「うちのマルプー、ミックス犬だから何を基準に選べばいいの?涙やけも気になる」——白いふわふわの被毛を前に、迷いが尽きないものです。
マルプー(Mal-Poo / Malti-Poo)はマルチーズとトイプードル(またはミニチュアプードル)のミックス犬で、3〜5kg程度の小型犬。両親犬種のどちらに近いかで体格・被毛・性格に幅があり、「うちの子はマルチーズ寄り/プードル寄り」と感じる飼い主さんが多い犬種です。
「同じマルプーでも、お友達の子とぜんぜん違う」「白毛だから涙やけが目立ってしまう」——そんなお悩みを抱えていませんか?
この記事では、140種類以上の成分データと当サイトの診断データをもとに、マルプーの体質に合いやすいドッグフードの選び方と具体的な3選を整理しました。ミックス犬ならではの個体差を踏まえた選び方と、体重別の量の早見表まで、あなたの愛犬に当てはめて読み進めてください。
マルプーに必要な栄養と体質の特徴
マルプーは体重3〜5kg、ミックス犬ゆえに両親犬種(マルチーズ・トイプードル)のどちらに近いかで体格・被毛・活動量が変わります。フード選びは、愛犬の現在の体型を基準に小粒・良質な動物性タンパク質を主原料にした設計・サーモン・魚油配合への配慮・無添加への配慮を組み合わせるのが基本です。
マルプーは公認犬種ではないため公式の犬種標準はありません。両親犬種の特徴がどう出るかは個体差が大きく、JKC基準ではマルチーズが3.0〜4.0kg程度、トイプードルは体高で規定され体重は2〜4kg程度が一般的な目安です。下記の体質を押さえると、フード選びの判断がしやすくなります。
- 小型(3〜5kg):マルチーズ寄りなら3kg程度、プードル寄りなら5kg近くも。胃が小さく一度にたくさん食べられない個体が多いため、340kcal/100g前後のカロリー密度がしっかりあるフードが向きます。
- 白〜クリームのふわふわ被毛:両親犬種ともに被毛のお手入れが日課になりやすく、被毛のターンオーバーを支える良質な動物性タンパク質とオメガ3脂肪酸が大切です。
- 低アレルゲン傾向(両親犬種共通):抜け毛が少ないとされる犬種同士のミックスで、アレルギーが気になる飼い主さんに選ばれることが多い犬種です。
ミックス犬のフード選びの基本
ミックス犬は両親犬種のどちらに近いかで栄養要求の傾向が変わります。フード選びは「ミックス犬の正解」を探すより、愛犬の現在の体重・体型・活動量を基準に組み立てるのがいちばん確実です。マルチーズのフード選び・トイプードルのフード選びもあわせて参考にしてください。
こうした体質から、マルプーに多く寄せられる健康の悩みがあります。診断データとあわせて見ていきましょう。
マルプーによくある健康の悩みと、食事でできること
当サイトの診断データでは、マルプーの飼い主さんの79.1%が涙やけ、52.8%が食いつき・食欲のムラ、49.7%が食物アレルギー、45.4%が皮膚被毛のコンディションを上位の悩みに挙げています。フードでできる配慮は限られた範囲ですが意味があります。
📊 マルプーの飼い主さんが気になること
マルプーの163回の診断利用データ(2025年9月〜2026年5月)
マルプーの飼い主さんが気にしている悩みは、涙やけが79.1%と最も多く、食いつき・食欲のムラ(52.8%)、食物アレルギー(49.7%)、皮膚被毛のコンディション(45.4%)が続きます。
診断データで上位を占めた4つの悩みについて、食事面からの対策をまとめました。
1. 涙やけ
診断データでも涙やけは79.1%と最上位の悩みで、白毛のマルプーでは特に目立ちやすい部位です。涙やけの原因はさまざまで、目や鼻涙管の構造的な要因、食物アレルギー、ハウスダストや花粉、流涙症などが絡みます。フードだけで解決できるとは限らないため、急に悪化したり目を気にする様子があれば、まず獣医師に相談しましょう。無添加フードを選ぶのは、できる配慮の一つです。
フードと日常でできる対策:
- 人工着色料・人工保存料の少ない無添加フードを選ぶ
- 消化に負担の少ない原材料(ラム・サーモン・限定原材料)を試す
- 目の周りをこまめに拭き、清潔に保つ
- 急に涙やけが増えたときは動物病院での確認をおすすめします
涙やけの原因や対策をさらに詳しく知りたい方は、涙やけケア完全ガイドもあわせてご覧ください。
2. 食いつき・食欲のムラ
マルプーは食欲のムラが見られる子も多く、診断データでも52.8%の飼い主さんが食いつき・食欲不振の悩みを抱えています。胃が小さく一度にたくさん食べられない超小型〜小型犬の特徴とも重なります。
フードと日常でできる対策:
- 香りの良いフード・嗜好性の高い原材料のフードを選ぶ
- フードをぬるま湯で軽くふやかし、香りを立てる
- 1日2〜3回に分けて少量ずつ与え、間隔を空けすぎない
- おやつの与えすぎが主食拒否の原因になることが多いため、量を見直す
3. 食物アレルギー
マルプーの飼い主さんの49.7%が食物アレルギーを気にしています。両親犬種ともに低アレルゲン傾向と言われますが、個体によってはチキンや穀物に反応する子もいます。フードでできるのは「アレルゲンを管理しやすい原材料設計を選ぶ」ことです。診断や治療は獣医師の判断が前提になります。
フードと日常でできる対策:
- シングルプロテインや限定原材料のフードで原材料を絞り込む
- チキンに反応する子はラム・サーモン・魚など別タンパク源を試す
- 体を頻繁に掻く・耳をしきりに掻く等の症状が続くときは獣医師に相談
4. 皮膚・被毛のコンディション
ふわふわの被毛が魅力のマルプーは、被毛のお手入れが日課になります。診断データでも45.4%が皮膚被毛を気にしています。被毛がパサつく・もつれやすいと感じたら、フードの面でも見直しの余地があります。
フードと日常でできる対策:
- サーモンや魚油由来のオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)を含むフードを選ぶ
- 被毛の材料になる良質な動物性タンパク質を主原料にしたフードを選ぶ
- 亜鉛・ビオチンなど皮膚・被毛に関わる栄養素を含むフードを選ぶ
- ブラッシングで毛のもつれや汚れを取り、皮膚の状態を観察する
マルプーのドッグフードの選び方|3つの基準
5〜8mmの小粒、良質な動物性タンパク質を主原料にした設計とサーモン・魚油配合への配慮、添加物の少ない無添加設計の3つを軸に選びましょう。前提として、AAFCO(米国の栄養基準)を満たした総合栄養食であることを確認してください[1]。
マルプーの体質を踏まえると、フード選びで重視したいポイントは大きく3つに絞られます。
条件1: 5〜8mmの小粒で食べやすさを確保
両親犬種ともに超小型〜小型で口が小さいため、5〜8mmの小粒が合います。「超小型犬用」「トイブリード用」表記の製品は粒サイズが小さく作られていることが多く、選択肢として有力です。
粒が大きすぎると噛み砕けずに丸呑みになり、消化への負担になることがあります。フードを切り替える際は、最初の数日は粒サイズの違いも観察してください。
条件2: 良質な動物性タンパク質を主原料にした設計とサーモン・魚油への配慮
ふわふわ被毛のターンオーバーには、良質な動物性タンパク質が欠かせません。良質な動物性タンパク質を主原料にした設計を目安に、主原料の第一位が鶏肉・ラム・サーモンなどの具体的なタンパク源名で記載されたフードを選びましょう。サーモン・魚油配合への配慮があるものは、皮膚被毛のコンディションを意識する場合の選択肢です。「肉副産物」「ミートミール(詳細不明)」のような曖昧な表記は避けたほうが安心です。
条件3: 添加物の少ない無添加設計
診断データで涙やけが79.1%と最上位を占める白毛のマルプーでは、人工着色料・人工保存料が少ないフードが好まれます。原材料リストが短く、主原料が肉・魚で始まるフードは、配合の透明性が高く判断しやすい傾向があります。
「無添加」表示の見方
ドッグフードの「無添加」は、商品によって対象とする添加物の範囲が異なります。「人工着色料・人工保存料・人工香料 不使用」のように、何を不使用としているかが明記されたフードを選ぶと、過剰な期待による誤解を避けられます。
フード選びの基準がわかったところで、マルプーの体質に合いやすい具体的な3選を見ていきましょう。
マルプーにおすすめのドッグフード3選|比較表付き
「うちの子はマルチーズ寄り?プードル寄り?涙やけも気になる」——そんな個体差を抱えるマルプーの飼い主さんの声から、国産小粒・低脂肪・国産無添加の3つの軸で1品ずつ整理しました。
140種類以上から、国産小粒・低脂肪・国産無添加の3つの役割でマルプーに合いやすいものを選びました。いずれもAAFCO(米国の栄養基準)を満たした総合栄養食です[1]。本記事は健康な成犬向けの参考情報で、持病がある場合は必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
栄養バランスとマルプーの体質への適合をもとに選んでいます。実際の飼い主さんの評価は口コミもあわせてご覧ください。
このこのごはん
低脂肪設計
飼い主さんの口コミ ★4.5(2件)

マルプーに合う理由
- 小粒タイプで口の小さいマルプーでも食べやすい
- 国産の鶏ささみを主原料にした、脂質8%の低脂肪寄りの設計
- 着色料・香料・保存料を使わない素材構成
国産の鶏ささみを主原料にした小粒フード。口の小さなマルプーでも食べやすく、着色料・香料・保存料を使わないシンプルな素材構成です。マルプーと暮らす飼い主さんの口コミでも名前が挙がることが多く、実際に選ばれている国産フードの1品です。
| 主原料 | 鶏ささみ(国産) |
|---|---|
| タンパク質/脂質 | 20.9% / 8% |
| カロリー | 343kcal/100g |
| 価格目安 | 約3,850円/kg |
マルプーの飼い主さんの声
バランスケアフード 低脂肪
国産

マルプーに合う理由
- 馬肉・魚肉・豚レバーを主原料にした、脂質5%の低脂肪設計
- タンパク質24%で動物性タンパク源を確保
- 無添加設計で、原材料の構成がわかりやすい
馬肉・魚肉・豚レバーを主原料にした国産フード。脂質5%・カロリー290kcal/100gと控えめで、体重や脂質量を意識したい飼い主さん向けの設計です。無添加で原材料の構成がわかりやすく、配合の透明性を重視する方の選択肢になります。
| 主原料 | 馬肉・魚肉・豚レバー |
|---|---|
| タンパク質/脂質 | 24% / 5% |
| カロリー | 290kcal/100g |
| 価格目安 | 約3,980円/kg |
金の旨味
着色料・香料不使用

マルプーに合う理由
- 国産の鶏肉を主原料にした素材構成
- 大麦・玄米や野菜・海藻を組み合わせた配合
- 無添加設計で、原材料表記がわかりやすい
国産の鶏肉を主原料にしたフード。大麦・玄米に加え、野菜や海藻を組み合わせた配合で、無添加設計の国産フードを探している飼い主さんの選択肢です。原材料表記がわかりやすく、配合の透明性を重視する方に向いた素材構成です。
| 主原料 | 鶏肉(国産) |
|---|---|
| タンパク質/脂質 | 20.6% / 10.7% |
| カロリー | 357kcal/100g |
| 価格目安 | 約5,028円/kg |
おすすめフード比較表
| 商品名 | タンパク質 | カロリー | 粒サイズ | 特徴 | 価格/kg |
|---|---|---|---|---|---|
| このこのごはん | 20.9% | 343kcal | 小粒 | 国産・鶏ささみ主原料・無添加 | 約3,850円 |
| バランスケアフード 低脂肪 | 24% | 290kcal | — | 馬肉・魚肉主体の低脂肪・無添加 | 約3,980円 |
| 金の旨味 | 20.6% | 357kcal | — | 国産・鶏肉主原料・無添加 | 約5,028円 |
うちの子にはどれ?タイプ別の選び方
- 国産・小粒のフードで続けたい → 鶏ささみ主原料で着色料・香料・保存料不使用のこのこのごはん
- 脂質を控えめにしたい・体重も意識したい → 馬肉・魚肉主体で脂質5%のバランスケアフード 低脂肪
- 国産・無添加の鶏肉フードを選びたい → 国産鶏肉主原料で素材構成がわかりやすい金の旨味
気になるフードが見つかったら、実際にそのフードを選んだ飼い主さんの口コミも参考にしてみましょう。
ここからは、実際にマルプーと暮らす飼い主さんから寄せられた口コミです。同じ犬種だからこそ参考になる、リアルな声をご覧ください。
マルプーの飼い主さんの口コミ
上のおすすめフードは栄養バランスと犬種適性で選んだ「プロ目線の3選」。こちらはマルプーの飼い主さん47人が実際に使って評価した「リアルな声」です。どちらも参考に、愛犬に合う1品を見つけてください。
マルプーの1日の食事量は?
体重4kgのマルプーで1日70〜80g(360kcal/100gフードの場合)が目安です。BCS(体型)で2週間ごとに見直してください。1食あたりのグラム数を自動算出したい方は給餌量自動計算ツールもご活用いただけます。
マルプーは体重3〜5kgの個体が多く、年齢・活動量によって必要な栄養量が変わります。以下の表を目安に、愛犬の体型やBCS(ボディコンディションスコア)を確認しながら調整してください。
| 体重 | 成犬(標準) | 成犬(やや活発) | シニア犬 |
|---|---|---|---|
| 3kg | 55〜65g | 65〜75g | 48〜58g |
| 3.5kg | 62〜72g | 72〜85g | 54〜64g |
| 4kg | 70〜80g | 80〜92g | 60〜70g |
| 4.5kg | 75〜88g | 88〜100g | 65〜75g |
| 5kg | 80〜95g | 95〜110g | 70〜80g |
上記は体重と活動量をもとにした1日量の目安です(360kcal/100gのフードの場合)。フードのカロリー表示(100gあたりのkcal)や、運動量・年齢・体型の個体差に応じて調整してください。
マルプーの給餌で気をつけること
- 1日2〜3回に分けて給餌:小型犬は食事間隔が空きすぎないほうが安心
- 子犬期は1日3〜4回:成長期は少量頻回で栄養を十分に摂る
- おやつは1日のカロリーの10%以内:体重への影響が大きい体格なので管理を徹底
- マルチーズ寄りの個体は超小型:食事間隔が空くと血糖値が下がりやすいため、少量頻回を意識
フードの切り替え方
新しいフードに切り替える際は、10〜14日かけてゆっくり移行することをおすすめします。
- 1〜3日目:新フード20% + 旧フード80%
- 4〜6日目:新フード40% + 旧フード60%
- 7〜10日目:新フード60% + 旧フード40%
- 11〜14日目:新フード80% + 旧フード20%
- 15日目以降:新フード100%
マルプーのドッグフードに関するよくある質問
マルプーの涙やけはフードで治る?対策は?
涙やけの原因は目や鼻涙管の構造、食物アレルギー、ハウスダストなど複数あり、フードだけで治るとは限りません。フードでできる配慮は(1)人工着色料・人工保存料の少ない無添加、(2)チキンに反応する子はサーモン・ラムなど限定原材料、(3)消化に負担の少ない設計、の3点です。急に悪化したり目を気にする様子があれば動物病院で確認しましょう。
マルプーの子犬・シニアでフードは変えたほうがいい?
年齢で銘柄を変えるかどうかより、BCS(体型)に合わせて量を調整することのほうが重要です。成長期の子犬には子犬用または全年齢対応フードを、活動量が落ちるシニア期は量を控えめにと、ライフステージに応じた調整を意識してください。フードを切り替える際は10〜14日かけて少しずつ移行してください。
マルプーに与えてはいけない食材は?
玉ねぎ・ネギ類・チョコレート・ぶどう(レーズン含む)・キシリトール入りの食品・アボカドは、犬にとって中毒の原因になるため絶対に与えないでください。鶏の骨は加熱後に裂けて喉に刺さるリスクがあります。市販の人間用おやつもカロリー・塩分が過剰になりやすく、原則として与えない方が安全です。
マルプーはミックス犬で個体差が大きいけど、フード選びはどうする?
マルプーは両親犬種のどちらに近いかで体格・被毛・活動量が大きく異なります。「ミックス犬の正解」を探すより、愛犬の現在の体重・体型・活動量を基準にフードを選ぶのがいちばん確実です。両親犬種のマルチーズのフード選び・トイプードルのフード選びもあわせて参考にしてください。
マルプーの被毛のケアで、フードでできることは?
ふわふわの被毛を支える栄養として、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)を含むサーモン・魚油配合のフード、良質な動物性タンパク質を主原料にしたフード、亜鉛・ビオチンを含む総合栄養食を選ぶことが基本です。フードだけで被毛が劇的に変わるわけではないため、ブラッシング等の日常ケアと併せて考えてください。
犬種別フードは本当に意味がある?
犬種別フードの意義は限定的です。獣医栄養学の観点では「犬種」よりも「体のサイズ」「年齢」「活動量」「健康状態」のほうが栄養要求量への影響が大きいとされます。ミックス犬では特に個体差が大きいため、愛犬の体型と体重を基準に選ぶのが現実的です。「○○種専用」表示は粒サイズなど物理的な配慮として参考程度に。
まとめ
マルプーのフード選びで押さえたいのは、「5〜8mmの小粒」「良質な動物性タンパク質を主原料にした設計とサーモン・魚油配合への配慮」「添加物の少ない無添加設計」の3つです。ミックス犬だからこそ、愛犬の体型・体重に合わせた選び方が大切になります。
今回の3選は、このこのごはん(国産・小粒・鶏ささみ主原料)、バランスケアフード 低脂肪(馬肉・魚肉主体の低脂肪)、金の旨味(国産・鶏肉主原料の無添加)です。両親犬種のマルチーズのフード選び・トイプードルのフード選びもあわせて参考にしてください。
白いふわふわの被毛を毎日きれいに保つことは、すぐに変わるものではなく、毎日の食事と日常のケアの積み重ねで見えてくるものです。まずは一つ、気になるポイントから見直してみてください。