犬の心臓病で食べてはいけないものは?ナトリウム制限と避けたい食材6種

犬の心臓病と食事管理ガイド

「心臓に雑音があるね」「シニア期だから一度心エコーをしましょう」——動物病院でそう言われたあと、家のフードやおやつを前に「これは続けていいの?」と手が止まる飼い主さんは多いものです。ひとりで抱えこむ必要はありません。

この記事をお読みいただく前に

  • 本記事は愛犬に合ったフード選びの参考情報で、病気の治療・予防を目的としたものではありません。診断・治療・食事の変更は必ず獣医師にご相談ください。
  • 重篤な疾患では獣医師指示の療法食が最優先です。個々の犬の状態によって最適な対応は異なります。

🚨 緊急の方はまずこちらへ

「夜間の咳が止まらない」「呼吸が速い・苦しそう」「舌や歯ぐきが青白い」「失神した」——これらの症状があれば、本記事を読み込む前に速やかに動物病院を受診してください。うっ血性心不全の発作は時間との勝負です。受診先がわからない場合は夜間救急センターへ。

💡 この記事の結論

心臓病の食事は「ナトリウム制限を段階的に、栄養素のバランスを保ちながら」が出発点。診断・治療・処方はかかりつけ獣医師の指示に従ってください。

  • ナトリウム制限はステージ別に - B2 で乾物 0.2〜0.3%、C で 0.15〜0.25% が ACVIM(米国獣医内科学会)コンセンサス[2]の方針を踏まえ獣医栄養学レビュー[9]等で広く参照される目安(具体的数値は獣医栄養学領域の慣例)
  • タウリン・L-カルニチン - DCM の一部の犬で欠乏が報告。補給で改善した症例あり[4][8]
  • EPA・DHA(オメガ3) - 1998 年の Freeman 研究で悪液質の改善が報告[1]
  • カロリー確保で悪液質の進行を抑える - 心不全の犬の 54% に悪液質の兆候[1]

📌 食材 OK / NG 早見表へ療法食 vs 手作りの判断へ栄養素の管理へ

心雑音と言われたら、何から始めればいい?

受診頻度を上げ、塩分の多い食べ物を見直し、適正体重を保ちます。ACVIM ステージに応じた食事の調整は獣医師と段階的に進めます。

犬の心臓病とはどんな病気?

犬の心臓病でもっとも多いのは僧帽弁閉鎖不全症(MVD:心臓の弁がしっかり閉じなくなり血液が逆流する病気)で、小型犬のシニア期に高頻度で見られます[7]。一方、ドーベルマンやグレートデーン等の大型犬では拡張型心筋症(DCM:心臓の筋肉が薄くなり拡張する病気)が知られています[4]。Freeman 2018[3]では、グレインフリーフードを食べていた犬での DCM 報告増加について FDA 調査の知見が整理されており、現在も研究が続いています。

気づきのサイン(早めの受診が大切)

  • 夜間や朝方の乾いた咳(特に運動・興奮後)
  • 呼吸が速い・苦しそう(睡眠時・安静時の呼吸数が 1 分 30 回を超えたら受診の相談を。40 回を超える状態が続く場合はより緊急度が高いサインです[10][11][12]
  • 運動を嫌がる、すぐに息が上がる
  • 失神・ぐったり、舌や歯ぐきの色が悪い(青白い・紫がかる)
  • 食欲低下と体重減少(悪液質:心不全に伴う筋肉量の減少)

食事の見直しが大切な理由

過剰なナトリウム摂取は体液貯留を促し、心臓への前負荷(血液量増加による負担)を増やします。ACVIM コンセンサス[2]では、心拡大を伴うステージ B2 以降で段階的なナトリウム制限が推奨されています。

シニア犬で心臓病が増える理由

MVD は加齢に伴って発症リスクが上がり、とくにキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルでは比較的若い段階から心雑音が確認されます[7]。シニア期の定期的な聴診と心エコー検査が、無症状期からの介入につながります。

ACVIM ステージはどう分類される?

A→B1→B2→C→D の 5 段階。心拡大の有無(A・B1 vs B2)と心不全症状の有無(B2 vs C)が分岐点です。

心臓病のステージの進み方 — ステージAは素因ありで無症状、B1は心雑音ありで心拡大なし、B2は心拡大あり、Cはうっ血性心不全あり、Dは治療抵抗性の時期
心拡大の有無と心不全症状の有無が、ステージの分かれ目になります。検査値と食事方針は下の表をご覧ください。(編集部作成)
ステージ臨床的特徴食事方針ナトリウム目安(乾物ベース)
A素因のある犬種だが構造的異常なし(例:若いキャバリア)通常の良質フードでよい。ゴミ漁り・人間の食卓のおすそ分けを避ける通常〜0.4% 程度
B1心雑音あり、心拡大なし、無症状過度な制限は不要。高ナトリウム食品を避ける程度通常〜0.3% 程度
B2心雑音あり、心拡大あり、無症状軽中等度のナトリウム制限を開始。タウリン状態を獣医師に確認0.2〜0.3%
Cうっ血性心不全(CHF)の症状あり(咳・呼吸困難・運動不耐)低ナトリウム療法食への切替を検討。EPA・DHA 補給も選択肢0.15〜0.25%
D標準治療に反応しない難治性心不全食欲維持を最優先。少量頻回給餌で QOL を重視獣医師の指示に従う

※ ステージ B2 で 2016 年の EPIC trial[5]ではピモベンダン投与によりうっ血性心不全発症または心臓死までの期間が中央値 1,228 日(プラセボ 766 日)と、約 462 日延長したと報告されました。早期介入の重要性を裏付けるエビデンスです。具体的なタイミングは獣医師の指示に従ってください。

急なナトリウム制限に注意

無症状のステージ B1 段階で急にナトリウムを極端に制限すると、RAAS(レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系:体液量を調節するホルモン系)が過剰に活性化され、かえって心臓に負担となる可能性があります。段階的なアプローチが重要です。

血液検査の数値(NT-proBNP・トロポニン)はどう読む?

動物病院で「心臓の数値」と言われるのは、おもに NT-proBNP(心臓に負担がかかると分泌される指標。値が高いほど心不全の重症度が高い傾向)と トロポニン(cTnI)(心筋障害のマーカー。急性の心筋ダメージで上昇)です。検査機関で基準値が異なるため絶対値より経時変化が重要で、胸部X線・心エコー・心電図と合わせて総合判断します。数値の解釈はかかりつけ獣医師と一緒に行いましょう。

栄養素の管理(ナトリウム・タウリン・EPA・悪液質)は?

中核はナトリウム制限(ステージ別に段階的)。あわせて DCM ではタウリン、心不全では EPA・DHA と、悪液質を防ぐカロリー確保を意識します。

ナトリウム制限(中核)

ステージ別の目安(乾物ベース)は上の表のとおりで、通常フードのナトリウムは0.4〜0.6%程度。心拡大があるB2以降は低ナトリウム療法食への切り替えが中核です(ACVIMコンセンサス[2]を踏まえた獣医栄養学の慣例。ただし数値は目安であり、療法食パッケージや獣医師の指示を優先)。Freeman 2006の研究[9]では穏やかなナトリウム制限と抗酸化物質・オメガ3を含む食事介入が左心房径の縮小に寄与したと報告されています。

ナトリウムは塩そのものだけでなく、調味料・加工肉・チーズ・市販ジャーキー・スナック菓子などにも多く含まれます。フード裏面の成分表示で「ナトリウム」または「塩分」を確認しましょう。

タウリン・L-カルニチン(DCM で確認)

DCM が疑われる場合や好発犬種(アメリカン・コッカー・スパニエル、ゴールデン・レトリバー等)では血中濃度の測定を獣医師と相談し、欠乏があれば補給を検討します。MUST trial[8]では血中タウリンが低下したコッカーのDCMで補給により心機能が改善した症例が報告され、総説[4]でも整理されています。MVD単独では欠乏が原因となることは少なく通常は不要。サプリの種類・用量は必ず獣医師に相談し、自己判断での開始は避けましょう。

EPA・DHA(オメガ3)

1998年のFreemanらの研究[1]では、魚油由来のEPA・DHAを補給した心不全の犬でIL-1(炎症性サイトカイン)の低下と悪液質の改善が報告されました。心臓病用療法食にはEPA・DHAが強化配合された製品が多く、ステージC以降で活用が検討されます。家庭で使う場合はフードの脂質バランスを崩さないよう、サプリの種類・用量は獣医師相談で。

カロリー確保と悪液質予防

心不全が進むと心臓性悪液質(筋肉量の著しい減少)が起こることがあり、Freemanらの研究[1]では心不全の犬の54%に悪液質の兆候が認められました。十分なカロリーを確保し、腎臓病の併発がない限り良質なタンパク質を維持、BCSを月1回チェックします(肥満は心臓負担を増やすため、心不全の犬は慎重に減量)。カリウムは利尿薬で尿中に排泄されやすいため、定期的な血液検査でモニタリングを。

心臓病で避けたい食材と与えやすい食材は?

塩分の多い食材は避け、茹でた鶏ささみ(無塩)・白米・かぼちゃ・ブルーベリーなど低ナトリウム素材は獣医師相談で活用可。

心臓病の犬で避けたい高ナトリウム食材(加工ハム・市販ジャーキー・チーズ・塩スナック・味付きスープ)と、比較的与えやすい低ナトリウム食材(茹で鶏ささみ・白米のおかゆ・茹でかぼちゃ・無塩プレーンヨーグルト・ブルーベリー)の対比
左は塩分の多い食材、右は無塩・低ナトリウムで用意しやすい食材の目安です。(編集部作成)
避けたい食材具体例理由
加工肉・塩漬け肉ハム・ベーコン・ソーセージナトリウム含有量が極めて多い
市販おやつ(高塩分)犬用ジャーキー・ビスケット塩分と添加物が多い
チーズ類チェダー・パルメザン・カマンベール(カッテージ以外)塩分・脂質ともに多い
スナック菓子ポテトチップス・塩せんべいナトリウム・脂質ともに多い
味付きスープ・汁物味噌汁・うどんつゆ・カップ麺の汁調味料由来のナトリウムが極めて多い
人間の食べ残し残飯・味付き料理意図せぬナトリウム過剰摂取の温床

比較的与えやすい食品(獣医師相談で)

  • 茹でた鶏ささみ・鶏むね肉(無塩、皮と脂身を除く):低ナトリウム・高タンパク
  • 白米・おかゆ(無塩):エネルギー補給に
  • 茹でたかぼちゃ・さつまいも(無塩):食物繊維・カリウム源として少量から
  • 白身魚(タラ・カレイ等の無塩茹で):低ナトリウムのタンパク源
  • 無塩プレーンヨーグルト(少量):チーズ類より塩分が少ない。ただし乳製品はリン含有量もあるため、腎臓病併発時は注意が必要
  • ブルーベリー・りんご薄切り(少量):抗酸化作用が注目される自然食材

与えてもよいおやつの考え方

1 日の総カロリーに占めるおやつは 10% 以下を目安に、塩分の少ない素材を少量にとどめましょう。

療法食と手作り食、どう判断する?

療法食は栄養設計が精密。完全な手作りは専門家の処方なしでは慎重な判断が求められます(海外では獣医栄養学専門医による監修が一般的)。

① 心臓病用療法食はナトリウム・タウリン・EPA/DHAが精密に設計された基本の選択肢(食いつきに個体差・獣医師の指示前提)。② 療法食+補完トッピングは低ナトリウム素材を少量プラスして食いつきを改善(内容は獣医師相談・総ナトリウム量に注意)。③ 完全手作り食は柔軟な一方、専門家の処方が必須で、家庭でナトリウム量を一定に保つのは難しいとされます。

実際、慢性疾患向け手作りレシピを調査した研究では、市販書籍やインターネット上のレシピの多くが栄養学的に不十分と報告されており、心臓病でも同様の傾向が指摘されています。

フード移行は 7〜30 日で段階的に

新フードへの切替は、急に全量を変えると下痢や拒食、悪液質の引き金になります。

期間新フード現行フード注意点
1〜3 日目25%75%少量混合で香り・味に慣らす
4〜7 日目50%50%便の様子・食欲を確認
8〜14 日目75%25%嫌がる場合は前段階に戻す
15 日目〜100%0%完全切替。食欲ムラのある子は 30 日かけても可

詳細は手作りごはんの栄養リスク解説へ。

食欲が落ちたとき、どう工夫する?

温め・ウェット活用・少量頻回・無塩トッピング・食事環境の 5 つの工夫が有効です。

食欲低下時の 5 つの工夫

  1. 温める:電子レンジで 10〜15 秒、または ぬるま湯(37〜38℃)で香りを引き出す
  2. ウェットフード活用:低ナトリウムウェットの療法食、または ドライと混ぜる
  3. 少量頻回給餌:1 日量を 4〜5 回に分けて胃腸負担を軽減
  4. 無塩トッピング:茹でた鶏ささみのゆで汁(無塩)、無塩プレーンヨーグルト少量、ブルーベリー数粒(必ず獣医師に相談)
  5. 食事環境:静かで落ち着ける場所で、息切れがあるときは無理に量を増やさず食べたがるタイミングを尊重
心臓病の犬の食欲が落ちたときの5つの工夫 — 温める・ウェット活用・少量頻回・無塩トッピング・食事環境
5つの工夫はいずれも獣医師に相談したうえで。トッピングは無塩のものを少量にとどめます。(編集部作成)

体重減少が止まらないとき・末期で食べないとき

体重減少が続くなら、カロリー再計算悪液質の進行・併発疾患(腎臓・甲状腺)の評価を獣医師に相談を。

末期で食べないときは、療法食の理想を貫くより「食べてくれるものを食べられるだけ」に方針を切り替える時期があります。少量のささみのゆで汁を混ぜる、シリンジ(注射器型給餌器具)でぬるめのスープ状フードを少しずつ与えるなど、QOL 最優先に。食欲増進薬の選択肢もあります。

⚠️ すぐに獣医師へ相談すべきサイン

食事をほとんど摂らない(特に心不全の犬では半日以上でも要注意)、夜間の咳が続く、睡眠時呼吸数が 1 分 30 回を超える、舌や歯ぐきの色が悪い、失神したなどの場合は速やかに動物病院を受診してください。うっ血性心不全の悪化や肺水腫のリスクがあります。

食欲低下の全般的な原因は6 つの原因と対処法へ。

受診前に整理しておきたいことは?

フード・食事回数・体重・咳の頻度を記録しておくと、診察がスムーズです。

✅ 受診前チェックリスト

  • 現在のフードの種類・量(パッケージ持参が理想)
  • 食事の回数とタイミング、おやつの内容と頻度
  • 体重の変化(過去 3 か月)
  • 咳・呼吸の様子(夜間・運動後・安静時)
  • 安静時呼吸数(1 分間。寝ているときに測ると安定)
  • 運動意欲・散歩中の息切れの有無
  • 過去の血液検査結果(NT-proBNP・トロポニン・腎機能)と心エコー所見
  • 家族の食卓からのおすそ分けの有無、服用中の薬・サプリ

よくある質問

犬の心臓病で食べてはいけないものは何ですか?

加工ハム・ベーコン・市販ジャーキー・チーズ(カッテージ以外)・スナック菓子・味付きスープなどナトリウム(塩分)の多い食品です。心拡大を伴うステージB2以降で段階的なナトリウム制限が推奨されます[2]。くわしくは本文「避けたい/与えやすい食材」へ。

犬の心臓病の寿命や余命はどれくらいですか?

ステージで大きく異なります。EPIC trial[5]では心拡大を伴うステージB2でピモベンダン投与群がうっ血性心不全発症または心臓死までの期間を約462日延長したと報告。ステージC以降は個体差が大きく、生存期間中央値19.5ヶ月との報告もあります[6]。見通しは獣医師にご相談を。

心臓病の犬に与えてもよいおやつは何ですか?

ナトリウムが少ない素材をごく少量、獣医師相談で。例:茹でた鶏ささみ(無塩)少量、薄切りりんご、無塩プレーンヨーグルト少量、ブルーベリー数粒。市販ジャーキー・チーズは塩分が高く避けます。おやつは1日の総カロリーの10%以下に。

心臓病の犬のナトリウム制限は何%が目安ですか?

B1は過度な制限不要、B2で乾物ベース0.2〜0.3%、Cで0.15〜0.25%、Dは獣医師の指示が目安です[2]。通常フードは0.4〜0.6%のため、心拡大があるステージでは低ナトリウム療法食への切り替えが基本。急な制限はかえって負担のため段階的に進めます。

NT-proBNP やトロポニンの値はどう読めばいいですか?

NT-proBNPは心不全の重症度を反映し、値が高いほど心臓への負担が大きいと解釈されます。トロポニンは心筋障害の指標です。いずれも測定機関で基準が異なるため、心エコー・聴診と合わせて獣医師と一緒に解釈しましょう。

心臓病用の療法食を食べてくれない場合はどうすればいいですか?

まずフードを人肌程度(37〜38℃)に温めて香りを引き出すのが有効です。無塩のぬるま湯でふやかす、ウェットに切り替える、無塩の鶏ささみのゆで汁を少量混ぜる方法も。トッピングは塩分の少ない素材に限定し獣医師相談を。絶食が1日以上続く場合は速やかに受診しましょう。

キャバリアは心臓病になりやすいですか?

はい、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは僧帽弁閉鎖不全症(MVD)の好発犬種です。総説[7]ではMVDは老齢犬で多く、診断犬の約30%が心不全に進行と報告。若い頃からの定期的な心臓検診と、ナトリウムを過剰に含まない食事が推奨されます。

フードの切り替え期間はどれくらいかけるべきですか?

目安は7〜30日。25%→50%→75%→100%と段階的に。食欲低下や軟便が出たら一段階戻して2〜3日様子を見ます。心臓病の犬では急な切替が食欲低下や軟便などの引き金になりうるため、必ずゆっくり進めましょう。

まとめ

実務の出発点は3つ——①家庭の食卓・おやつの塩分源を見直す、②検診で心拡大の有無(ACVIMステージ)を把握する、③フードの切り替えは獣医師と7〜30日かけて段階的に進める——です[2]。EPIC trial[5]が示すように、心拡大を伴うステージB2での早期介入は予後の改善につながるため、心雑音を指摘されたら先送りせず受診と相談から始めましょう。

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参考文献を表示(全 12 件)
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  2. Keene BW, Atkins CE, Bonagura JD, et al. "ACVIM consensus guidelines for the diagnosis and treatment of myxomatous mitral valve disease in dogs." J Vet Intern Med. 2019;33(3):1127-1140. doi:10.1111/jvim.15488
  3. Freeman LM, Stern JA, Fries R, Adin DB, Rush JE. "Diet-associated dilated cardiomyopathy in dogs: what do we know?" J Am Vet Med Assoc. 2018;253(11):1390-1394. doi:10.2460/javma.253.11.1390
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  9. Freeman LM, Rush JE, Markwell PJ. "Effects of dietary modification in dogs with early chronic valvular disease." J Vet Intern Med. 2006;20(5):1116-1126.
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  11. Ohad DG, Rishniw M, Ljungvall I, Porciello F, Häggström J. "Sleeping and resting respiratory rates in dogs with subclinical heart disease." J Am Vet Med Assoc. 2013;243(6):839-843. doi:10.2460/javma.243.6.839
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