油脂、植物性油脂)
全原材料を見る
穀類(トウモロコシ、ライスブラン、米、コーングルテンミール、コーングルテンフィード)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュパウダー、フィッシュエキスパウダー、マリンコラーゲン、小魚粉末(DHA、EPA/オメガ-3脂肪酸源))、油脂類(動物性油脂、植物性油脂(オメガ-6脂肪酸含む))、脱脂大豆、海藻粉末(DHA源)、ビール酵母(β-グルカン源)、乳酸菌加熱菌体、糖類(オリゴ糖、エリスリトール)、カゼインホスホペプチド、果実類(クランベリーパウダー、ブルーベリーパウダー(アントシアニン源))、トマト(リコピン源)、L-カルニチン、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、グルコン酸亜鉛、硫酸亜鉛、ヨウ素、コバルト)、ビタミン類(A、B2、B6、B12、D、E、パントテン酸、コリン)、バチルスサブチルス(活性菌)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、アミノ酸類(アルギニン、タウリン、メチオニン)、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸
名前から分かりにくい原料は?
- 動物性油脂
表示は「動物性油脂」とだけで、どの動物の脂かは分かりません[1]。メーカーの説明は、「たんぱく源として」小麦・鶏・牛を使わないという範囲です。届いた袋の表示も確かめ、メーカーに問い合わせてから選びましょう。見落としやすい原料は「隠れアレルゲン検出ガイド」にまとめています。 - コーングルテンミール
とうもろこしのたんぱく質を集めた原料で、小麦のグルテンとは別の原料です。穀物ごとの違いは「ドッグフードの穀物は悪い?6種の特徴とグレインフリーとの違い」にまとめています。 - カゼインホスホペプチド
名前のカゼインは、乳のたんぱく質です。乳に反応が出る子は、この成分も確かめましょう。
フィッシュミールなどのミールの見方は「ミール・副産物は危険?原材料の品質を見分ける3つの基準」にまとめています。
添加物は使われている?
| 項目 | 状況 | 詳細 |
|---|---|---|
| 着色料 | 記載なし | 原材料の表示に記載はありません |
| 香料 | 記載なし | 原材料の表示に記載はありません |
| 保存料 | 記載なし | 原材料の表示に記載はありません |
| 酸化防止剤 | 天然由来 | ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物 |
添加物について詳しくは「ドッグフードラベルの読み方ガイド」もご参照ください。
栄養成分とカロリーは多い?少ない?
タンパク質と脂質は200種類以上の中で少ない側、カロリーと粗繊維は標準の位置です[1]。
栄養成分の数値と順位は?
| 成分 | 値 | 評価 | 200種類以上中 |
|---|---|---|---|
| タンパク質 | 23%以上 | 低め | 154位 |
| 脂質 | 10%以上 | 低め | 70位 |
| カロリー | 360kcal | 標準 | 105位 |
| 粗繊維 | 3%以下 | 標準 | 145位 |
| 灰分 | 8.5%以下 | — | — |
| 水分 | 10%以下 | — | — |
| 炭水化物 | 45.5%(推定) | — | — |
| カルシウム | 1%以上 | — | — |
| リン | 0.8%以上 | — | — |
| 100gあたり | 約98円 | 低め | 6位 |
※順位と評価は、当サイトの商品データベースに登録しているフード230商品(一般食を除く。販売終了や、ウェットなど水分の多いフードも含む)の中での位置です。タンパク質・カロリー・粗繊維は多い順、脂質と価格は少ない順に数え、同じ値は同じ順位です(100gあたりの価格は、価格を比べられる216商品の中で数えます)。「以上」「以下」「標準値」などの表記の違いは区別せず、数値だけを並べています。評価の「高め」は値が大きい側の3分の1、「低め」は小さい側の3分の1、「標準」はその間です。順位も評価も、数値の大小の位置を表すもので、栄養の良し悪しを示すものではありません。
メーカーは、1日の量を1〜2回に分けて与えるよう案内しています[1]。200ccの計量カップ1杯は約80gです。
1日あたり何円?コストシミュレーション
100gあたり約98円は、安い順に200種類以上中6位です。体重ごとの1日の金額は、メーカーが示す1日に与える量の目安で計算しました[1]。
| 体重 | 1日に与える量 | 1日コスト | 1ヶ月コスト |
|---|---|---|---|
| 3kg(チワワ等) | 約80g | 約78円 | 約2,348円 |
| 5kg(トイプードル等) | 約115g | 約113円 | 約3,375円 |
| 10kg(柴犬等) | 約195g | 約191円 | 約5,723円 |
※量は、メーカーが示す目安(このフードと水だけを与える場合)の値です。
価格は楽天の2.3kg(2,250円)基準です(2026年10月時点)。Amazonの2.3kgはです。
口コミの欄の「このフードのめやす」は、カロリーから当サイトが計算した例なので、量が違います。与える量は、この表のメーカーの目安を基準にしましょう。
容量は200g・2.3kg・4.7kgの3つで、2.3kgは小分け6袋です[1]。
公式の量なら、体重3kgの成犬で約29日分です。5kgなら約20日分、10kgなら約12日分です。
皮膚や消化の悩みにも合う?
皮膚・被毛ケアも消化サポートも、星は3段階の2つ目で、真ん中の評価です。原材料と栄養成分から、当サイトが判定した目安です。
| 悩み | 評価 | 根拠 |
|---|---|---|
| 避けたい食材との相性 | 個別確認 | 主原料だけでなく全原材料と、避けたい食材を照合してください |
| 皮膚・被毛ケア | ★★☆ | 魚介類のほかに、小魚粉末と海藻粉末をDHAなどの供給源として配合。メーカーはDHA・EPAを850mg/kg配合と説明しています(皮膚・被毛ケアフードの選び方) |
| 消化サポート | ★★☆ | 乳酸菌加熱菌体、オリゴ糖、活性菌を配合(メーカーの説明は「健康的な消化を維持」[1])。粗繊維は3%以下で、多い順に200種類以上中145位です(お腹にやさしいフードの比較) |
反応する食材は犬ごとに違います。買う前に、販売ページの原材料表示も見て、避けたい食材が入っていないか確かめましょう。
どんな子に向かない?
犬の食物アレルゲンとして報告が多いのは、牛肉・乳製品・鶏肉・小麦などです[2]。次の子は、ほかのフードも比べて選びましょう。
| 魚に反応が出る子 | 原材料に魚介類があります。魚にアレルギーがある子には向きません |
|---|---|
| 大豆・とうもろこしに反応が出る子 | 脱脂大豆とコーングルテンミールが入ります(原材料) |
| 乳に反応が出る子 | 「カゼインホスホペプチド」が入ります(原料の説明) |
| アレルギーの原因をはっきりさせたい子 | 除去食の進め方は、「除去食の8週間の記録ツール」と「食物アレルギー対応の選び方」で紹介しています |
| 子犬 | 1歳以上の成犬用です。メーカーは、12ヶ月ごろまでの子犬には子犬用フードを与えるよう案内しています[1] |
| タンパク質の多いフードを選びたい | タンパク質は23%以上で、多い順に200種類以上中154位です |
魚や乳を避けたいときは、原材料を比べられる「低アレルゲンのドッグフード5選」から選びましょう。
口コミ・評判はどう?
ビューティープロ ドッグ 食物アレルゲンに配慮 1歳からの口コミは3件で、3件とも★3、平均は3.0点です。
食いつきの設問は1件の回答があり、「よく食べる」が1件でした。
使っている期間は、回答のあった1件が「1〜3ヶ月」です。
コスパの評価は1件の回答で、平均3.0点です。
コメントのある2件には、「毎回きれいに完食します。」という声と、「特に問題なく食べてくれていたのに、急に吐くようになって食べなくなりました。」という声があります。
※個人の感想です。効果を保証するものではありません。口コミは、無料のドッグフード診断を利用する際などに、いま与えているフードについて投稿いただいたものです。詳しくは口コミの集め方と数え方をご覧ください。
3件の口コミの平均評価は3.0点。
涙やけが薄くなった気がします。 特に変化は感じていません。 毎回きれいに完食します。 値段相応だと思います。
特に問題なく食べてくれていたのに、急に吐くようになって食べなくなりました。
ビューティープロシリーズの口コミ
ドッグフードだけでは殆ど食べず、チュールなどかけて食べたり食べなかったりです。私の顔を見ればオヤツを要求してくる日が続いてます
うんちの様子は、しっかりした便をしてくれる。 体重が少し減ってきた。少しだけ、ふりかけを加えるとより食いつきが良くなった。
食いつきが悪い 体重を増やしたい
このフードのめやす
| 対象の年齢 | 成犬 |
|---|---|
| 粒の大きさ | 小粒 |
| 1日の量 | 体重5kgの子で約104g(例) |
| 1日の費用 | 約102円(例) |
| 主なたんぱく源 | 魚 |
※体重ごとの1日の量は、避妊・去勢済みの成犬が標準的な活動量で過ごすと仮定し、この商品のカロリーから計算した目安です。実際の量は犬の状態で変わります。費用は、楽天の2.3kg(2,250円)の価格で計算しています(2026年10月時点)。
ほかのフードと比べると?
原材料に魚を使う国産の成犬用フードを、同じ項目で並べました。魚に反応が出る子には、この3商品はどれも向きません(行き先は「どんな子に向かない?」)。
| 商品名 | タンパク質 | 脂質 | 粗繊維 | カロリー | 100gあたり |
|---|---|---|---|---|---|
| ビューティープロ ドッグ 食物アレルゲンに配慮 1歳から(この記事) | 23%以上 | 10%以上 | 3%以下 | 360kcal | 約98円 |
| メディコートアドバンス アレルゲンカット 魚&えんどう豆たんぱく 1歳から | 21%以上 | 9.5%以上 | 10%以下 | 340kcal | 約161円 |
| OBREMO まぐろ&たら | 17.2%以上 | 9.6%以上 | 1.2%以下 | 358kcal | 約679円 |
※100gあたりは、2026年5〜10月時点の楽天・公式の掲載価格のうち、1kgあたりが安いほうを換算したものです。
- えんどう豆を避けたい
ビューティープロ ドッグ 食物アレルゲンに配慮 1歳からが候補です。魚介類は原材料の2番目です。 - えんどう豆たんぱくを使ったフードでもよい
メディコートは、原材料の先頭がえんどう豆たんぱくなどの豆類で、魚介類は4番目です。2商品を詳しく比べることもできます。 - 魚類が先頭で、穀類は大麦・玄米のフードを選びたい
OBREMO まぐろ&たらは、魚類が先頭の国産の成犬用です。
まとめ:少しずつ切り替えて様子を見る
切り替えの進め方は、フードの切り替え方で確かめられます。
試すときの確認
切り替え中に、様子を見るところ
- 期間
- 7〜10日かけて少しずつ切り替える
- 見る点
- 食いつき・便・皮膚の様子
- 記録
- 変化はメモに残しておく
こんなときは、使用をやめて相談しましょう
- 吐くことが続く
- 下痢や軟便が続く
- かゆみや赤みが出る
- 食べなくなる
このようなときは、使用をやめて動物病院に相談してください[1]。
愛犬に合いそうなら、楽天とAmazonで価格を確かめてみてください。
※ この記事は参考情報です。愛犬の健康で気になることがあれば、動物病院にご相談ください。
参考情報(全2件)
メーカー公式情報
- ビューティープロ 公式サイト(日本ペットフード)「ビューティープロ ドッグ 食物アレルゲンに配慮 1歳から」(製品特長・原材料・保証成分・代謝エネルギー・1日に与える量の目安) (2026年10月確認)
研究
- Mueller RS, et al. "Critically appraised topic on adverse food reactions of companion animals (2): common food allergen sources in dogs and cats." BMC Vet Res. 2016;12:9. doi:10.1186/s12917-016-0633-8 PubMed