柴犬の皮膚がカサカサ…それアトピーかも?フードで変わるケースも

柴犬の皮膚ケアフード選び

💡 この記事の結論

柴犬のフード選びで押さえるべき5つのポイント

  • オメガ3・6脂肪酸 - 皮膚トラブル対策と被毛ケアに必須
  • 良質な動物性タンパク質 - タンパク質25%以上で筋肉と被毛を維持
  • アレルゲンへの配慮 - 単一タンパク源やグレインフリーの選択肢
  • 適度な脂質バランス - 脂質12〜18%で活発な運動量を支える
  • 嗜好性の高さ - 食べムラ対策に食いつきの良いフード

📌 おすすめフード5選と選び方の詳細を本文で解説します

「うちの柴犬、最近よく体を掻いているな…」そんなふうに気になったこと、ありませんか?

実は柴犬って、見た目はたくましいのに皮膚がデリケートな子が多いんです。アトピー性皮膚炎になりやすい犬種としても知られていて、フード選びで悩む飼い主さんも少なくありません。

でも安心してください。毎日のごはんを見直すだけで、皮膚や被毛の状態が変わってくるケースもあります。

この記事では、柴犬の体質に合ったフードの選び方と、おすすめのドッグフードを詳しくご紹介します。

柴犬ってどんな体質?栄養面で気をつけたいこと

柴犬は体重7〜12kgくらいの中型犬(小型犬に分類されることも)で、日本でもっとも古い歴史を持つ犬種のひとつです[2]。海外でも「Shiba Inu」として大人気ですが、実は独自の体質と栄養ニーズがあります。

ダブルコートの被毛

柴犬の最大の特徴は、密度の高いダブルコート(二重被毛)です。硬い上毛と柔らかい下毛からなり、年に2回の換毛期には大量の毛が抜け替わります。この被毛を健康に維持するには、良質なタンパク質とオメガ脂肪酸が欠かせません。

活発な運動量

もともと猟犬として活躍していた柴犬は、現代でも活発で運動量が多い犬種です。毎日の散歩や遊びで消費するエネルギーを補うために、適度な脂質とカロリーが必要です。ただし、室内飼いで運動量が少ない場合は、肥満に注意が必要です。

頑固で食にこだわる性格

柴犬は賢く独立心が強い性格で、食べ物に対しても好き嫌いがはっきりしていることがあります。気に入らないフードは頑として食べない「食べムラ」や「偏食」が見られることも。嗜好性の高いフード選びも重要なポイントです。

💡 柴犬の標準サイズ

JKC(ジャパンケネルクラブ)の基準では、オスは体高39.5cm・体重9〜11kg、メスは体高36.5cm・体重7〜9kgが標準とされています。「豆柴」と呼ばれる小さめの個体もいますが、正式な犬種としては認められていません。

柴犬がかかえやすい健康トラブルって?

柴犬は犬種特有の体質から、いくつかの健康上の課題を抱えやすい傾向があります。日々のフード選びで、こうしたポイントに配慮してあげたいものです。

📊 柴犬の飼い主さんが選択した悩み

当サイト診断データ 2025年9月〜2026年1月(n=130)

皮膚・被毛(62.3%)とアレルギー(52.3%)が突出して多く、柴犬特有のアトピー性皮膚炎の傾向が反映されています。

1. アトピー性皮膚炎・アレルギー

柴犬で最も多い健康課題が皮膚トラブルです[3]。特にアトピー性皮膚炎の発症率が高く、柴犬の約30%が何らかの皮膚アレルギーを持っているとも言われています。

症状としては、皮膚の赤み、激しい痒み、脱毛、フケなどがあります。原因はハウスダスト、花粉などの環境アレルゲンのほか、食物アレルギーが関係していることも少なくありません。特に小麦、トウモロコシ、鶏肉、牛肉などがアレルゲンになりやすいとされています。

2. 換毛期の被毛トラブル

柴犬のダブルコートは、春と秋の年2回、大量の換毛があります。この時期は被毛の生え替わりに多くの栄養が使われるため、栄養不足になると被毛の質が低下したり、皮膚トラブルが悪化したりすることがあります。

換毛期には通常より多くのタンパク質、オメガ脂肪酸、亜鉛、ビオチンなどが必要です。皮膚・被毛ケアフードの比較も参考に、フードの栄養バランスを見直し、必要に応じて給餌量を増やすことを検討しましょう。

3. 食べムラ・偏食

柴犬は頑固な性格から、「今日はこのフードを食べたくない」と突然食べなくなることがあります。これは単なるわがままの場合もあれば、体調不良のサインの場合もあるため、注意深く観察が必要です。

健康上の問題がなければ、嗜好性の高いフードへの切り替えや、トッピングの活用などで改善できることがあります。

⚠️ こんな症状があったら獣医師に相談を

皮膚を激しく掻きむしる、脱毛が広がっている、皮膚から出血や膿が見られる、食欲不振が3日以上続くなどの症状がある場合は、早めに獣医師に相談してください。

フード選び5つのポイント

それでは、柴犬の特性を踏まえて、最適なドッグフードを選ぶための5つのポイントを見ていきましょう。

ポイント1: オメガ3・6脂肪酸が豊富

柴犬の皮膚と被毛の健康には、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が非常に重要です[4]。オメガ3は皮膚の健康をサポートし、アトピー性皮膚炎が気になる子にも向いています。オメガ6は皮膚のバリア機能を強化します。

オメガ3が0.8%以上、オメガ6:オメガ3の比率が5:1〜10:1のフードがおすすめです。サーモンなどの魚を主原料としたフードは、オメガ3が豊富に含まれています。

ポイント2: 良質な動物性タンパク質

健康な被毛と筋肉を維持するために、タンパク質25%以上のフードを選びましょう。特に動物性タンパク質(肉、魚)を主原料としたフードは、消化吸収が良く、アミノ酸バランスにも優れています。

ポイント3: アレルゲンへの配慮

柴犬はアレルギーを起こしやすい犬種のため、アレルゲンになりやすい原材料を避けることが重要です。特に小麦、トウモロコシ、大豆などの穀物アレルギーがある場合は、グレインフリーのフードを検討しましょう。

また、アレルゲンの特定が難しい場合は、単一タンパク源(シングルプロテイン)のフードから始めて、原因を絞り込むのも有効な方法です。

💡 除去食試験とは

食物アレルギーが疑われる場合、これまで食べたことのないタンパク源(鹿肉、カンガルー肉など)のフードに8〜12週間切り替えて、症状が改善するか確認する方法です。獣医師の指導のもとで行うことをおすすめします。

ポイント4: 適度な脂質バランス

活発な柴犬には、脂質12〜18%程度のフードがおすすめです。脂質は効率の良いエネルギー源であり、被毛の艶やかさにも貢献します。ただし、室内飼いで運動量が少ない場合や、肥満傾向の場合は、脂質控えめ(12%以下)を選びましょう。

ポイント5: 嗜好性の高さ

食べムラのある柴犬には、嗜好性(食いつき)の高いフードを選ぶことも重要です。国産原材料を使用したフードや、フレッシュフード、ウェットフードをトッピングするなど、工夫してみてください。

体重別の給餌量目安

柴犬は個体差が大きい犬種です。体重に合わせて適切な給餌量を調整しましょう。

柴犬 1日の給餌量目安(360kcal/100gのフードの場合)
体重 成犬(標準) 成犬(活発) シニア犬
7kg 110〜130g 135〜155g 95〜110g
8kg 125〜145g 150〜175g 105〜125g
10kg 150〜175g 185〜210g 130〜150g
12kg 175〜200g 215〜245g 150〜175g

💡 換毛期の給餌量調整

春と秋の換毛期は、被毛の生え替わりに多くの栄養が消費されます。この時期は通常の給餌量の10〜15%増を目安に調整し、被毛の状態を観察しましょう。毛艶が悪い、抜け毛がなかなか収まらない場合は、オメガ脂肪酸サプリメントの追加も検討してください。

フードの切り替え方

柴犬は消化器系がデリケートな傾向があります。新しいフードに切り替える際は、7〜10日かけてゆっくり移行しましょう。

  • 1〜3日目:新フード25% + 旧フード75%
  • 4〜6日目:新フード50% + 旧フード50%
  • 7〜9日目:新フード75% + 旧フード25%
  • 10日目以降:新フード100%

よくある質問

Q. 柴犬の皮膚トラブルにフードは関係ある?

フードの変更で皮膚トラブルに変化が見られるケースがあります。柴犬に多いアトピー性皮膚炎は、食物アレルギーが関係していることも多く、アレルゲンを避けたフードへの切り替えで症状が落ち着くことがあります。オメガ3脂肪酸が豊富な魚主体のフードは、皮膚のバリア機能をサポートします。変化を実感するまでには2〜3ヶ月の継続が必要です。

Q. 柴犬の換毛期に適したフードは?

換毛期には、被毛の生え変わりをサポートするオメガ3・オメガ6脂肪酸が豊富なフードがおすすめです。特にオメガ3脂肪酸は被毛の艶やかさを保ち、オメガ6脂肪酸は皮膚の健康を維持します。また、良質なタンパク質(25%以上)も健康な被毛の成長に欠かせません。換毛期は栄養消費が増えるため、給餌量を10%程度増やすことも検討しましょう。

Q. 柴犬の1日の給餌量の目安は?

成犬の柴犬(体重10kg)の場合、1日あたり約150〜180gが目安です(360kcal/100gのフードの場合)。柴犬は個体差があり、7kgの小柄な子から12kgを超える大きめの子までいます。体重に合わせて給餌量を調整し、BCS(ボディコンディションスコア)を確認しながら2週間ごとに見直すことをおすすめします。

Q. 柴犬の食べムラ・偏食はどう対処する?

柴犬は賢く頑固な性格から、食べムラや偏食が出やすい犬種です。対策としては、食事時間を決めて15〜20分で片付けること、おやつの与えすぎを控えること、フードにトッピング(ささみ、野菜など)を加えて嗜好性を高めることなどが有効です。また、嗜好性の高い国産フードや、フレッシュフードへの切り替えで改善することもあります。

まとめ

柴犬のドッグフード選びでは、オメガ3・6脂肪酸、良質なタンパク質、アレルゲンへの配慮、適度な脂質、嗜好性の5つのポイントを押さえることが大切です。

特に柴犬は皮膚トラブルを抱えやすい犬種のため、オメガ3脂肪酸が豊富な魚主体のフードを選ぶことで、皮膚と被毛の健康をサポートできます。

また、食べムラがある場合は、嗜好性の高いフードへの切り替えやトッピングの活用も検討してみてください。愛犬の体調や好みに合わせて、最適なフードを見つけてください。

参考文献を表示(全4件)
  1. AAFCO. "Dog and Cat Food Nutrient Profiles."
  2. American Kennel Club. "Shiba Inu Dog Breed Information."
  3. VCA Animal Hospitals. "Atopic Dermatitis in Dogs."
  4. PetMD. "The Role of Omega Fatty Acids in Dog Food."

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