犬にチョコは何gでアウト?小型犬の危険な食材リスト

【保存版】小型犬の危険な食べ物完全リスト|中毒量・症状・緊急対応

💡 この記事の結論

小型犬が絶対に食べてはいけない食材と中毒量

  • チョコレート - ダークチョコ10g/体重1kgで中毒症状(3kgなら30g)
  • 玉ねぎ・ニンニク - 体重1kgあたり5g以上で赤血球破壊
  • ぶどう・レーズン - 少量でも急性腎不全のリスク(個体差大)
  • キシリトール - 0.1g/体重1kgで低血糖、0.5g/体重1kgで肝不全
  • 誤食時の対応 - 即座にかかりつけ動物病院に電話、自己判断禁止

📌 危険な食材30種と緊急対応フローは下記をご覧ください

「うちの子、テーブルの上のチョコを食べてしまったかも...」そんなヒヤッとした経験、ありませんか?

小型犬と暮らしていると、ふとした瞬間に愛犬が人間の食べ物に興味を示すことがあります。でも、私たちにとっては何気ないおやつでも、小さな体の愛犬には命に関わることがあります。

実は体重3kgの小型犬の場合、わずか10gのチョコレートでも中毒症状を起こす可能性があります。大型犬なら平気な量でも、体重比で考えると小型犬には何倍もの影響があるからです。

この記事では、危険な食材30種の中毒量・症状・対処法をまとめました。「もしも」のときに慌てないよう、ぜひブックマークしておいてください。

なぜ小型犬は特に気をつけたいの?

体重比での影響の大きさ

小型犬は体重が軽いので、同じ量の食材でも体重比で考えると大型犬の数倍の影響を受けてしまいます。これが小型犬の飼い主さんが特に気をつけたい理由です。

📊 体重別の中毒リスク比較(チョコレートの場合)

小型犬のチョコレート中毒リスク(体重比換算)
犬の体重 板チョコ1枚(50g)を食べた場合 体重比での換算
3kg(超小型犬) 体重の約1.7% 人間60kgなら1kg分のチョコに相当
5kg(小型犬) 体重の約1.0% 人間60kgなら600g分のチョコに相当
30kg(大型犬) 体重の約0.17% 人間60kgなら100g分のチョコに相当

代謝機能の違い

小型犬は代謝が速い一方で、肝臓の解毒能力は体重に比例します。そのため、毒性物質を処理しきれずに中毒症状が出やすくなってしまいます。

危険度【高】の食材

以下の食材は少量でも命に関わる危険があります。絶対に与えないようにしましょう。

🚨 チョコレート・カカオ製品[1]

毒性成分

テオブロミン、カフェイン

中毒量(体重1kgあたり)

  • ミルクチョコ:40-50mg(約20g)で軽度症状、100mg以上で重度
  • ダークチョコ:15-20mg(約7g)で軽度症状、40mg以上で重度
  • ココアパウダー:10mg(約5g)で軽度症状

具体例(3kg犬の場合)[5]

  • ミルクチョコ板1枚(50g):重篤な中毒症状
  • ダークチョコ20g:重篤な中毒症状
  • ココア大さじ1杯(15g):軽度〜中度の中毒症状

症状(摂取後2-4時間で出現)

嘔吐、下痢、多尿、興奮、痙攣、不整脈、最悪の場合は死亡

対処法

即座に動物病院へ連絡し受診。摂取後2時間以内なら催吐処置が有効。

🚨 玉ねぎ・ネギ類(玉ねぎ、長ネギ、ニラ、ニンニク)[2][4]

毒性成分

有機チオ硫酸化合物(アリルプロピルジスルファイド)

中毒量(体重1kgあたり)

5g以上で中毒症状のリスク(3kg犬なら約15g=玉ねぎ1/10個)

症状(摂取後1-3日で出現)

溶血性貧血(歯茎が白い、黄疸)、元気消失、嘔吐、下痢、血尿

特記事項

⚠️ 加熱しても毒性は消えません。ハンバーグ、カレー、味噌汁などのエキスも危険です。

対処法

即座に動物病院へ連絡。24-48時間は貧血の症状を観察。

🚨 キシリトール(ガム、飴、ダイエット食品)

中毒量(体重1kgあたり)

  • 0.1g(100mg):低血糖症状
  • 0.5g以上:肝不全のリスク

具体例(3kg犬の場合)

キシリトール入りガム1粒(約1g含有)で重篤な低血糖、3粒以上で肝不全リスク

症状(摂取後15-30分で出現)

嘔吐、ふらつき、痙攣、意識消失、肝不全

対処法

最優先で緊急受診。15-30分以内が勝負です。

🚨 ぶどう・レーズン[3]

毒性成分

不明(個体差が大きい)

中毒量

体重1kgあたりぶどう10-30g、レーズン3-10g(個体差が大きく、少量でも重篤化する場合あり)

具体例(3kg犬の場合)

ぶどう3-5粒、レーズン10粒程度から急性腎不全のリスク

症状(摂取後6-12時間で出現)

嘔吐、元気消失、腹痛、24-48時間後に腎不全(尿が出ない、嘔吐、脱水)

対処法

即座に動物病院へ連絡し受診。摂取後2時間以内なら催吐処置。

🚨 アボカド

毒性成分

ペルシン(果肉・種・皮・葉に含まれる)

症状

嘔吐、下痢、呼吸困難、心筋障害

対処法

動物病院へ連絡し指示を仰ぐ。

🚨 マカダミアナッツ

中毒量

体重1kgあたり2.4g(3kg犬なら約3粒)

症状(摂取後12時間以内)

筋力低下、後肢麻痺、震え、嘔吐、高熱

対処法

動物病院へ連絡。通常24-48時間で回復するが、重症化することもある。

危険度【高】の食材

大量に摂取すると危険ですが、少量なら影響が少ない場合もあります。ただし、小型犬は体重比で影響を受けやすいので、できれば与えないようにしてください。

⚠️ カフェイン(コーヒー、紅茶、エナジードリンク)

中毒量:体重1kgあたり20mg(コーヒー1杯で60-100mg含有)

症状:興奮、嘔吐、多尿、不整脈、痙攣

⚠️ アルコール(ビール、ワイン、料理酒)

中毒量:体重1kgあたり5.6ml(3kg犬ならビール50ml程度)

症状:嘔吐、ふらつき、昏睡、低血糖、呼吸困難

⚠️ 生の魚介類(生イカ、生タコ、生エビ)

問題:ビタミンB1を分解する酵素(チアミナーゼ)含有

症状:ビタミンB1欠乏症(ふらつき、食欲不振、痙攣)

⚠️ 牛乳・乳製品(大量摂取)

問題:乳糖不耐症(成犬はラクターゼ酵素が少ない)

症状:下痢、腹痛、ガス

⚠️ 生卵の白身

問題:アビジンがビオチン(ビタミンB7)の吸収を阻害

症状:長期的に皮膚炎、脱毛

⚠️ 塩分の多い食品(ハム、ソーセージ、煎餅)

問題:高ナトリウム血症、心臓・腎臓への負担

症状:多飲多尿、嘔吐、痙攣

危険度【中】の食材

大量でなければ問題ないことが多いですが、小型犬は少量でも影響を受ける可能性があるので、控えめに与えるようにしましょう。

△ 果物の種・芯(リンゴ、桃、梅、さくらんぼ)

問題:シアン化合物を含む

対策:種と芯は必ず取り除く

△ 香辛料・刺激物(唐辛子、わさび、胡椒)

問題:胃腸への刺激

症状:嘔吐、下痢、胃炎

△ ほうれん草(大量)

問題:シュウ酸が多く、カルシウム吸収阻害・結石リスク

対策:茹でてから少量ならOK

△ 生の豚肉

問題:トキソプラズマ、寄生虫のリスク

対策:必ず加熱する(鶏肉・牛肉も同様)

△ ナッツ類(ピーナッツ、アーモンド)

問題:高脂肪で消化不良、膵炎のリスク

対策:無塩・無味付けで少量ならOK(マカダミアナッツは禁止)

誤食してしまったらどうすればいい?

📞 ステップ1:冷静に状況確認(1分以内)

  • 何を食べたか(食材名、商品名)
  • どれくらい食べたか(グラム数、個数)
  • いつ食べたか(○時○分)
  • 愛犬の体重(kg)
  • 現在の症状(元気、嘔吐、震えなど)

📱 ステップ2:動物病院へ即座に電話(2分以内)

電話での伝え方テンプレート

「〇〇(犬の名前・体重〇kg)が、〇時〇分頃に〇〇(食材名)を約〇g(または〇個)食べてしまいました。現在の症状は〇〇です。どうすればよいでしょうか?」

🚑 ステップ3:獣医師の指示に従う

【やってはいけないこと】

  • ❌ 自己判断で吐かせる(塩水を飲ませる、喉を刺激するなど)→ 誤嚥や食道損傷のリスク
  • ❌ 無理に水を飲ませる→ 嘔吐を誘発し、誤嚥のリスク
  • ❌ 様子見をする→ 症状が出る前の早期対応が重要

【獣医師が指わかるる可能性のある処置】

  • ✅ 催吐処置(摂取後2時間以内が有効)
  • ✅ 活性炭投与(毒素の吸着)
  • ✅ 点滴(体内の毒素を薄める、脱水防止)
  • ✅ 対症療法(嘔吐止め、痙攣止めなど)

🏥 ステップ4:病院へ向かう際の注意

  • 食べた食材のパッケージ・ラベルを持参
  • 嘔吐物があれば写真を撮るか、持参
  • 移動中に嘔吐する可能性があるため、タオルやビニール袋を用意

安全な食材リスト

以下の食材は適量であれば安全と言われています。ただし、初めて与える場合は少量から試して、アレルギー反応がないかチェックしてください。

✅ タンパク質源

  • 鶏肉(茹でる、皮と脂肪は除去)
  • 牛肉(赤身、茹でるor焼く)
  • ラム肉(茹でるor焼く)
  • 白身魚(鮭、タラ、加熱して骨を除去)
  • (加熱したもの)

✅ 野菜

  • さつまいも(加熱、食物繊維豊富)
  • かぼちゃ(加熱、ビタミンA豊富)
  • にんじん(茹でるor生でも可)
  • ブロッコリー(茹でて少量)
  • キャベツ(茹でて少量)

✅ 果物(少量・おやつとして)

  • リンゴ(種と芯を除去)
  • バナナ(高カロリーなので少量)
  • スイカ(種を除去、水分補給に)
  • ブルーベリー(抗酸化作用)

✅ その他

  • 白米(消化に良い、少量)
  • 無糖ヨーグルト(プロバイオティクス、少量)
  • 無塩チーズ(カッテージチーズなど、少量)

💡 手作りトッピングの基本ルール

  • 味付けなし(塩、砂糖、醤油、調味料は不要)
  • 総食事量の10-15%以内に抑える
  • 初めての食材は小さじ1杯から試す
  • 24時間は便や体調を観察

よくある質問

Q1. チョコレートを少量食べてしまいました。どうすればいいですか?

まず冷静に以下を確認してください:

  • 食べた量(グラム数)
  • チョコの種類(ミルク、ダーク、ココアなど)
  • 食べた時間

その後、すぐに動物病院に電話してください。ダークチョコレートは特に危険で、体重1kgあたり15-20mg程度のテオブロミンで症状が出る可能性があります。

⚠️ 自己判断で吐かせる行為は危険です。必ず獣医師の指示に従ってください。

Q2. 玉ねぎエキスが入った料理の汁を舐めてしまいました。大丈夫ですか?

玉ねぎは加熱しても毒性が残り、エキスや汁も危険です。体重1kgあたり5g以上(3kg犬なら約15g=玉ねぎ1/10個分)で中毒症状が出る可能性があります。

すぐに動物病院に連絡し、24-48時間は以下の症状を観察してください:

  • 歯茎が白い(貧血)
  • 元気がない
  • 嘔吐・下痢
  • 血尿

症状が出る前の早期受診が大切です。

Q3. キシリトール入りガムを1粒食べてしまいました。緊急性は?

キシリトールは犬にとって危険です。

  • 体重1kgあたり0.1g(100mg)で低血糖
  • 体重1kgあたり0.5g以上で肝不全のリスク

ガム1粒に約1g含まれることもあり、3kg犬なら1粒でも致死量に達する可能性があります。

即座に動物病院へ連絡し、15-30分以内に受診してください。低血糖は摂取後15-30分で発症することがあり、時間との勝負です。

まとめ

小型犬と安全に暮らすためには、日頃からの注意深い食事管理と正しい知識が大切です。この記事で紹介したポイントをおさらいしておきましょう。

  • 小型犬は体重比で大型犬の数倍の影響を受ける
  • 危険度【高】の食材(チョコ、玉ねぎ、キシリトール、ぶどう、アボカド、マカダミア)は絶対に避ける
  • 誤食時は冷静に状況確認→即座に動物病院へ連絡→獣医師の指示に従う
  • 自己判断で吐かせる、様子見をするなどの行為は危険
  • 安全な食材でも、味付けなし・少量から・総食事量の10-15%以内が基本

愛犬の命を守るために、この記事をブックマークして、いざという時にすぐ参照できるようにしておいてください。かかりつけの動物病院の電話番号を携帯に登録しておくことも忘れずに行いましょう。

参考文献を表示(全5件)
  1. Merck Veterinary Manual. "Chocolate Toxicosis in Animals."
  2. VCA Animal Hospitals. "Onion, Garlic, Chive, and Leek Toxicity in Dogs."
  3. PMC. "Toxicosis with grapes or raisins causing acute kidney injury and neurological signs in dogs."
  4. AKC. "Can Dogs Eat Onions?"
  5. Veterinary Clinic. "Chocolate Toxicity Calculator."

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