「うちの柴犬、やけに体を掻くな…」「換毛期になると毛がゴッソリ抜けて、皮膚が赤くなっている」——そんなふうに気になったこと、ありませんか?
実は柴犬は、見た目はたくましいのに皮膚がデリケートな子が多い犬種です。アトピー性皮膚炎になりやすい犬種としても知られていて、フード選びで悩む飼い主さんも少なくありません。
病気をフードで直接治すことはできませんが、毎日のごはんの栄養バランスは、皮膚や被毛のコンディションに関わると考えられています。
この記事では、柴犬の体質に合ったフードの選び方と、おすすめのドッグフードを詳しくまとめました。
柴犬に必要な栄養と体質の特徴
柴犬は体重7〜12kgで密度の高いダブルコートを持ち、皮膚トラブルが最大の課題です。年2回の換毛期には被毛づくりに材料が回るため、フードでは主原料と脂肪源が原材料欄にどう書かれているかを確かめます(見方は「柴犬のドッグフードの選び方|5つの基準」で解説します)。
柴犬は体重7〜12kgくらいの中型犬(小型犬に分類されることも)で、日本でもっとも古い歴史を持つ犬種のひとつです[2]。海外でも「Shiba Inu」として大人気ですが、実は独自の体質と栄養ニーズがあります。
アニコムの「家庭どうぶつ白書」でも、柴犬は皮膚の疾患が好発疾患の上位に挙げられています[4]。平均寿命は14〜15歳ほどで、犬全体の平均と同程度かやや長めです。病気をフードで直接防ぐことはできませんが、適正体重の維持と皮膚・被毛に配慮した栄養は、毎日の食事で積み重ねられるケアです。
ダブルコートの被毛
柴犬の最大の特徴は、密度の高いダブルコート(二重被毛)です。硬い上毛と柔らかい下毛からなり、年に2回の換毛期には大量の毛が抜け替わります。抜け替わる被毛の材料はタンパク質なので、換毛期は体の中で被毛づくりに回る分が増えます。フードでは主原料の書かれ方が手がかりになります(確かめ方は「ポイント2」)。
活発な運動量
もともと猟犬として活躍していた柴犬は、現代でも活発で運動量が多い犬種です。毎日の散歩や遊びで消費するエネルギーを補うために、適度な脂質とカロリーが必要です。ただし、室内飼いで運動量が少ない場合は、肥満に注意しましょう。
頑固で食にこだわる性格
柴犬は賢く独立心が強い性格で、食べ物に対しても好き嫌いがはっきりしていることがあります。気に入らないフードは頑として食べない「食べムラ」や「偏食」が見られることもあります。
💡 柴犬の標準サイズ
JKC(ジャパンケネルクラブ)の基準では、オスは体高39.5cm、メスは体高36.5cmが標準とされています。体重は一般的にオス9〜11kg・メス7〜9kg程度です。「豆柴」と呼ばれる小さめの個体もいますが、正式な犬種としては認められていません。豆柴サイズの子のご飯の量とフード選びは豆柴専用ガイドにまとめています。
柴犬のたくましい見た目の裏にある繊細な一面。次は、飼い主さんが実際に悩むことの多いポイントを見ていきましょう。
柴犬の3つの健康課題|皮膚・アレルギーと換毛期、フードでできる対策
飼い主の57%が皮膚・被毛、49.6%がアレルギーに悩んでいます。約3頭に1頭が皮膚疾患で通院しています。フードでできるのは、合わなかった原材料を後から外せる状態にしておくことです(タンパク源の数え方は「ポイント3」)。
実際に柴犬の飼い主さんは何に悩んでいるのか、診断データから見ていきましょう。
📊 柴犬の飼い主さんが気になること
柴犬の419回の診断利用データ(2025年8月〜2026年8月)
柴犬の飼い主さん、「しきりに体を掻いている」「皮膚が赤い」と感じたことはありませんか? 約5人に3人(57%)が皮膚・被毛、約2人に1人(49.6%)がアレルギーで悩んでいます。柴犬に多いアトピー性皮膚炎、毎日のフードでケアしてあげたいですね。
1. アトピー性皮膚炎・アレルギー
柴犬で最も多い健康課題が皮膚トラブルです[3]。特にアトピー性皮膚炎の発症率が高く、ペット保険のデータでは柴犬の約3頭に1頭が皮膚疾患で動物病院を受診していると報告されています[4]。
「やたらと体を痒がる」「同じ場所を掻き続ける」といった様子が続くときに、まず疑われるのがこの疾患です。症状としては、皮膚の赤み、激しい痒み、脱毛、フケなどがあります。原因はハウスダスト、花粉などの環境アレルゲンのほか、食物アレルギーが関係していることも少なくありません。特に小麦、トウモロコシ、鶏肉、牛肉などがアレルゲンになりやすいとされています。アトピーをフードだけで治すことはできませんが、食物アレルギーが関わる場合はフード選びで配慮できます。
フードと日常でできる対策:
- 食物アレルギーが関わる場合、原因になりうる原材料が絞れていれば外せる(タンパク源の数え方は「ポイント3」)
- 皮膚のコンディションには脂肪酸が関わるため、脂肪源が原材料名まで書かれているかを確かめる(見方は「ポイント1」)
- 強い赤みや痒み・脱毛が続く場合は、フードの問題と決めつけず獣医師に相談する
2. 換毛期の被毛トラブル
柴犬のダブルコートは、春と秋の年2回、大量の換毛があります。この時期は被毛の生え替わりに多くの栄養が使われるため、栄養不足になると被毛の質が低下したり、皮膚トラブルが悪化したりすることがあります。
フードと日常でできる対策:
- 生え替わる被毛の材料はタンパク質のため、この時期は主原料が動物性かどうかが効いてくる(表示順での確かめ方は「ポイント2」)
- 亜鉛・ビオチンなど被毛に関わる微量栄養素を含む総合栄養食を選ぶ
- 換毛期は給餌量の調整も必要(目安は「柴犬の1日の食事量は?」の換毛期の注記)
換毛期のお手入れ(ブラッシングの頻度・道具や掃除の順番、サマーカットの注意点)は「柴犬の換毛期と抜け毛対策」で詳しく解説しています。
3. 食べムラ・偏食
柴犬は頑固な性格から、「今日はこのフードを食べたくない」と突然食べなくなることがあります。これは単なるわがままの場合もあれば、体調不良のサインの場合もあるため、注意深く観察が必要です。
フードと日常でできる対策:
- ドライフードにぬるま湯をかけて香りを立てる、ささみなどを少量トッピングする(人肌まで冷ましてから与える)
- おやつの与えすぎが主食拒否の原因になるため、量を見直す
- 食器の位置や食事の場所を落ち着ける環境に変える。フードそのものを見直すときの手がかりは「ポイント5」で解説します
⚠️ こんな症状があったら獣医師に相談を
皮膚を激しく掻きむしる、脱毛が広がっている、皮膚から出血や膿が見られる、食欲不振が3日以上続くなどの症状がある場合は、早めに獣医師に相談してください。
皮膚やアレルギーの不安を和らげるために、どんなフードを選べばいいのか? 5つの基準で整理しました。
柴犬のドッグフードの選び方|5つの基準
脂肪源の書かれ方、主原料が動物性か、タンパク源の絞り込み、脂質とカロリー密度、食べムラへの備え——この5つの視点で原材料欄と成分表示を見ると、柴犬に合うフードを絞り込みやすくなります。AAFCO(米国の栄養基準)を満たした総合栄養食であることも前提です。
それでは、柴犬の特性を踏まえて、柴犬に合うドッグフードを選ぶための5つのポイントを見ていきましょう。
ポイント1: 脂肪源が原材料名まで書かれているかを見る
皮膚と被毛のコンディションには、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が関わるとされています。ただしオメガ3が何%含まれるかは表示されていない製品のほうが多いため、皮膚トラブルが課題になりやすい柴犬では、成分値ではなく原材料欄の脂肪源を見ます。「動物性油脂」「植物油」としか書かれていない製品より、サーモンオイル・魚油・亜麻仁油のように魚種や植物名まで特定されている製品のほうが、何が入っているかを判断できます。
こうした総称表記と具体名の見分け方は「ドッグフード原材料表示の読み方」で掘り下げています。
ポイント2: 主原料が動物性かを表示順で確かめる
原材料は配合量の多い順に書く決まりなので、まず先頭に肉・魚が具体名で来ているかを表示順で確かめます。年2回の換毛期には被毛の生え替わりにタンパク質が使われるため、柴犬ではここが崩れないことが土台になります。
落とし穴は「肉類」「ミートミール」といった総称表記と、水分を含んだ重さで書かれる「生肉」です。生肉は乾燥後の実質量が表示順の印象より少なくなるので、先頭が生肉の場合は2番目以降にも動物性の具体名が続くかを見ておくと確実です。
ポイント3: タンパク源を絞り込めるか・これまでと重ならないかを見る
柴犬はアレルギーが気になる子が多いため、合わなかった原材料を外せるかどうかが選ぶときの軸になります。まず原材料表で肉・魚がそれぞれ何と書かれているかを書き出し、そのうえで、いま与えているフードの主原料と重ならないものを探します。鹿肉・馬肉・猪肉のように定番から外れたタンパク源は、これまで口にした可能性が低い分、切り分けの起点にしやすい候補です。
タンパク源を1種類に絞った製品(シングルプロテイン)が理想的に見えますが、実際には肉と魚を組み合わせた製品が大半で、レバーや魚粉まで数えると3〜5種類並ぶことも珍しくありません。種類の少なさそのものより、それぞれが具体名で書かれているかのほうが切り分けには効きます。「肉類」のような総称や、魚種を特定しない「魚肉」「魚粉」、季節で中身が変わる表記が混ざっている場合は、そこだけは絞り込めない前提で、様子を見る期間を長めに取ってください。
穀物にも同じ見方をします。小麦・トウモロコシが気になるならグレインフリーが候補ですが、穀物の代わりに豆類やいも類が主体になっていることがあるので、何に置き換わったかまで確かめてください。同じブランドでもフレーバーごとにタンパク源が変わるため、シリーズ名ではなく製品単位で見ます。
💡 除去食試験とは
食物アレルギーが疑われる場合、これまで食べたことのないタンパク源(鹿肉、カンガルー肉など)のフードに少なくとも8週間切り替えて、症状が改善するか確認する方法です。獣医師の指導のもとで行うとよいでしょう。
ポイント4: 脂質とカロリー密度を活動量で使い分ける
毎日よく歩く柴犬にとって脂質はエネルギー源ですが、室内飼いで運動量が控えめな子には過剰になりやすい成分でもあります。しかも柴犬は密度の高い被毛で、体型の変化が見た目ではわかりにくい犬種です。そこで成分表示に必ず載る脂質とカロリー密度(kcal/100g)の数値で先に範囲を決め、体型は触って確かめるという二本立てにすると管理しやすくなります(確かめ方は後述の「BCSで体型チェック」)。
脂質量・カロリー密度の目安
- 柴犬に合う範囲:脂質はおおむね5〜12%、カロリーは290〜350kcal/100g。この中を体型と活動量で使い分ける
- 体重が気になる子・室内中心の子:範囲の低い側(脂質5〜8%台)から検討する
- 散歩や遊びの量が多い子:範囲の高い側(脂質9%前後・340kcal/100g前後)まで許容しやすい
- 一般的な成犬用(比較用):脂質12〜18% / 350〜400kcal/100g。カロリーが近くても脂質が高い設計は運動量が控えめな子には重くなりやすい
落とし穴は、カロリー密度が製品ごとに1〜2割違うことです。同じグラム数でも入るカロリーは変わるため、フードを替えたときは量をそのまま引き継がず、後述の早見表の換算で見直してください。
ポイント5: 食べムラのある子は嗜好性の手がかりを表示から拾う
食べムラのある柴犬では、栄養設計が合っていても口をつけないことがあります。フードの表示から拾える手がかりは、動物性原材料が上位に来ているかと、粒の大きさ・硬さの表記です。与え方やおやつの見直しといったフード以外の対策は「柴犬の3つの健康課題」にまとめています。
食いつきの良さだけで選ぶと脂質の高い設計に寄りやすいので、「ポイント4」の範囲に収まっているかを併せて確認し、いきなり大袋を買わず、少量パックやお試しサイズから7〜10日かけて食いつきを見ると、合わなかったときの負担が小さくて済みます。
ここまで読んでくださったあなたなら、愛犬に合うフードの条件がイメージできているはず。その条件にマッチするフードを3つに絞りました。
柴犬におすすめのドッグフード3選|比較表付き
「うちの子に合うフード、結局どれ?」——そんな柴犬の飼い主さんの声から、皮膚の健康と換毛期の栄養に配慮した3品を選びました。
タンパク源と脂質バランスを軸に、鹿肉&魚・馬肉系・低脂肪の3品を選びました。いずれもAAFCO(米国の栄養基準)を満たす総合栄養食で、皮膚がデリケートな柴犬の体質に配慮した原材料・設計です[1]。
実際の飼い主さんの評価は口コミもあわせてご覧ください。
犬猫生活 国産の天然鹿肉 オールステージ
グレインフリー
飼い主さんの口コミ ★3.5(2件)
こんな方におすすめ
- 鶏肉・牛肉を主原料に使わないフードを試したい子
- 国産×グレインフリーの組み合わせで選びたい方
- 緑イ貝を配合したフードを選びたい子
国産の天然鹿肉と金沢港の朝獲れ魚を主原料にしたグレインフリーフード。タンパク質28%以上・脂質9%以上・340kcal/100gの構成で、原材料には緑イ貝も配合しています。鶏肉・牛肉を主原料に使わないタンパク源の組み合わせなので、いつものフードからタンパク源を切り替えたい柴犬の家庭で選択肢になる1品。当サイトには柴犬の飼い主さんから2件の口コミが寄せられています。
| 主原料 | 鹿肉、魚(いずれも国産) |
|---|---|
| タンパク質/脂質 | 28%以上 / 9%以上 |
| カロリー | 340kcal/100g |
| 粒サイズ | 約5〜10mm |
| 特徴的な原材料 | 緑イ貝 |
| 価格目安 | 約5,089円/kg |
柴犬の飼い主さんの声
馬肉自然づくりプレミアム
国産・無添加
こんな方におすすめ
- 鶏肉・牛肉など定番のタンパク源を避けたい子に
- 国産・無添加のフードを選びたい
- 動物性タンパク中心の構成を試したい
馬肉・鹿肉・猪肉を主原料に据えた国産フードです。鶏肉・牛肉といった定番とは異なるタンパク源で構成されているため、これまでのフードでタンパク源を変えてみたい柴犬の選択肢になります。大麦や玄米、甜菜繊維、昆布・わかめなどを合わせた人工添加物不使用の設計。脂質は7.8%以上と控えめです。価格は約5,838円/kgとプレミアム帯のため、まずは少量から試しやすいフードです。
| 主原料 | 馬肉、鹿肉、猪肉 |
|---|---|
| タンパク質/脂質 | 24.8%以上 / 7.8%以上 |
| カロリー | 345kcal/100g |
| 粒サイズ | 約8〜10mm |
| 価格目安 | 約5,838円/kg |
バランスケアフード 低脂肪
低脂肪設計
こんな方におすすめ
- 脂質とカロリーを抑えたフードを選びたい
- 馬肉・魚肉を中心とした構成を試したい
- 無添加・国産のフードを選びたい
馬肉・魚肉・豚レバーを主原料に、脂質5%以上・290kcal/100gに抑えた低脂肪設計のフードです。大麦やオートミール、さつまいもを合わせ、乳酸菌群や酵母菌醗酵抽出物も配合した人工添加物不使用の構成。脂質とカロリーを控えめにしたいとき、体重が気になる柴犬の食事の選択肢になります。
| 主原料 | 馬肉、魚肉、豚レバー |
|---|---|
| タンパク質/脂質 | 24%以上 / 5%以上 |
| カロリー | 290kcal/100g |
| 粒サイズ | 約5mm |
| 価格目安 | 約3,980円/kg |
おすすめフード比較表
| 商品名 | 主原料 | 脂質 | 特徴 | 価格/kg |
|---|---|---|---|---|
| 犬猫生活 国産の天然鹿肉 | 鹿肉、魚 | 9% | グレインフリー、緑イ貝配合 | 約5,089円 |
| 馬肉自然づくりプレミアム | 馬肉、鹿肉、猪肉 | 7.8% | 定番外のタンパク源、国産・無添加 | 約5,838円 |
| バランスケアフード 低脂肪 | 馬肉、魚肉、豚レバー | 5% | 低脂肪・低カロリー設計、無添加 | 約3,980円 |
うちの子にはどれ?タイプ別の選び方
- 鶏・牛以外のタンパク源から試したい → 鹿肉・魚主体・グレインフリーの犬猫生活 国産の天然鹿肉
- 定番のタンパク源を避けたい・国産無添加にこだわりたい → 馬肉・鹿肉・猪肉を主原料にした馬肉自然づくりプレミアム
- 脂質とカロリーを抑えたフードを選びたい → 馬肉・魚肉主体で低脂肪設計のバランスケアフード 低脂肪
ここからは、実際に柴犬と暮らす飼い主さんから寄せられた口コミです。同じ犬種だからこそ参考になる、リアルな声をご覧ください。
柴犬の飼い主さんの口コミ
上のおすすめフードは栄養バランスと犬種適性で選んだ「プロ目線の3選」。こちらは柴犬の飼い主さん154人が実際に使って評価した「リアルな声」です。どちらも参考に、愛犬に合う1品を見つけてください。
飼い主さんの声(抜粋)
自分からはなかなか食べようとせず ふやかしたりトッピングしたり すっごく手がかかります
2026-08-27うちのわんこは、食いつきはどのフードに対してもいいです。 痒みがあるのでグレインフリーサーモンにしましたが、3ヶ月位たちましたが痒みは変わらずあります。 うんちについては、1日2、3でて回快便です。
2026-07-31粒の大きさや与え方は、少し大きめで、いつもフードはふやかして与えているのですが、ふやかすのに少々時間がかかります。とはいえ他の大粒のフードよりは平べったいので早い方です。
2026-06-16柴犬の1日の食事量は?
体重10kgの柴犬で1日150〜175g(360kcal/100gフードの場合)が目安。活発な子は早見表の「活発」列を、室内飼いで運動量が少ない場合は控えめを目安に、体型を見ながら調整しましょう。1食あたりのグラム数は給餌量自動計算ツールでも算出できます。
柴犬は個体差が大きい犬種です。体重に合わせて適切な給餌量を調整しましょう。
| 体重 | 成犬(標準) | 成犬(活発) | シニア犬 |
|---|---|---|---|
| 7kg | 110〜130g | 135〜155g | 95〜110g |
| 8kg | 125〜145g | 150〜175g | 105〜125g |
| 10kg | 150〜175g | 185〜210g | 130〜150g |
| 12kg | 175〜200g | 215〜245g | 150〜175g |
この表は360kcal/100gのフードを基準にしています。使用中のフードのカロリーが違う場合は「360÷使用フードのkcal/100g」を表の値に掛けて補正してください。たとえば290kcal/100gなら約1.24倍、340kcal/100gなら約1.06倍が、同じカロリーになる量です。
💡 換毛期の給餌量調整
春と秋の換毛期は、被毛の生え替わりに多くの栄養が消費されます。この時期は通常の給餌量の10〜15%増を目安に調整し、被毛の状態を観察しましょう。毛艶が悪い、抜け毛がなかなか収まらない場合は、オメガ脂肪酸サプリメントの追加も検討してください。
愛犬の体重から1日の必要カロリーを正確に知りたい場合は、カロリー自動計算ツールもご活用ください。
BCS(ボディコンディションスコア)で体型チェック
柴犬は密度の高い被毛で体型が見た目ではわかりにくいため、体重の数値だけでなく実際に触って判断しましょう。
- 肋骨:軽く触れて肋骨が感じられればOK。触っても分からないのは太りすぎ
- 腰のくびれ:上から見て、肋骨の後ろに軽いくびれがあればOK
- お腹のライン:横から見て、お腹がなだらかに引き締まっていればOK
フードの切り替え方
柴犬は消化器系がデリケートな傾向があります。新しいフードに切り替える際は、7〜10日かけてゆっくり移行しましょう。
- 1〜3日目:新フード25% + 旧フード75%
- 4〜6日目:新フード50% + 旧フード50%
- 7〜9日目:新フード75% + 旧フード25%
- 10日目以降:新フード100%
柴犬のドッグフードに関するよくある質問
3選のうち、皮膚やアレルギーが気になる子はどれから試す?
まず、いま与えているフードの主原料と重ならないものを選びます。3選はいずれも鶏肉・牛肉を主原料にしていないため、鶏由来が気になる場合はどれも起点になります。そのうえで見分けるなら、犬猫生活 国産の天然鹿肉 オールステージ(鹿肉・魚/脂質9%以上・340kcal/100g)は魚由来の脂肪源を残したいとき、馬肉自然づくりプレミアム(馬肉・鹿肉・猪肉/脂質7.8%以上・345kcal/100g)はタンパク源を定番から大きく離したいとき、バランスケアフード 低脂肪(馬肉・魚肉・豚レバー/脂質5%以上・290kcal/100g)は体重も一緒に気になるときが目安です。どれを選ぶ場合も切り替えは7〜10日かけ、皮膚の様子を記録しておいてください。
フードを切り替えたあと、皮膚のどこを何週間見ればいい?
見る場所を先に決めておくと判断しやすくなります。柴犬で変化に気づきやすいのは、お腹・脇・内股・足先・耳のまわりです。切り替え前に赤みや脱毛のある部位を写真に撮っておき、同じ場所を週1回、同じ明るさで撮り直して見比べてください。掻く回数や足先を舐める時間も、1日のうち気づいた回数をメモしておくと変化が見えます。期間の目安は本文の除去食試験と同じ少なくとも8週間で、途中で結論を出さず記録を続けます。ただし赤みが強くなる、下痢や嘔吐が出る、元気がないといった変化があれば、期間を待たずに中断して獣医師に相談してください。
玉ねぎやチョコレートを誤って食べてしまったときは?
すぐにかかりつけの動物病院か、夜間であれば救急対応の病院に電話してください。判断の材料になるのは、何を・どれくらい・いつ食べたかの3点なので、パッケージや食べ残しがあれば手元に取っておきます。体重に対する量で対応が変わるため、愛犬の体重もすぐ伝えられるようにしておくと話が早く進みます。自己判断で吐かせるのは、食道や気道を傷める恐れがあるため避けてください。その場で症状が出ていなくても、時間が経ってから現れることがあるので、様子見にせず相談するのが安全です。避けたい食材そのものは、記事冒頭の「柴犬の基本データ早わかり」にまとめています。
早見表とパッケージ表示の量が違うときは、どちらに合わせる?
どちらが正しいかを決める前に、まずカロリーを揃えて比べます。本文の早見表は360kcal/100gのフードを基準にしているため、使用中のフードのカロリーが違う場合は「360÷使用フードのkcal/100g」で表の値を補正してください。たとえば290kcal/100gのフードなら表の値に約1.24を、340kcal/100gなら約1.06を掛けた量が同じカロリーになります。そのうえでメーカー表示と差が残る場合は、少ないほうから始めて2週間ごとに体重とBCSを見ながら調整すると安全です。体重別の目安量は「柴犬の1日の食事量は?」にまとめています。
柴犬の子犬には、どんなフードを選べばいい?
子犬期は成長のために十分な栄養とエネルギーが必要なため、子犬用または全年齢対応の総合栄養食を選びます。柴犬は皮膚がデリケートな子が多いため、早い時期から主原料が動物性で、脂肪源が原材料名まで書かれているフードに慣らしておくと、成犬用に選び直すときも同じ見方を使えます(見方は「ポイント1」)。生後12ヶ月ごろまでは月齢に応じて必要量が変わるので、パッケージの表示と体型を見ながら調整しましょう。
まとめ
柴犬のフード選びは、脂肪源の書かれ方、主原料が動物性か、タンパク源の絞り込み、脂質とカロリー密度、食べムラへの備えの5つを軸にすると整理しやすくなります。原材料欄と成分表示のどこを見るかが決まっていれば、棚の前で迷う時間は短くなります。
「体を掻いてばかりいる」「皮膚が赤い」と感じたら、まずは今のフードのタンパク源を確認してみてください。鶏肉や牛肉が体に合っていない可能性もあり、タンパク源を見直すことは柴犬の体質に向き合う一歩になります。気になる症状が続くときは獣医師にも相談しましょう。
柴犬との暮らしで飼い主さんができる最も身近なケアが、毎日の食事です。一つずつ、できることから試してみてください。