犬の尿路結石と食事管理|ストルバイト・シュウ酸カルシウムの違いと対策

犬の尿路結石と食事管理ガイド

この記事の結論

犬の尿路結石は種類によって食事対策が真逆になるため、正しい診断が最優先です

  • 結石の種類で対策が真逆 - ストルバイト結石は尿を酸性に、シュウ酸カルシウム結石は酸性にしすぎないことが重要[1]
  • ストルバイトは食事で溶解可能 - 適切な療法食で尿pHを6.0〜6.5に誘導し、マグネシウム・リンを制限する
  • シュウ酸カルシウムは食事では溶けない - 外科的除去が必要になることもあり、食事管理は再発予防が主目的[2]
  • 水分摂取の増加が全結石に共通する最重要対策 - 尿を希釈して結晶の形成を抑制する
  • 療法食の使用が基本 - 結石タイプに合った療法食を獣医師の指導のもとで選択する

研究データに基づく結石タイプ別の食事管理と療法食の選び方は下記をご覧ください

「尿に結晶が出ていますね」「結石ができています」──動物病院でそう告げられたとき、飼い主さんの多くが「フードを変えたほうがいいの?」と不安になるのではないでしょうか。

犬の尿路結石(尿石症)は比較的よくみられる泌尿器疾患ですが、結石の種類によって食事対策がまったく異なるという点が最大の注意ポイントです。間違った食事管理をすると、かえって結石を悪化させてしまう可能性があります。

この記事では、ACVIM(米国獣医内科学会)のコンセンサスガイドラインや査読付き論文の研究データに基づいて、犬の尿路結石の種類別食事管理ポイントをわかりやすくまとめました。

重要なお知らせ

尿路結石の食事管理は必ず獣医師の指導のもとで行ってください。この記事は研究データに基づく情報提供を目的としており、個々の犬への医療的アドバイスではありません。結石の種類の特定には尿検査や画像診断、結石分析が必要です。かかりつけの獣医師にご相談ください。

尿路結石の基礎知識

尿路結石とは

尿路結石(尿石症:Urolithiasis)とは、尿中のミネラル成分が結晶化し、腎臓・尿管・膀胱・尿道のいずれかに結石(尿石)を形成する疾患です。犬の尿路結石は膀胱結石が最も多く、尿道閉塞を引き起こすと緊急手術が必要になることもあります。

Osborneら(1999)が77,000件以上の犬の尿石を分析した大規模研究によれば、犬の尿路結石の約85%はストルバイト結石またはシュウ酸カルシウム結石のいずれかであることが報告されています[3]

ストルバイト結石(リン酸アンモニウムマグネシウム)

ストルバイト結石は、犬の尿路結石の中で最も発生頻度が高い結石タイプです。以下の特徴があります。

  • 組成:リン酸アンモニウムマグネシウム(MgNH4PO4・6H2O)
  • 形成条件:アルカリ性の尿(pH 7.0以上)で結晶化しやすい
  • 主な原因:犬の場合、尿路感染症(UTI)が大きな誘因。ウレアーゼ産生菌(ブドウ球菌など)が尿素をアンモニアに分解し、尿をアルカリ化することで結石が形成される[1]
  • 食事で溶解可能:適切な療法食と抗菌薬の併用により、多くの場合4〜12週間で溶解できる
  • 好発犬種:ミニチュア・シュナウザー、シー・ズー、ビション・フリーゼ、コッカー・スパニエル

シュウ酸カルシウム結石

シュウ酸カルシウム結石は、犬の尿路結石の中で2番目に多い結石タイプであり、近年増加傾向にあります[2]

  • 組成:シュウ酸カルシウム一水和物(CaC2O4・H2O)またはシュウ酸カルシウム二水和物
  • 形成条件:酸性の尿(pH 6.0未満)で結晶化しやすい
  • 主な原因:高カルシウム尿症、高シュウ酸尿症、遺伝的素因。感染症との関連は少ない
  • 食事では溶解不可:一度形成されると食事療法では溶かせないため、外科的除去(膀胱切開術など)が必要になることが多い
  • 好発犬種:ミニチュア・シュナウザー、ヨークシャー・テリア、シー・ズー、ポメラニアン、ビション・フリーゼ

その他の結石タイプ

発生頻度は低いものの、以下の結石タイプも存在します。

結石タイプ 発生頻度 特徴 好発犬種
尿酸塩結石 約5% プリン体代謝異常で形成。肝臓の門脈シャントとの関連も ダルメシアン、ブルドッグ
シスチン結石 約1〜3% シスチンの腎臓での再吸収障害(遺伝性) ダックスフンド、ブルドッグ、マスティフ
混合結石 約5〜10% 複数の成分が混在。結石分析で特定が必要 犬種を問わない

結石の種類を正確に特定するには、尿検査(尿沈渣・尿pH)、画像診断(レントゲン・超音波)、そして可能であれば結石分析が必要です[1]。結石の種類が不明なまま食事管理を行うと、逆効果になるリスクがあるため、まず獣医師による正確な診断を受けることが最優先です。

ストルバイト結石の食事管理

ストルバイト結石は、食事療法によって溶解(溶かす)ことが可能な数少ない結石タイプです。ACVIMのコンセンサスガイドライン(2016)でも、無症候性または軽度のストルバイト結石には、手術より食事療法(溶解療法)が第一選択として推奨されています[1]

尿のpHを酸性に誘導する

ストルバイト結石の食事管理で最も重要なのは、尿のpHをアルカリ性から酸性側に移行させることです。

  • 目標pH:6.0〜6.5(ストルバイト結石は酸性尿で溶解する)
  • 方法:ストルバイト溶解用の療法食は、尿pHを酸性側に誘導する栄養設計がなされている
  • 注意点:尿pHを酸性にしすぎると(pH 5.5未満)、今度はシュウ酸カルシウム結石のリスクが高まるため、定期的な尿pH検査が不可欠

マグネシウム・リンの制限

ストルバイト結石の構成成分であるマグネシウムとリンの摂取を制限することで、結石の形成を抑制します。

  • マグネシウム:ストルバイト結石の直接的な構成成分。療法食では通常のフードより大幅に制限されている
  • リン:同じく構成成分。乾物ベースで制限する(腎臓病ほどの厳格な制限ではないが、適切な範囲に抑える)[4]
  • タンパク質:適度に制限することで、尿中の尿素(ウレアーゼ基質)を減少させる効果がある

水分摂取量の増加が最重要

水分摂取量を増やして尿量を増加させることは、すべての結石タイプに共通する最も重要な予防・管理策です。尿が希釈されることで、ミネラル成分の濃度が下がり、結晶の形成・成長が抑制されます[1]。具体的な水分摂取の増やし方は水分摂取を増やすコツで詳しく解説します。

尿路感染症の治療との併用

犬のストルバイト結石の多くは尿路感染症(UTI)が誘因です。ウレアーゼ産生菌(主にStaphylococcus intermedius群など)による感染が尿をアルカリ化し、ストルバイト結晶の形成を促進します。そのため、食事療法と抗菌薬治療の併用が不可欠です[1]

ストルバイト溶解療法の流れ

  1. 獣医師による診断(尿検査・画像診断・細菌培養検査)
  2. 尿路感染症がある場合は抗菌薬の投与を開始
  3. ストルバイト溶解用の療法食を開始
  4. 2〜4週間ごとにレントゲンまたは超音波で結石サイズを確認
  5. 結石の完全消失を確認後、さらに1か月間療法食を継続
  6. 維持食(再発予防用の療法食)に移行し、定期的な尿検査を継続

シュウ酸カルシウム結石の食事管理

シュウ酸カルシウム結石は食事療法では溶解できないため、治療の中心は外科的除去です。しかし、再発率が非常に高い(報告によっては1年以内に約25%、3年以内に約50%が再発[2])ため、除去後の食事管理による再発予防が極めて重要です。

尿のpHを酸性にしすぎない

シュウ酸カルシウム結石はストルバイトとは逆に、酸性の尿(pH 6.0未満)で形成されやすいという特徴があります。そのため、食事管理のポイントもストルバイトとは異なります。

  • 目標pH:6.5〜7.0の中性〜やや酸性を維持(酸性にしすぎない)
  • 注意点:ストルバイト用の療法食は尿を酸性化する設計のため、シュウ酸カルシウム結石の犬にストルバイト用のフードを与えるのは逆効果
  • 尿pHの酸性化を促す食品・サプリメント(クランベリー、ビタミンCなど)の安易な使用は避ける

結石タイプの取り違えに注意

ストルバイト結石とシュウ酸カルシウム結石では、尿pH管理の方向性が真逆です。結石の種類を特定せずに「尿路結石用」と称するフードを選ぶと、かえって結石を悪化させるリスクがあります。必ず獣医師の診断に基づいて、結石タイプに合った食事管理を行ってください。

カルシウム・シュウ酸のバランスが重要

「シュウ酸カルシウム結石だからカルシウムを減らせばいい」という考えは必ずしも正しくありません

  • カルシウムの過度な制限はNG:食事からのカルシウムを制限しすぎると、腸管でシュウ酸と結合するカルシウムが減り、遊離シュウ酸の吸収が増加する。結果として尿中のシュウ酸濃度が上昇し、かえって結石リスクが高まる[1]
  • シュウ酸を多く含む食品の制限:ほうれん草、ブロッコリー、さつまいも、ナッツ類などのシュウ酸が多い食品は控える
  • 適度なカルシウムの摂取:腸管内でシュウ酸と結合させ、尿中への排泄を減少させる効果がある
  • ナトリウムの制限:高ナトリウム食は尿中のカルシウム排泄を増加させるため、適度に制限する

水分摂取量の増加(ストルバイトと共通)

水分摂取量を増やして尿を希釈することは、シュウ酸カルシウム結石の再発予防においても最重要策です。尿比重を1.020未満に保つことが理想的とされています[1]

腎臓病と尿路結石が併発しているケースもあります[5]。腎臓病の食事管理については犬の腎臓病と食事管理ガイドで詳しく解説しています。

結石対応のおすすめ療法食

尿路結石用の療法食は、結石タイプに応じた尿pH管理、ミネラルバランスの最適化、水分摂取の促進などが精密に設計された特別なフードです。療法食の選択・開始は必ず獣医師の指示に基づいて行ってください。

以下は、日本で入手しやすい代表的な尿路結石対応の療法食です。

ヒルズ プリスクリプション・ダイエット c/d マルチケア 犬用

ヒルズ c/d マルチケア 犬用 尿路結石療法食
対象ストルバイト結石・シュウ酸カルシウム結石の犬
主原料トウモロコシ、チキン、米
成分タンパク質19.8% / 脂質16.4% / マグネシウム0.066% / リン0.49%
特徴ストルバイト溶解シュウ酸カルシウム予防抗酸化物質配合

研究データに基づくポイント

  • ストルバイト結石の溶解とシュウ酸カルシウム結石の再発予防の両方に対応する「マルチケア」設計
  • 尿pHを適正範囲(6.2〜6.4)に誘導するよう栄養バランスを最適化
  • 臨床試験で14日以内にストルバイト結晶の溶解が確認された実績あり

ロイヤルカナン ユリナリーS/O 犬用

ロイヤルカナン ユリナリーS/O 犬用
対象下部尿路疾患(ストルバイト結石・シュウ酸カルシウム結石)の犬
主原料米、動物性油脂、肉類(鶏・七面鳥)
成分タンパク質19.0% / 脂質15.0% / マグネシウム0.05% / リン0.65%
特徴ストルバイト溶解尿量増加RSS管理

研究データに基づくポイント

  • S/O指数(過飽和度:RSS)を低下させることで、ストルバイトとシュウ酸カルシウムの両方の結晶形成を抑制する設計
  • 尿量を増加させるよう設計されており、尿の希釈に配慮した設計
  • ストルバイト溶解療法と再発予防の両方に使用可能

スペシフィック CCD 犬用 尿石対応

スペシフィック CCD 犬用 尿石対応
対象ストルバイト結石・シュウ酸カルシウム結石の犬
主原料トウモロコシ澱粉、動物性油脂、小麦
成分タンパク質18.5% / 脂質17.5% / マグネシウム0.04% / リン0.41%
特徴低マグネシウム尿pH調整クエン酸カリウム配合

研究データに基づくポイント

  • マグネシウム0.04%と非常に低く、ストルバイト結石の構成成分を大幅に制限
  • クエン酸カリウム配合により、尿中でのシュウ酸カルシウム結晶の形成を抑制
  • ストルバイト溶解とシュウ酸カルシウム再発予防の両方をカバー

療法食の切り替えは7〜10日かけて徐々に行います。急な変更は消化器トラブルを引き起こすことがあります。フードの切り替え方法についてはドッグフードの切り替え方ガイドも参考にしてください。

水分摂取を増やすコツ

水分摂取量の増加は、ストルバイト・シュウ酸カルシウムを問わず、あらゆる尿路結石の予防・管理において最重要の対策です[1]。尿が希釈されることで結晶の過飽和度が低下し、結石の形成・成長が抑制されます。

1. ウェットフード(缶詰・パウチ)の併用

ウェットフードは水分含有量が70〜80%と高く、食事からの水分摂取を大幅に増やせます。ドライフードのみの場合と比較して、ウェットフードを併用または切り替えると、尿量の増加と尿比重の低下が期待できます。同ブランドの尿路結石用療法食のウェットタイプがある場合はそちらの活用がおすすめです。

2. 水飲み場の増設と工夫

家の中の複数箇所に水飲み場を設置することで、こまめな飲水を促します。具体的には以下の工夫が有効です。

  • リビング・寝室・廊下など犬がよくいる場所に水飲み器を配置
  • 循環式の自動給水器(ファウンテン型)を使うと、流れる水に興味を示して飲水量が増える犬もいる
  • 水は毎日新鮮なものに交換し、容器も清潔に保つ
  • 陶器やステンレス製の広い容器は、ヒゲが当たりにくく飲みやすい

3. スープ・ぬるま湯の活用

ドライフードにぬるま湯やノンオイル・無塩のスープをかけて与えると、食事と一緒に水分を摂取できます。鶏ささみを茹でた汁(塩分無添加)は嗜好性が高く、フードの食いつきも向上します。ただし、結石タイプによっては使える食材に制限があるため、獣医師に相談してください。

4. ドライフードのふやかし

ドライフードを30分ほどぬるま湯に浸してふやかすことで、食事1回あたりの水分量を大幅に増やせます。特に水をあまり飲まない犬に有効な方法です。

冬場は犬の飲水量が自然に減少し、尿が濃縮されやすくなります。結石リスクが高い犬は特に注意が必要です。季節ごとの水分補給の工夫については冬の犬の水分補給ガイドも参考にしてください。

犬種別の尿路結石リスク

尿路結石の発症リスクには犬種による差があります。Houstonら(2004)の16,000件を超える尿石分析の研究では、特定の犬種で有意に高い発生率が報告されています[2]

犬種 リスクが高い結石タイプ 備考
ミニチュア・シュナウザー ストルバイト、シュウ酸カルシウム 両タイプとも高リスク。尿路結石全体で最も罹患率が高い犬種の一つ
シー・ズー ストルバイト、シュウ酸カルシウム 尿路感染症を併発しやすい。メスに多い傾向
ヨークシャー・テリア シュウ酸カルシウム 小型犬特有の尿路の構造的特徴も関与
ポメラニアン シュウ酸カルシウム 遺伝的素因による高カルシウム尿症の報告あり
ダルメシアン 尿酸塩結石 尿酸代謝の遺伝的異常を持つ犬種。プリン体制限が必要
ビション・フリーゼ ストルバイト、シュウ酸カルシウム 両タイプのリスクが高い
ダックスフンド シスチン結石 シスチン尿症の遺伝的素因。オスに多い

上記の犬種を飼っている場合は、定期的な尿検査(年1〜2回)で尿沈渣(結晶の有無)とpHをチェックすることが早期発見・予防につながります。特に結石の既往がある犬は3〜6か月ごとの検査が推奨されます[1]

愛犬の犬種別の食事ガイドも参考になります。ミニチュア・シュナウザーやシー・ズーなど尿路結石リスクの高い犬種は、日常のフード選びの段階から泌尿器の健康を意識することが大切です。犬種別の詳しい栄養情報は犬種別フードガイドをご確認ください。

よくある質問

犬の尿路結石は再発しますか?

尿路結石は再発率が高い疾患です。特にシュウ酸カルシウム結石は食事で溶解できないため、外科的に除去しても適切な予防策を講じなければ高い確率で再発します。ストルバイト結石も、食事療法を中止すると再形成される可能性があります。再発予防には、結石の種類に合った療法食の継続、十分な水分摂取、定期的な尿検査(3〜6か月ごと)が重要です[1]

尿路結石の療法食はいつまで続ける必要がありますか?

ストルバイト結石の溶解療法として使用している場合は、結石が完全に消失するまで(通常4〜12週間)継続し、さらに1か月間の確認期間が推奨されます。その後は維持食(再発予防用の療法食)に移行します。シュウ酸カルシウム結石の再発予防の場合は、長期的(多くの場合は生涯)に療法食を継続することが推奨されます。いずれの場合も、獣医師による定期的なモニタリングのもとで判断してください。

尿路結石の犬に手作り食を与えてもいいですか?

尿路結石の犬への手作り食は原則として推奨されません。結石の種類に応じた尿pH管理、マグネシウム・リン・カルシウム・シュウ酸などのミネラルバランスを精密にコントロールする必要があり、家庭での調理では正確な栄養計算が困難です。手作り食のリスクについては犬の手作りごはんの栄養リスク解説もご参考ください。どうしても手作り食を希望する場合は、獣医栄養学の専門家に個別のレシピを処方してもらうことが必須です。

犬の尿路結石予防にクランベリーは効果がありますか?

クランベリーに含まれるプロアントシアニジンには、尿路の細菌付着を抑制する作用が示唆されていますが、犬の尿路結石に対する直接的な予防効果を示す質の高いエビデンスは現時点では限られています。細菌感染が原因のストルバイト結石には間接的に役立つ可能性がありますが、シュウ酸カルシウム結石の場合はクランベリーが尿を酸性化するため、かえって悪化させるリスクがあります。サプリメントの使用は必ず獣医師に相談してください。

まとめ

犬の尿路結石の食事管理で最も重要なのは、「結石の種類を正確に特定してから対策を始める」ということです。ストルバイト結石とシュウ酸カルシウム結石では、尿pH管理の方向性が真逆であり、間違った食事管理は結石を悪化させるリスクがあります[1]

すべての結石タイプに共通する最も効果的な対策は「水分摂取量の増加」です。ウェットフードの併用、水飲み場の増設、スープの活用などで尿を希釈し、結晶の形成を抑制することが再発予防の鍵となります。

Lulichら(2016)のACVIMコンセンサスガイドラインが示すように、正確な診断に基づく適切な療法食の選択と、定期的な尿検査による継続的なモニタリングが、尿路結石の管理と再発予防に不可欠です[1]。結石の既往がある犬は3〜6か月ごとの尿検査を継続し、獣医師と連携して長期的な管理計画を立てましょう。

WANPAKUでは、研究データに基づくエビデンスベースの情報提供を心がけています。愛犬の泌尿器の健康が気になる方は、まずかかりつけの獣医師にご相談いただき、この記事の情報を参考に最適な食事管理を見つけてください。

参考文献を表示(全5件)
  1. Lulich JP, Berent AC, Adams LG, et al. "ACVIM Small Animal Consensus Recommendations on the Treatment and Prevention of Uroliths in Dogs and Cats." J Vet Intern Med. 2016;30(5):1564-1574. doi:10.1111/jvim.14559
  2. Houston DM, Moore AEP, Favrin MG, Hoff B. "Canine urolithiasis: a look at over 16,000 urolith submissions to the Canadian Veterinary Urolith Centre from February 1998 to April 2003." Can Vet J. 2004;45(3):225-230.
  3. Osborne CA, Lulich JP, Kruger JM, et al. "Analysis of 77,000 canine uroliths. Perspectives from the Minnesota Urolith Center." Vet Clin North Am Small Anim Pract. 1999;29(1):17-38.
  4. National Research Council (NRC). "Nutrient Requirements of Dogs and Cats." Washington, DC: National Academies Press; 2006.
  5. Bartges JW. "Chronic kidney disease in dogs and cats." Vet Clin North Am Small Anim Pract. 2012;42(4):669-692. doi:10.1016/j.cvsm.2012.04.012

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