「ドッグフードを急に変えてはいけない」と聞いたことはありませんか?
実は、フードの急激な変更は、愛犬の消化器系に大きな負担をかけてしまいます。下痢や嘔吐の原因になることも少なくありません[1]。
「でも、どうやって切り替えればいいの?」「どのタイミングで変えるべき?」そんな疑問をお持ちの飼い主さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、ドッグフードを変えるべき正しいタイミングと、安全な切り替え方法について、一緒に見ていきましょう。
なぜフードの段階的切り替えが必要なの?
腸内細菌バランスへの影響
犬の腸内には数兆個の細菌が住んでおり、この腸内細菌叢(マイクロバイオーム)は、食べ物の消化・吸収、免疫機能の維持、ビタミンの合成など、とても大切な役割を担っています。腸内細菌は、愛犬が普段食べているフードに合わせてバランスが整えられています。
つまり、長期間同じフードを食べていると、そのフードの原材料を効率的に分解する細菌が増えていきます。ところが、フードを急に変えてしまうと、新しいフードの原材料を分解する細菌が足りず、消化不良や下痢を起こしてしまうことがあります。
🔬 研究データ
腸内マイクロバイオームの研究によると、犬のフードを急に変えると、善玉菌(Turicibacter、Lactobacillus)が減り、悪玉菌(Clostridium perfringens、Fusobacterium)が増えることがわかっています[2]。この腸内細菌バランスの乱れは、炎症を引き起こす原因にもなります。
消化酵素の適応に時間がかかる
犬の消化器系は、消化酵素を出して食べ物を分解しています。この消化酵素の種類と量は、普段食べているフードに合わせて調整されています。たとえば、高タンパク質のフードを食べている子は、タンパク質を分解する酵素(プロテアーゼ)が多く分泌されます。
フードを変えると、新しいフードに合わせて消化酵素の分泌量を調整する必要があります。この調整には数日から2~3週間かかるため、段階的な切り替えが大切です。
膵炎のリスク
急激な食事内容の変更は、膵炎(すいえん)の発症や悪化につながることがあります。膵炎は膵臓が炎症を起こす病気で、激しい腹痛、嘔吐、下痢、食欲不振などの症状が出ることがあります。
特に、脂肪含有量が高いフードに急に切り替えると、膵臓に負担がかかって膵炎のリスクが高まります。VCA Animal Hospitalsでも「すべての食事変更は、膵炎を避けるために段階的に行うべき」と推奨されています。
⚠️ こんな症状が出たら要注意
吐き気・嘔吐、発熱、元気がない、お腹を触られるのを嫌がる、下痢、食欲がないなどの症状が見られたら、すぐに獣医師に相談してください。膵炎は早めの対応がとても大切です。
食べ慣れない味への適応
犬も私たち人間と同じように、食べ慣れた味を好む傾向があります。新しいフードは匂いや味が違うので、最初は警戒して食べたがらないこともあります。段階的に混ぜてあげることで、新しいフードの味に少しずつ慣れさせてあげられます。
ドッグフードを変えるべき4つのタイミング
1. ライフステージの変化
犬の一生は、子犬期(成長期)、成犬期(維持期)、シニア期(高齢期)の3つのライフステージに分けられます。それぞれのステージで必要な栄養素の量や比率が異なるため、ライフステージに合わせてフードを切り替えましょう。
子犬期から成犬期への切り替え
子犬は急速に成長するため、高カロリー・高タンパク質・高脂質のフードがおすすめです。AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、子犬用フードは最低22%のタンパク質を含む必要があります(成犬用は18%)[3]。
しかし、成犬になると成長が止まり、エネルギー必要量が減少します。子犬用フードを食べ続けると、カロリー過多で肥満になるリスクがあります。だから、合ったタイミングで成犬用フードに切り替えましょう。
成犬期からシニア期への切り替え
シニア犬は、代謝が低下し、活動量が減るため、低カロリーのフードがおすすめです。関節の健康をサポートする成分(グルコサミン、コンドロイチン)や、抗酸化物質を配合したフードが有益です。
ただし、AAFCOにはシニア犬専用の栄養基準がないため、シニア犬用フードへの切り替えは必須ではありません。愛犬の健康状態を観察し、獣医師と相談して判断がポイントになります。
2. 妊娠・授乳期
妊娠中・授乳中のメス犬は、エネルギー必要量が通常の2~4倍に増加します。だから、高カロリー・高タンパク質の子犬用フードまたは全ライフステージ対応フードに切り替えましょう。
AAFCOの栄養基準では、「成長期・繁殖期(Growth and Reproduction)」の基準は、子犬用フードと同じ基準を満たす必要があります。授乳期が終わったら、元の成犬用フードに戻します。
3. 健康上の問題が発生した場合
こんな健康問題が発生した場合は、獣医師の指導のもと、療法食や特別なフードに切り替えましょう:
- 食物アレルギー: 加水分解タンパク質フードや、アレルゲンを含まない限定原材料フード
- 腎臓病: 低タンパク質・低リンの腎臓サポートフード
- 肥満: 低カロリー・高食物繊維の体重管理フード
- 消化器疾患: 高消化性・低脂肪の消化器サポートフード
- 尿路結石: pHを調整し、結石の形成を防ぐ泌尿器サポートフード
4. 現在のフードが合わない場合
次の症状が見られる場合は、現在のフードが愛犬に合っていない可能性があります:
- 慢性的な下痢や軟便
- 頻繁な嘔吐
- 皮膚の痒み、赤み、脱毛
- 食べるのを嫌がる、食欲不振
- 体重の異常な増減
- 毛艶の悪化
これらの症状が見られた場合は、まず獣医師に相談し、病気の可能性を除外した上で、フードの変更を試してみましょう。
推奨: 7~10日間の段階的切り替え方法
基本の7日間切り替えスケジュール
最も一般的に推奨される切り替え方法は、7日間かけて徐々に新しいフードの割合を増やす方法です。以下のスケジュールに従って切り替えを行います:
📅 7日間切り替えスケジュール
- 1~2日目: 新しいフード25% + 古いフード75%
- 3~4日目: 新しいフード50% + 古いフード50%
- 5~6日目: 新しいフード75% + 古いフード25%
- 7日目以降: 新しいフード100%
敏感な胃腸の犬向け: 10~14日間切り替えスケジュール
次のような犬の場合は、10~14日間かけてさらにゆっくり切り替えるのがポイントです:
- 過去にフード切り替えで下痢や嘔吐を経験した犬
- 消化器系が敏感な犬
- 高齢犬
- 子犬(特に生後6ヶ月未満)
- 病気から回復中の犬
📅 10~14日間切り替えスケジュール
- 1~3日目: 新しいフード20% + 古いフード80%
- 4~6日目: 新しいフード40% + 古いフード60%
- 7~9日目: 新しいフード60% + 古いフード40%
- 10~12日目: 新しいフード80% + 古いフード20%
- 13日目以降: 新しいフード100%
切り替え中の観察ポイント
フード切り替え中は、以下の点を毎日観察し、記録しておくのがポイントです:
- 便の状態: 硬さ、色、回数、血液や粘液の有無
- 食欲: 新しいフードを喜んで食べているか、残していないか
- 嘔吐の有無: 嘔吐した場合は回数と内容物を記録
- 活動量: いつもと変わらず元気に動いているか
- 皮膚の状態: 痒がる、赤みが出るなどの変化がないか
フードの混ぜ方のコツ
- よく混ぜる: 新旧のフードを別々に与えるのではなく、しっかり混ぜ合わせてから与えます
- 毎食同じ割合: 朝食と夕食で異なる割合にせず、毎食同じ割合を維持します
- 計量する: 目分量ではなく、キッチンスケールで正確に計量します
- 新鮮なフードを使用: 開封後は密閉容器に入れ、酸化を防ぎます
⚠️ 注意点
ウェットフード(缶詰)とドライフード(カリカリ)を混ぜる場合、水分含有量が大きく異なるため、切り替えはさらに慎重に行いましょう。ウェットフードは水分が75~80%、ドライフードは10%程度です。この大きな違いにより、消化器系への影響が大きくなる可能性があります。
ライフステージ別: 最適な切り替え時期
子犬から成犬への切り替え時期
子犬用フードから成犬用フードに切り替えるタイミングは、犬種のサイズによって大きく異なります。これは、犬種によって成長速度と成熟時期が異なるためです。
小型犬(成犬時体重25kg以下)
チワワ、トイプードル、ミニチュアダックスフント、ヨークシャーテリアなどの小型犬は、成長が早く、6~8ヶ月で成犬サイズに達します。子犬用フードから成犬用フードへの切り替えは、9~12ヶ月が目安です。
中型犬(成犬時体重25~50kg)
柴犬、ビーグル、コーギー、ボーダーコリーなどの中型犬は、9~12ヶ月で成犬サイズに達します。子犬用フードから成犬用フードへの切り替えは、12~15ヶ月が目安です。
大型犬・超大型犬(成犬時体重50kg以上)
ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、ジャーマンシェパード、グレートデーンなどの大型犬・超大型犬は、成長に時間がかかり、18~24ヶ月かけて成犬サイズに達します。子犬用フードから成犬用フードへの切り替えは、18~24ヶ月が目安です。
💡 大型犬の注意点
大型犬の子犬は、「大型犬用子犬フード」を与える必要があります。通常の子犬用フードはカロリーが高すぎて、大型犬の子犬が急速に成長しすぎると、骨や関節に負担がかかり、股関節形成不全などの整形外科疾患のリスクが高まります。大型犬用子犬フードは、カルシウムやリンの含有量が調整されており、合った成長速度を維持できるように設計されています。
成犬からシニア犬への切り替え時期
シニア犬用フードへの切り替え時期も、犬種のサイズによって異なります:
- 大型犬・超大型犬: 5~6歳
- 中型犬: 7歳
- 小型犬: 10~11歳
ただし、前述の通り、AAFCOにはシニア犬専用の栄養基準がないため、シニア犬用フードへの切り替えは必須ではありません。次のような変化が見られた場合に、切り替えを検討すると良いでしょう:
- 活動量が明らかに低下した
- 体重が増えやすくなった(代謝の低下)
- 関節の動きが悪くなった(階段を上りたがらない、散歩を嫌がるなど)
- 歯が弱くなり、硬いフードを食べにくそうにしている
切り替えタイミングの判断基準
上記の年齢はあくまで目安です。以下の方法で、愛犬が成熟したかどうかを判断できます:
- 体重の推移を記録: 週に1回体重を測定し、記録します。体重の増加が止まったら、成長が完了したサインです
- 獣医師に相談: 定期健診の際に、獣医師に成長具合をチェックしてもらいます
- ボディコンディションスコア(BCS): 犬の体型を評価する指標で、理想は5段階評価で3(9段階評価で4~5)です。子犬用フードを食べ続けて太り始めた場合は、切り替えのサインです
フード切り替え中にトラブルが起きたら?
軽度の下痢が発生した場合
フード切り替え中に軽度の下痢(やや軟らかい便)が1~2回発生する程度であれば、以下の対応を取ってください:
- 切り替えのペースを遅くする: 前のステップに戻り、その割合で2~3日様子を見ます
- 水分補給: 新鮮な水をいつでも飲めるようにしておきます
- 様子を観察: 食欲があり、元気に動いているなら、そのまま切り替えを続けます
中程度~重度の下痢が発生した場合
次のような場合は、すぐに獣医師に連絡してください:
- 水様便が続く(3回以上)
- 血便が出る
- 嘔吐を伴う
- 食欲がなくなる
- 元気がなく、ぐったりしている
- 下痢が3日以上続く
嘔吐が発生した場合
1~2回の嘔吐であれば、フード切り替え中によく見られる反応です。以下の対応を取ってください:
- 4~6時間絶食: 胃を休ませるため、フードを与えず、水だけ与えます
- 少量ずつ与える: 次の食事は通常の半分の量から始め、問題なければ徐々に量を増やします
- 獣医師に相談: 嘔吐が3回以上続く場合、または血液が混じっている場合は、すぐに獣医師に連絡します
新しいフードを食べない場合
犬が新しいフードを食べたがらない場合は、以下の方法を試してみてください:
- フードを温める: 電子レンジで数秒温めると、香りが立って食欲を刺激します(熱すぎないように注意)
- トッピングを加える: 茹でた鶏肉やかぼちゃなど、好きな食材を少量トッピングします
- フードを湿らせる: ぬるま湯やチキンスープ(無塩)でドライフードを湿らせると、食べやすくなります
- 食事時間を決める: フードを20分置いて食べなければ片付け、次の食事まで何も与えません(健康な犬の場合)
⚠️ 注意が必要な場合
24時間以上全く食べない場合、または子犬・高齢犬・病気療養中の犬が食べない場合は、すぐに獣医師に相談してください。特に小型犬の子犬は、長時間の絶食で低血糖になるリスクがあります。
膵炎の兆候が見られた場合
フード切り替え中に以下の症状が見られた場合は、膵炎の可能性があるため、緊急で獣医師に連絡してください:
- 激しい嘔吐(止まらない)
- 腹痛(お腹を触られるのを極端に嫌がる、前足を伸ばして「祈りのポーズ」をとる)
- 発熱
- 無気力、ぐったりしている
- 食欲の完全な喪失
膵炎は早期治療がポイントになります。放置すると重篤化し、命に関わる可能性があります。
フード切り替えを避けるべきタイミング
1. ストレスがかかる時期
以下のような、犬にストレスがかかる時期は、フード切り替えを避けてください:
- 引っ越し: 環境の変化で既にストレスがかかっているため、フード変更は延期する
- 新しいペットを迎える: 新しい犬や猫が家に来た直後は避ける
- 旅行・ペットホテル: 旅行中や預けている間は、いつものフードを与える
- 家族構成の変化: 赤ちゃんが生まれる、家族が入院するなど、家庭環境が大きく変わる時期
2. 病気や体調不良の時
以下のような健康上の問題がある時は、フード切り替えを延期してください:
- 下痢や嘔吐がある
- 発熱している
- 手術の直前・直後
- ワクチン接種の直前・直後(1週間程度)
- 何らかの病気で治療中
3. 極端な気温変化の時期
真夏や真冬など、極端な気温変化がある時期は、犬の体に負担がかかっているため、フード切り替えは避けた方が良いでしょう。特に高齢犬や子犬は、温度変化に敏感です。
4. 繁殖期・発情期
メス犬の発情期や、オス犬が発情中のメスの匂いに反応している時期は、ホルモンバランスが変化し、食欲や消化機能に影響が出る可能性があります。この時期のフード切り替えは避けてください。
フード選びのポイント: 切り替えをスムーズにするために
AAFCO基準を満たすフードを選ぶ
フードのパッケージに「AAFCO栄養基準を満たす」という表記があることをチェックしてください。これは、そのフードが犬に必要な栄養素をバランス良く含んでいることを示しています。AAFCOの基準は以下の2つです:
- 成長期・繁殖期(Growth and Reproduction): 子犬、妊娠中・授乳中のメス犬向け
- 成犬維持期(Adult Maintenance): 成犬向け
「全ライフステージ対応(All Life Stages)」と表記されているフードは、両方の基準を満たしているため、どのライフステージの犬にも与えるできます。
消化しやすい原材料を選ぶ
フード切り替えをスムーズにするためには、消化しやすい原材料を使用したフードを選ぶことが大事です:
- 高品質なタンパク質源: 鶏肉、ラム肉、サーモンなど、具体的な動物名が明記されているもの
- 消化しやすい炭水化物: 白米、オートミール、サツマイモなど
- プロバイオティクス配合: 腸内環境を整える善玉菌が配合されているフード
- プレバイオティクス配合: 善玉菌のエサとなる食物繊維(フラクトオリゴ糖、イヌリンなど)
グレインフリーフードの注意点
近年人気のグレインフリー(穀物不使用)フードですが、FDA(米国食品医薬品局)の調査では、エンドウ豆やレンズ豆を主原料とするグレインフリーフードと、拡張型心筋症(DCM)との関連が指摘されています。
2019年以降、DCMの報告数は減少していますが、完全に解決されたわけではありません。グレインフリーフードを選ぶ場合は、以下の点に注意してください:
- エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆が原材料の上位に複数含まれていないものを選ぶ
- 主原料が肉や魚であることを確認する
- 定期的に獣医師の健康チェックを受ける(特に心臓の聴診)
- 大型犬や、DCMのリスクが高い犬種(ゴールデンレトリバー、ドーベルマンなど)は特に注意
フードの保存方法
フードの品質を保つために、合った保存方法を守りましょう:
- 密閉容器に入れる: 酸素に触れると脂質が酸化し、品質が低下します
- 冷暗所で保存: 直射日光や高温多湿を避けます
- 開封後1ヶ月以内に使い切る: 大袋を購入した場合は、小分けして冷凍保存することも可能です
- 賞味期限を確認: 購入時に賞味期限が十分に残っているか確認します
消化器サポートにおすすめのフード3選
ここでは、プロバイオティクス+プレバイオティクス配合で腸内環境を整え、脂肪12-15%の獣医学的最適範囲で消化器に優しい、フード切り替えに最適な3つのフードをご紹介します。いずれも高品質なタンパク質源を使用し、段階的な切り替えをスムーズにサポートします。
GO! LID サーモン グレインフリー
| 対象年齢 | 全年齢対応 |
|---|---|
| 主な原材料 | サーモン(生・骨抜き)、サーモンミール、タピオカ |
| 成分 | タンパク質24% / 脂質12% / 繊維4.5% |
| カロリー | 408.4kcal/100g |
こんな子におすすめ
- お腹が敏感で、フード切り替えで下痢になりやすい子
- 穀物アレルギーが心配な子
- サーモン好きで、お魚メインのフードを探している子
サーモンを主原料とした限定原材料(LID)フードです。単一タンパク質設計により、食物アレルギーがある場合のアレルゲン特定が容易で、消化器系が敏感な犬に最適です。脂肪12%は獣医学的に推奨される消化器サポートの最適範囲で、膵炎リスクを抑えながら必須脂肪酸を確保します。プロバイオティクスとプレバイオティクスの相乗効果で、フード切り替え時の腸内細菌バランスの乱れを最小限に抑えます。
HEKA グレインフリー ラム
| 対象年齢 | 成犬用 |
|---|---|
| 主な原材料 | フレッシュラム(20%)、乾燥ラム(14%)、ポテト |
| 成分 | タンパク質24% / 脂質12% / 繊維3.7% |
| カロリー | 363.6kcal/100g |
こんな子におすすめ
- 鶏肉や牛肉にアレルギーがある子
- 消化器が弱く、低脂肪フードを探している子
- ラム肉が好きで、しっかりお肉を食べたい子
ラム肉を主原料とした低アレルゲンフードです。鶏肉や牛肉にアレルギーがある犬でも安心して切り替えられます。脂肪12%は消化器サポートの獣医学的最適範囲で、膵炎のリスクを抑えながら必須脂肪酸を確保します。フラクトオリゴ糖は善玉菌のエサとなり、腸内細菌バランスを安定させます。サーモンオイル配合により、オメガ3脂肪酸が消化器の炎症を抑え、フード切り替えをスムーズにします。
アーテミス フレッシュミックス スモールブリード アダルト
| 対象年齢 | 成犬用 |
|---|---|
| 主な原材料 | フレッシュチキン、ドライチキン、フレッシュターキー |
| 成分 | タンパク質25% / 脂質15% / 繊維4.5% |
| カロリー | 368.3kcal/100g |
こんな子におすすめ
- 活動量が多く、しっかりエネルギーが必要な小型犬
- 腸内環境を整えたい子
- コスパ重視で、長く続けられるフードを探している子
小型犬の成犬に最適化された栄養バランスのフードです。脂肪15%は消化器サポートの獣医学的最適範囲の上限で、活動的な犬に十分なエネルギーを供給しながら消化器への負担を抑えます。3種類のプロバイオティクス(ラクトバチルスアシドフィルス、ビフィドバクテリウムアニマリス、ラクトバチルスロイテリ)とチコリ根由来のプレバイオティクスの相乗効果で、フード切り替え時の腸内細菌バランスの乱れを最小限に抑えます。1kgあたり¥1,340と経済的で、長期的なフード切り替えにも最適です。
よくある質問
ドッグフードの切り替えには何日かかりますか?
ドッグフードの切り替えには一般的に7~10日間かかります。1~2日目は新しいフード25%+古いフード75%、3~4日目は50%ずつ、5~6日目は新しいフード75%+古いフード25%、7日目以降は100%新しいフードに切り替えます。
消化器系が敏感な犬の場合は、10~14日間かけてさらにゆっくり切り替えるのがポイントです。焦らず、愛犬の便の状態や食欲を観察しながら進めることがポイントになります。
子犬用フードから成犬用フードに切り替えるタイミングはいつですか?
子犬用フードから成犬用フードへの切り替えタイミングは、犬種のサイズによって異なります:
- 小型犬(成犬時体重25kg以下): 9~12ヶ月
- 中型犬(25~50kg): 12~15ヶ月
- 大型犬(50kg以上): 18~24ヶ月
ただし、個体差があるため、獣医師に相談して愛犬の成長具合を確認がポイントになります。体重の増加が止まったら、成長が完了したサインです。
シニア犬用フードに切り替えるタイミングはいつですか?
シニア犬用フードへの切り替えタイミングは、犬種のサイズによって異なります:
- 大型犬・超大型犬: 5~6歳
- 中型犬: 7歳
- 小型犬: 10~11歳
ただし、AAFCOにはシニア犬専用の栄養基準がないため、シニア犬用フードへの切り替えは必須ではありません。愛犬の健康状態(活動量の低下、代謝の変化、関節の問題など)を観察し、獣医師と相談して判断がポイントになります。
フード切り替え中に下痢になった場合はどうすればいいですか?
フード切り替え中に下痢になった場合は、以下の対応を取ってください:
- 軽度の下痢(1~2回程度): 切り替えのペースを遅くし、前のステップに戻る
- 中程度の下痢(3日以上続く): 一旦古いフードに完全に戻し、1~2週間後に再度ゆっくり(14日間)切り替える
- 重度の下痢(水様便、血便、嘔吐を伴う): すぐに獣医師に連絡する
下痢が3日以上続く場合、または愛犬が元気がない、食欲がない場合は、必ず獣医師に相談してください。
フードを急に変えるとどうなりますか?
フードを急に変えると、腸内細菌バランスが崩れ、以下の症状が起こる可能性があります:
- ①下痢(最も一般的): 腸内の善玉菌(Turicibacter、Lactobacillus)が減少し、悪玉菌(Clostridium perfringens、Fusobacterium)が増加
- ②嘔吐: 消化不良により、1~2回嘔吐することがある
- ③食欲不振: 新しいフードの匂いや味に慣れず、食べたがらない
- ④膵炎のリスク: 急激な食事変更は、膵炎の発症や悪化を引き起こす可能性がある
研究によると、段階的な切り替え(7~10日間)を行うことで、腸内細菌バランスが適応し、これらの症状を大幅に減らすできます。
全ライフステージ対応フードなら切り替え不要ですか?
「全ライフステージ対応」フードは、AAFCOの「成長期・繁殖期」と「成犬維持期」の両方の栄養基準を満たしているため、理論的には子犬から成犬、シニア犬まで同じフードを与え続けることが可能です。
ただし、以下の点に注意が必要です:
- カロリー調整が必要: 成長期の子犬と成犬では必要カロリーが異なるため、給与量の調整が必要
- 大型犬の子犬には不合った場合がある: カルシウムやリンの含有量が高すぎて、骨格の発達に悪影響を与える可能性がある
- シニア犬には高カロリーすぎる場合がある: 活動量が低下したシニア犬には、低カロリーのシニア用フードの方が適している場合がある
全ライフステージ対応フードを使用する場合でも、定期的に獣医師に相談し、愛犬の体重や健康状態に合わせて給与量を調整がポイントになります。
療法食への切り替えも段階的に行うべきですか?
はい、療法食への切り替えも段階的に行うことが推奨されます。ただ、病状によっては、獣医師が急速な切り替えを指わかるる場合もあります。
特に以下の療法食への切り替えは、慎重に行いましょう:
- 低脂肪食(膵炎、高脂血症): 脂肪含有量が大幅に異なるため、段階的切り替えが重要
- 低タンパク質食(腎臓病): タンパク質含有量が大幅に異なるため、消化器系への負担が大きい
- 加水分解タンパク質食(食物アレルギー): 味が大きく異なるため、犬が食べたがらないことがある
療法食への切り替えは、必ず獣医師の指導のもとで行ってください。
まとめ
ドッグフードの切り替えは、愛犬の健康を守るために段階的に、慎重にがポイントになります。急激なフード変更は、腸内細菌バランスを崩し、下痢や嘔吐、さらには膵炎のリスクを高める可能性があります。
この記事でご紹介した7~10日間の段階的切り替え方法を実践し、愛犬の便の状態や食欲を毎日観察すると、安全にフードを切り替えるできます。ライフステージに合わせた合ったタイミングで切り替えることで、愛犬の健康を長期的にサポートできます。
もし切り替え中にトラブルが発生した場合は、焦らず前のステップに戻るか、獣医師に相談してください。愛犬の健康と幸せのために、正しい知識を持って、フード切り替えを成功させましょう。
参考文献を表示(全3件)
- PMC (PubMed Central). "Abrupt Dietary Change and Gradual Dietary Transition Impact Diarrheal Symptoms, Fecal Fermentation Characteristics, Microbiota, and Metabolic Profile in Healthy Puppies"
- Frontiers in Veterinary Science. "The Role of the Canine Gut Microbiome and Metabolome in Health and Gastrointestinal Disease"
- AAFCO Dog Food Nutrient Profiles