犬の口臭が気になる…|3歳以上の80%が抱えるお口の悩み対策

犬の口臭対策|お口の健康に配慮したフード選びのポイント

💡 この記事の結論

愛犬の口臭が気になるときのフード選び5つのポイント

  • 適度な硬さ・サイズの粒 - 噛むことで歯の表面の汚れを落とす
  • 消化に配慮した原材料 - 消化不良による口臭に配慮
  • 腸内環境サポート成分 - 乳酸菌・食物繊維で内側からケア
  • 良質な動物性タンパク質 - 消化吸収に優れた原材料を選ぶ
  • 人工添加物を控えたフード - 体への負担に配慮

📌 おすすめフード5選と日々のケア方法を本文で解説します

「最近、愛犬の口臭が気になる…」「顔を近づけると、ちょっとにおいが…」——そんな経験はありませんか?

実は、3歳以上の犬の約80%が何らかのお口のトラブルを抱えているというデータがあります[2]。あなたの愛犬も、もしかしたらその一員かもしれません。

「歯磨きが大切なのはわかっているけど、なかなかできない…」という方も多いのではないでしょうか。でも大丈夫。毎日のフード選びでできるケアがあります。

この記事では、獣医学研究データに基づいて、お口の健康維持に配慮したフード選びの5つのポイントを解説します。

犬の口臭はなぜ起こる?80%が抱える原因

犬の口臭の原因はさまざまですが、大きく分けるとお口の中の問題体の内側の問題に分類できます。

お口の中の問題

犬の口臭の最も一般的な原因は、歯垢や歯石の蓄積です[1]。食べカスが歯に残り、それが細菌と結びついて歯垢になります。歯垢は2〜3日で歯石に変化し、一度歯石になると歯磨きでは落とせません。

驚くことに、3歳以上の犬の約80%が何らかのお口のトラブルを抱えているというデータもあります[2]。特に小型犬は口が小さく歯が密集しているため、トラブルが起きやすい傾向があります。年齢とともに食事の見直しも重要になるため、シニア犬の食事見直しガイドも参考にしてみてください。

体の内側の問題

口臭は消化器系や内臓の不調のサインであることもあります。

  • 消化不良:フードが胃腸でうまく消化されず、発酵することで口臭につながることがあります
  • 腸内環境の乱れ:腸内の悪玉菌が増えると、体内で発生したガスが口臭として現れることがあります
  • 内臓の不調:腎臓や肝臓のトラブルが口臭として現れることもあります

⚠️ 急な口臭の変化は獣医師に相談を

口臭が急にきつくなった、今までと違うにおいがする、食欲がない、元気がない——こうした変化が見られる場合は、病気のサインの可能性があります。早めに動物病院を受診することをおすすめします。

📊 飼い主さんの悩み傾向(2,685人の診断データより)

2025年9月〜2026年2月のデータでは、飼い主さんが抱える悩みは多岐にわたります。

  • 皮膚・被毛:41.6%(1,117人)
  • 体重管理:34.6%(930人)
  • 涙やけ:33.3%(894人)
  • 関節ケア:32.8%(882人)
  • アレルギー:32.0%(859人)
  • 食欲不振:31.1%(835人)
  • 消化トラブル:21.8%(584人)

口腔ケアは上記の悩みと密接に関わっています。食欲不振の31.1%には、口の問題が隠れていることも。診断ユーザーのうちトイプードル(15.0%)やチワワ(6.5%)など、歯周病リスクが高い小型犬が上位を占めています。

見逃し厳禁!お口トラブル6つの危険サイン

口臭以外にも、お口のトラブルを示すサインがあります。以下の様子が見られたら、注意が必要です。

チェックしたいポイント

  • 口臭がきつい:腐ったような臭い、アンモニア臭など
  • 歯茎が赤い・腫れている:健康な歯茎はピンク色です
  • 歯に茶色い汚れがついている:歯石が蓄積しているサイン
  • よだれが多い・血が混じる:お口の中に問題があるかもしれません
  • フードを食べにくそうにしている:片側だけで噛む、ポロポロこぼすなど
  • 口を触られるのを嫌がる:痛みがあるサインの可能性

💡 小型犬は特に注意

チワワ、トイプードル、ヨークシャーテリア、ポメラニアンなどの小型犬は、口が小さく歯が密集しているため、歯垢・歯石が溜まりやすい傾向があります。また、乳歯が抜けずに残ってしまう「乳歯遺残」も起きやすく、これもお口のトラブルの原因になります。犬種ごとのフード選びのポイントは犬種別フード選びガイドで詳しく解説しています。

口臭対策フード選びで押さえたい5項目

毎日の食事でできるお口のケアがあります。以下の5つのポイントを押さえてフードを選んでみてください。

1. 適度な硬さ・サイズの粒を選ぶ

噛む習慣をつけることが、歯の健康維持の第一歩です。愛犬の口のサイズに合った粒で、しっかり噛んで食べられるフードが理想的です。

粒が小さすぎると丸呑みしてしまい、噛む効果が得られません。逆に大きすぎると食べにくくなります。小型犬は7〜10mm、中型犬以上は10〜15mm程度が目安です。

2. 消化に配慮した原材料

消化不良は口臭の原因になることがあります。チキン、ラム、魚など消化しやすい動物性タンパク質がメインのフードがおすすめです。

また、「〇〇ミール」「肉類」などの曖昧な表記より、具体的な原材料名が明記されているフードの方が安心です。

3. 腸内環境をケアする成分

腸内環境の乱れは口臭につながることがあります。乳酸菌(プロバイオティクス)オリゴ糖・食物繊維(プレバイオティクス)が配合されたフードは、腸内環境の健康維持に役立ちます。お腹の調子が気になる子には軟便・下痢が気になる小型犬のフード選びガイドも参考になります。

💡 腸内環境と口臭の関係

腸内の悪玉菌が増えると、有害なガスが発生しやすくなります。このガスが血液を通じて全身を巡り、肺から呼気として排出されることで、口臭として感じられることがあります。「内側からのケア」が大切な理由です。

4. ドライフードを主食に

ウェットフードは歯に付着しやすく、歯垢がつきやすい傾向があります。ドライフードを主食にすると、噛むことで歯の表面の汚れを落とす効果が期待できます。

ただし、ドライフードだけで歯の健康が維持できるわけではありません。あくまで「補助的なケア」として捉え、歯磨きなどのケアも併せて行うのが理想的です。

5. 人工添加物を控えたフード

人工着色料、人工香料、人工保存料などの添加物は、体への負担になることがあります。無添加または天然由来の酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物など)を使用したフードなら安心です。

今日からできる!お口の健康ケア

フード選びに加えて、毎日のケアを取り入れることで、愛犬のお口の健康維持をよりサポートできます。

歯磨きが理想

お口のケアで最も効果的なのは歯磨きです。毎日できれば理想的ですが、週3〜4回でも続けることが大切です。

  • 犬用の歯ブラシと歯磨きペーストを使う
  • 最初は指で歯茎をマッサージすることから始める
  • 嫌がる場合は無理せず、少しずつ慣らしていく
  • 終わったら褒めて、良い印象を持たせる

歯磨きが難しい場合の代替手段

歯磨きがどうしても難しい場合は、以下の方法も検討してみてください。

  • デンタルガム:噛むことで歯の表面の汚れを落とす(与えすぎに注意)
  • デンタルスプレー・ジェル:口腔内を清潔に保つサポート
  • 飲み水に入れるタイプのケア用品:手軽に取り入れられる

⚠️ 定期的な獣医師チェックを

歯石が付いてしまうと、家庭でのケアでは取り除けません。年に1〜2回は動物病院でお口の状態をチェックしてもらいましょう。必要に応じて、獣医師による歯石除去(スケーリング)を検討してください。

日常生活で気をつけること

  • ウェットフードより ドライフードを主食に:歯に付着しにくい
  • おやつは歯に残りにくいものを選ぶ:べたつくおやつは歯垢の原因に
  • 硬すぎるおもちゃに注意:歯が欠けることがあります
  • 定期的に口の中をチェック:異常の早期発見に

よくある質問

Q. 犬の口臭の主な原因は?

犬の口臭の主な原因は、歯垢や歯石の蓄積によるお口のトラブルです。3歳以上の犬の約80%が何らかのお口のトラブルを抱えているというデータもあります。その他、消化器系の不調や内臓の問題が原因となることもあるため、急に口臭がきつくなった場合は獣医師への相談をおすすめします。

Q. ドライフードとウェットフード、歯の健康にはどちらがいい?

一般的に、ドライフードの方が歯の健康維持に適しているとされています。噛むことで歯の表面の汚れを物理的に落とす効果が期待できるためです。ウェットフードは歯に残りやすく、歯垢がつきやすい傾向があります。ただし、ドライフードだけで歯の健康が維持できるわけではないので、歯磨きなどのケアも併せて行うことが大切です。

Q. 口臭対策としてフードでできることは?

フードでできる口臭対策としては、(1)適度な硬さ・大きさの粒で噛む習慣をつける、(2)消化に配慮した原材料のフードを選ぶ、(3)腸内環境の健康維持に配慮した成分(乳酸菌など)が入ったフードを選ぶ、などがあります。ただし、フードだけでは限界があるため、歯磨きや定期的な獣医師によるチェックも大切です。

Q. 小型犬は口臭が出やすいって本当?

小型犬は口が小さく歯が密集しているため、歯垢や歯石が溜まりやすい傾向があります。また、小型犬用のフードは粒が小さく、あまり噛まずに飲み込んでしまうことも。チワワ、トイプードル、ヨークシャーテリアなどの小型犬は、特にお口のケアに気を配ることをおすすめします。

まとめ

犬の口臭が気になるときは、まずお口の健康状態をチェックすることが大切です。急な口臭の変化や、歯茎の腫れ・出血などがある場合は、早めに獣医師に相談しましょう。

毎日のフード選びでは、適度な粒サイズ、消化に配慮した原材料、腸内環境サポート成分などを意識することで、お口の健康維持をサポートできます。

ただし、フードだけでお口のケアを完結させることは難しいのが現実です。歯磨きや定期的な獣医師チェックも組み合わせて、愛犬の健康を守っていきましょう。

参考文献を表示(全3件)
  1. Cornell University College of Veterinary Medicine. "Periodontal Disease."
  2. アニコム損保 みんなのどうぶつ病気大百科. "歯周病(歯肉炎・歯周炎)<犬>"
  3. KINS WITH 動物病院. "犬の口臭を感じる時に確認すべきことと、動物病院を受診するサイン"

愛犬にぴったりのフードを見つけよう

愛犬の犬種・年齢・悩みに合わせて、111商品の中から最適なフードをご提案します。

無料で診断する(30秒)→

こちらもおすすめ