小型犬の成犬期(1〜7歳)栄養管理ガイド|維持期に最適なフードの選び方

小型犬の成犬期栄養管理ガイド

この記事の結論

成犬維持期(1〜7歳)の栄養管理は「現状維持」が目標。過不足のないバランスが健康長寿のカギです

  • タンパク質は25%前後 - AAFCO基準の最低18%を上回る25%前後で筋肉量と被毛の質を維持[2]
  • 脂質は10〜15%が目安 - エネルギー密度が高い小型犬フードではカロリー過多に注意[1]
  • カロリー管理はBCSで判断 - 体重だけでなくボディコンディションスコア(BCS)で肥満度を評価[4]
  • 避妊・去勢後は給餌量を見直す - 代謝が15〜30%低下するため、同じ量を与え続けると太りやすい[3]
  • 総合栄養食を基本に - 「総合栄養食」表記のあるフードなら、それだけで必要な栄養素を網羅できる

研究データに基づく栄養バランスの詳細とフード選びのポイントは下記をご覧ください

「子犬用フードはいつ卒業すればいい?」「成犬になったら何に気をつけて選べばいい?」──小型犬が1歳を迎えるころ、多くの飼い主さんがフード選びの壁にぶつかります。

成犬維持期は犬の一生の中でもっとも長いライフステージです。この時期の食事は、急激な成長をサポートする子犬期とも、加齢による変化に対応するシニア期とも異なり、「健康な状態をいかに長く維持するか」が最大のテーマになります。

この記事では、NRC(米国学術研究会議)やAAFCO(米国飼料検査官協会)の基準、そして査読付き論文の研究データに基づいて、小型犬の成犬期に最適な栄養管理とフード選びのポイントを詳しく解説します。

この記事の情報について

この記事は研究データおよびAAFCO・NRCの公表基準に基づく情報提供を目的としています。個々の犬の健康状態や特別な栄養ニーズについては、かかりつけの獣医師にご相談ください。

成犬維持期とは

小型犬の成犬期は1歳〜7歳が目安

犬のライフステージは「成長期(子犬期)」「維持期(成犬期)」「高齢期(シニア期)」の大きく3つに分かれます。小型犬(体重10kg未満)は大型犬と比べて成熟が早く、生後10〜12か月で成犬の体格にほぼ達します[1]

一方、シニア期への移行も犬のサイズによって異なります。小型犬は比較的長寿であり、一般的には7歳前後からシニア期とされています。つまり、小型犬の成犬維持期はおよそ1歳〜7歳の約6年間ということになります。

犬のサイズ 体重目安 成犬到達 維持期 シニア期
超小型犬 4kg未満 8〜10か月 約10か月〜9歳 9〜10歳〜
小型犬 4〜10kg 10〜12か月 約1歳〜7歳 7〜8歳〜
中型犬 10〜25kg 12〜15か月 約1歳〜6歳 6〜7歳〜
大型犬 25kg以上 15〜24か月 約1.5歳〜5歳 5〜6歳〜

この表からわかるように、小型犬は大型犬に比べて維持期が長く、それだけにこの期間の食事管理が健康寿命に与える影響は大きいと言えます。

維持期の栄養管理のポイント

成長期の子犬は骨格・筋肉・臓器の発達のために高カロリー・高タンパクの食事が必要でした。しかし成犬維持期に入ると、成長に使われていたエネルギーが不要になるため、同じ食事量を続けると肥満のリスクが急上昇します

維持期の栄養管理の目標は明確です。適正体重を維持し、筋肉量を保ち、被毛や皮膚の健康を守り、免疫機能を正常に保つこと──つまり「現状の健康を長く維持すること」が最優先事項です。

子犬期からの切り替えタイミングについて詳しくは子犬用フードの切り替え時期ガイドをご覧ください。また、7歳を過ぎてからの食事変更についてはシニア犬の食事ガイドで詳しく解説しています。

成犬期に必要な栄養バランス

成犬維持期のフード選びで最も重要なのが、五大栄養素のバランスです。ここでは、AAFCO(米国飼料検査官協会)とNRC(米国学術研究会議)の基準をもとに、小型犬に適した栄養バランスを解説します[1][2]

タンパク質 -- 筋肉と被毛を支える柱

タンパク質は筋肉、皮膚、被毛、免疫細胞など、体のあらゆる組織を構成する最も基本的な栄養素です。AAFCOの基準では、成犬用フードのタンパク質含有量は乾物ベースで最低18%以上と定められています[2]

ただし、18%はあくまで「最低限」の基準です。小型犬は体重あたりの基礎代謝が高く、活動量も多い傾向があるため、実際には25%前後のタンパク質を含むフードが推奨されます。NRC(2006)でも、活動量が通常の成犬では体重1kgあたり約2.62gの良質なタンパク質が必要とされています[1]

タンパク質の「質」も重要

タンパク質は含有量(%)だけでなく、アミノ酸スコアと消化率も重要です。鶏肉、魚、卵など動物性タンパク質は犬にとって必須アミノ酸のバランスが良く、消化率も高い傾向にあります。主原料に良質な動物性タンパク質が使われているフードを選びましょう。タンパク質の比較方法についてはドッグフードのタンパク質比較ガイドで詳しく解説しています。

脂質 -- エネルギーと皮膚の健康を担う

脂質は1gあたり約9kcalと、タンパク質や炭水化物(約4kcal/g)の2倍以上のエネルギーを持つ栄養素です。AAFCOの基準では、成犬用フードの脂質は乾物ベースで最低5%以上と定められています[2]

しかし小型犬用フードでは、小さな粒にエネルギーを凝縮するために脂質が高めに設定されていることがあります。脂質10〜15%の範囲が成犬維持期には適しており、これを超えるとカロリー過多になりやすいため注意が必要です。

特に重要な脂質として、オメガ6脂肪酸(リノール酸)とオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)があります。オメガ6は皮膚のバリア機能維持に、オメガ3は抗炎症作用と被毛の輝きに寄与します。理想的なオメガ6:オメガ3の比率は5:1〜10:1とされています。

カルシウムとリンの比率 -- 骨と歯の健康

カルシウム(Ca)とリン(P)は骨と歯の主成分であり、これらのバランスが崩れると骨格系のトラブルにつながります。NRC(2006)では、成犬のカルシウム/リン比は1:1〜1.5:1が推奨されています[1]

成犬期においてカルシウムの過剰摂取は、他のミネラル(亜鉛、鉄、銅など)の吸収を阻害する可能性があります。総合栄養食であれば適切なバランスに調整されていますが、カルシウムサプリメントの自己判断での追加は避けてください

ビタミン・ミネラル -- 免疫と代謝の調整役

ビタミンA、D、E、B群、そして亜鉛、鉄、銅、セレンなどの微量ミネラルは、免疫機能、抗酸化作用、エネルギー代謝など多岐にわたる生体機能を支えています。

「総合栄養食」と表記されたフードは、AAFCO基準のビタミン・ミネラルをすべて満たしているため、通常は追加のサプリメントは不要です。ただし、手作り食を併用する場合は栄養バランスが崩れやすくなるため注意が必要です。

栄養素 AAFCO成犬基準(最低値) 小型犬推奨範囲 主な役割
タンパク質 18%以上(乾物ベース) 25%前後 筋肉、被毛、免疫細胞の構成
脂質 5%以上(乾物ベース) 10〜15% エネルギー供給、皮膚バリア
カルシウム 0.5%以上(乾物ベース) 0.5〜1.8% 骨・歯の構成、神経伝達
リン 0.4%以上(乾物ベース) 0.4〜1.6% 骨・歯の構成、エネルギー代謝
Ca:P比 1:1以上 1:1〜1.5:1 カルシウムの吸収効率

成犬期のカロリー管理

栄養バランスが適切なフードを選んでも、給餌量が適切でなければ肥満や栄養不足を招きます。成犬維持期のカロリー管理は、「適正体重の維持」を軸に考えましょう。小型犬のカロリー計算については小型犬のカロリー計算ガイドで詳しく解説しています。

BCS(ボディコンディションスコア)の見方

体重計の数字だけでは、犬が適正体重かどうかを正確に判断できません。そこで活用したいのがBCS(ボディコンディションスコア)です。Laflamme(1997)によって開発・検証されたこの評価法は、犬の体型を5段階(または9段階)で視覚的・触覚的に評価するシステムです[4]

BCS(5段階) 体型の特徴 判定 対応
1 / 痩せすぎ 肋骨・腰椎・骨盤が容易に見える。体脂肪がほとんどない 低体重 給餌量増加。獣医師に相談
2 / やや痩せ 肋骨に容易に触れる。上から見てウエストが明瞭 やや低体重 給餌量を5〜10%増加
3 / 理想体型 肋骨に過剰な脂肪なく触れる。横から見て腹部のつり上がりあり 適正 現状維持
4 / やや太め 肋骨に触れにくい。ウエストがわかりにくい。腹部が丸みを帯びる 過体重 給餌量を10〜15%減少
5 / 肥満 肋骨に触れない。厚い脂肪に覆われている。ウエストなし 肥満 獣医師に相談。減量計画

BCSの確認は2週間に1回程度行うのが理想です。BCS3(理想体型)を維持できるよう、給餌量を微調整していくのが成犬維持期のカロリー管理の基本です。体重管理の詳しい方法はドッグフードの体重管理ガイドも参考にしてください。

避妊・去勢後のカロリー調整

避妊・去勢手術は健康上のメリットがある一方で、ホルモンバランスの変化により基礎代謝が約15〜30%低下することが研究で報告されています[3]。German(2006)のレビューでは、避妊・去勢後の犬は未手術の犬と比較して肥満リスクが有意に高いことが示されています。

避妊・去勢後の太りすぎに注意

手術後は体重の変化を2週間ごとにチェックし、増加傾向が見られたら早めに対処しましょう。具体的には、給餌量を10〜20%減らす、または避妊・去勢後用のカロリー控えめフードへの切り替えを検討してください。詳しくは避妊・去勢後の食事ガイドで解説しています。

活動量別のカロリー目安

犬の必要カロリーは、安静時エネルギー要求量(RER)に活動係数をかけて算出します。RER = 70 ×(体重kg)0.75が基本式です[1]。以下は小型犬の体重別・活動量別の1日あたりカロリー目安です。

体重 低活動(室内中心)
係数 1.2〜1.4
標準活動(毎日30分散歩)
係数 1.4〜1.6
高活動(1時間以上の運動)
係数 1.6〜2.0
2kg 約140〜165 kcal 約165〜190 kcal 約190〜235 kcal
3kg 約185〜220 kcal 約220〜250 kcal 約250〜315 kcal
5kg 約265〜310 kcal 約310〜355 kcal 約355〜445 kcal
7kg 約340〜395 kcal 約395〜455 kcal 約455〜570 kcal
10kg 約435〜510 kcal 約510〜585 kcal 約585〜730 kcal

※避妊・去勢済みの犬は上記より10〜20%少ないカロリーが目安です。フードのパッケージに記載された給餌量はあくまで目安であり、実際の適正量は個体ごとに異なります。BCSを参考にしながら微調整してください。

フードの種類と選び方

ドッグフードにはさまざまなタイプがあり、それぞれに特徴があります。成犬維持期の小型犬に合ったフードタイプの選び方を解説します。フードの種類について詳しくはドッグフードの種類完全ガイドも参考にしてください。

ドライフード(カリカリ)

水分含有量が10%以下のフードで、最も一般的なタイプです。

  • メリット:保存性が高い、コストパフォーマンスが良い、歯石予防に一定の効果、計量しやすい
  • デメリット:水分が少ないため別途十分な飲水が必要、嗜好性がウェットフードに劣る場合がある
  • 選び方のポイント:小型犬用の小粒サイズを選ぶ。主原料が動物性タンパク質(鶏肉、魚など)のものが望ましい

ウェットフード(缶詰・パウチ)

水分含有量が75%前後のフードです。

  • メリット:嗜好性が高い、水分補給になる、消化しやすい
  • デメリット:開封後の保存期間が短い、コストが高い、歯石がつきやすい
  • 選び方のポイント:「総合栄養食」表記のあるものを選ぶ。「一般食」や「副食」表記のものは、それだけでは栄養が不足する

セミモイストフード

水分含有量が25〜35%のフードで、ドライとウェットの中間的な食感です。

  • メリット:やわらかく食べやすい、嗜好性が高い
  • デメリット:保存料や糖類が多い製品がある、ドライフードに比べて保存性が低い
  • 選び方のポイント:添加物の種類と量を確認する。原材料表示の読み方は原材料表示の読み方ガイドを参照

フリーズドライ・エアドライフード

低温乾燥技術で水分を除去したフードで、栄養素の損失が少ないことが特徴です。

  • メリット:素材の栄養が残りやすい、軽量で保存性が高い、水で戻すとウェットフードに近い食感
  • デメリット:価格が高い、手に入りにくい場合がある
  • 選び方のポイント:総合栄養食かどうかを必ず確認。トッピング専用の製品もあるため注意

混合給餌(ミックスフィーディング)という選択肢

ドライフードを主食にしつつ、ウェットフードを少量トッピングする「混合給餌」も有効な方法です。食いつきの改善、水分摂取量の増加、食事の楽しみの向上といったメリットがあります。ただし、合計カロリーが過剰にならないよう注意してください。トッピングの工夫についてはドッグフードのトッピングガイドで詳しく解説しています。

成犬期によくある食事の悩みと対策

成犬維持期は長いライフステージであるため、さまざまな食事の悩みに直面することがあります。ここでは、飼い主さんからよく寄せられる4つの悩みと、研究データに基づく対策を解説します。

悩み1: 食いつきが落ちた

成犬になると、子犬期のようにがっついて食べなくなることがあります。これは異常ではなく、成長期の旺盛な食欲が落ち着いた結果であることも多いです。

対策

  • フードを温める:電子レンジで10〜15秒温めるか、ぬるま湯(37〜38度C)をかけて香りを引き出す
  • 少量のトッピング:茹でた鶏ささみ、ウェットフード少量、茹で野菜を少しだけ加える。カロリーは1日の総量の10%以内に
  • 食事時間を決める:15〜20分で食べなければ片付け、「出しっぱなし」をやめる。規則正しい食事習慣が食欲を促進する
  • 運動量を確保する:散歩や遊びで適度にエネルギーを消費させることで、自然な食欲が生まれる

食いつきの問題が2日以上続く場合や、元気がない・嘔吐があるなどの症状を伴う場合は、獣医師に相談してください。食欲の問題全般については小型犬の食欲改善ガイドで詳しく取り上げています。

悩み2: 太ってきた

German(2006)のレビューによると、先進国の犬の約20〜40%が過体重または肥満と推定されています[3]。肥満は関節疾患、糖尿病、心臓病、寿命の短縮など多くの健康リスクを伴います。

対策

  • BCSで現状を確認:体重計の数字だけでなく、肋骨の触知、ウエストのくびれを確認する
  • 給餌量を10〜15%減らす:いきなり大幅に減らすのではなく、2週間ごとに調整
  • おやつのカロリーを見直す:おやつは1日の総カロリーの10%以内が目安。意外とカロリーが高いジャーキーやチーズに注意
  • 体重管理用フードの検討:脂質とカロリーを抑えつつ満腹感を維持できる低カロリーフードも選択肢の一つ

体重管理の具体的な方法はドッグフードの体重管理ガイドで詳しく解説しています。

悩み3: 便の状態が安定しない

軟便、下痢、便の回数が多いなど、便の状態が安定しない場合はフードとの相性が原因であることが少なくありません。

対策

  • フード変更は段階的に:新しいフードへの切り替えは7〜10日かけて行う。急な変更は腸内細菌叢のバランスを崩しやすい
  • 食物繊維のバランスを確認:可溶性繊維(ビートパルプなど)と不溶性繊維のバランスが便の質に影響する
  • タンパク質源を変えてみる:特定のタンパク質源に消化不良を起こしている可能性がある。鶏肉がダメなら魚やラムを試す
  • 食物アレルギーの可能性:慢性的な下痢や嘔吐を伴う場合は、食物アレルギーの検査を獣医師に相談

便の状態のチェック方法は小型犬の便の健康チェックガイド、食物アレルギーについてはドッグフードのアレルギー完全ガイドをご覧ください。

悩み4: フードの切り替えタイミング

成犬期のフード切り替えが必要になる主なタイミングは以下のとおりです。

  • 子犬用 → 成犬用:小型犬は生後10〜12か月
  • 避妊・去勢手術後:手術後1〜2か月で体重増加が見られたら
  • 体調の変化:アレルギー症状、消化不良、体重変動が続く場合
  • 成犬用 → シニア用:小型犬は7歳前後

いずれの場合も、7〜10日かけて新旧フードを混ぜながら段階的に切り替えるのが基本です。具体的な切り替えスケジュールについてはドッグフードの切り替え方ガイドを参考にしてください。

成犬期の小型犬におすすめフード3選

ここでは、上記の栄養基準を満たし、成犬維持期の小型犬に適したフードを3つ紹介します。いずれも「総合栄養食」として必要な栄養素を網羅しています。

このこのごはん

このこのごはん 小型犬用総合栄養食
対象小型犬 全年齢
主原料鶏肉(ささみ、レバー)、玄米、大麦
成分タンパク質21.3%以上 / 脂質8.2%以上 / カロリー343kcal/100g
特徴小型犬向け小粒国産ヒューマングレードオイルコーティングなし

ポイント

  • 小型犬の食べやすさにこだわった直径約7〜8mmの小粒設計
  • 鶏ささみを主原料とし、鹿肉・まぐろなど複数のタンパク質源を配合
  • オイルコーティングなしのため、べたつきが少なく酸化しにくい

ニュートロ シュプレモ 小型犬用 成犬用

ニュートロ シュプレモ 小型犬用 成犬用
対象小型犬 成犬用(1歳以上)
主原料チキン(肉)、チキンミール、モロコシ
成分タンパク質26.0%以上 / 脂質17.0%以上 / カロリー365kcal/100g
特徴高タンパク自然素材小粒設計皮膚・被毛ケア

ポイント

  • チキン・ラム・サーモンなど17種の自然素材を組み合わせた独自のホリスティック・ブレンド
  • タンパク質26%以上と成犬に十分な高タンパク設計
  • 亜麻仁やチアシード由来のオメガ3脂肪酸が皮膚・被毛の健康をサポート

アカナ アダルトスモールブリード

アカナ アダルトスモールブリード 小型犬成犬用
対象小型犬 成犬用(1歳以上)
主原料新鮮鶏肉、鶏肉ミール、七面鳥肉ミール
成分タンパク質31.0%以上 / 脂質17.0%以上 / カロリー351kcal/100g
特徴超高タンパクグレインフリーWholePrey比率地元産原材料

ポイント

  • 肉原材料を60%以上使用し、タンパク質31%以上の高タンパク設計
  • WholePrey(丸ごとの獲物)コンセプトで肉・内臓・軟骨をバランスよく配合
  • 活動量の多い小型犬や、筋肉量の維持を重視したい犬に特に適している

上記のフードはあくまで一例です。愛犬の体質、アレルギーの有無、活動量、嗜好に合わせて最適なフードは異なります。フードの切り替え時は、7〜10日かけて段階的に移行することを忘れずに。フード切り替えのスケジュールについてはドッグフードの切り替え方ガイドで詳しく解説しています。

よくある質問

小型犬の成犬期はいつからいつまでですか?

小型犬の成犬期(維持期)は一般的に1歳〜7歳です。小型犬は大型犬と比べて成熟が早く、生後10〜12か月で成犬の体格に達します[1]。7歳以降はシニア期に入り、代謝や必要栄養素が変化するため、フードの見直しが必要になります。シニア期の食事についてはシニア犬の食事ガイドをご覧ください。

成犬の小型犬に最適なタンパク質量はどのくらいですか?

AAFCOの基準では成犬用フードのタンパク質は乾物ベースで18%以上と定められていますが、小型犬の成犬には25%前後が推奨されます[2]。小型犬は体重あたりの基礎代謝が高く、筋肉量の維持にも十分なタンパク質が必要です。ただし、腎臓に疾患がある場合はタンパク質制限が必要になることがあるため、獣医師にご相談ください。タンパク質の詳しい比較はタンパク質比較ガイドをご覧ください。

避妊・去勢後はフードを変えるべきですか?

避妊・去勢後はホルモンバランスの変化により基礎代謝が約15〜30%低下し、太りやすくなります[3]。手術後すぐにフードを変える必要はありませんが、体重の推移を2週間ごとに確認し、増加傾向が見られたら給餌量を10〜20%減らすか、避妊・去勢後用のカロリー控えめフードへの切り替えを検討しましょう。詳しくは避妊・去勢後の食事ガイドで解説しています。

成犬期の小型犬にフードをトッピングしてもいいですか?

トッピングは食いつき改善に有効ですが、総合栄養食の栄養バランスを崩さないよう注意が必要です。トッピングの量は1日の総カロリーの10%以内に抑えるのが目安です。おすすめのトッピングは、茹でた鶏ささみ、温めたウェットフード、少量の茹で野菜(ブロッコリー、にんじんなど)です。詳しくはトッピングガイドをご覧ください。

まとめ

小型犬の成犬維持期(1〜7歳)は犬の一生でもっとも長く、この時期の栄養管理が健康寿命を大きく左右します。維持期の食事管理のポイントを改めて整理します。

  • タンパク質25%前後・脂質10〜15%を目安に、AAFCO基準を満たす総合栄養食を選ぶ
  • カルシウム/リン比は1:1〜1.5:1。総合栄養食なら自動的に調整されている
  • カロリー管理はBCSで判断。体重計だけでなく、肋骨の触知とウエストのくびれを定期的に確認する
  • 避妊・去勢後は代謝が低下するため、体重の変化に注意して給餌量を調整する
  • フードの切り替えは7〜10日かけて段階的に。急な変更は消化器トラブルの原因に

成犬期は「何も問題がない」からこそ油断しやすい時期でもあります。適正体重の維持、バランスの取れた栄養、適切な給餌量──この3つを意識するだけで、愛犬の健康的な毎日をしっかりサポートできます。

WANPAKUでは、研究データに基づくエビデンスベースの情報提供を心がけています。愛犬のフード選びに迷ったら、無料のフード診断もぜひお試しください。

参考文献を表示(全4件)
  1. National Research Council (NRC). "Nutrient Requirements of Dogs and Cats." Washington, DC: National Academies Press; 2006.
  2. Association of American Feed Control Officials (AAFCO). Official Publication. 2024.
  3. German AJ. "The growing problem of obesity in dogs and cats." J Nutr. 2006;136(7 Suppl):1940S-1946S. doi:10.1093/jn/136.7.1940S
  4. Laflamme DP. "Development and validation of a body condition score system for dogs." Canine Practice. 1997;22(4):10-15.

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