「最近、暑くなってきたら愛犬がフードを残すようになった」──夏になると、こうした食欲不振の悩みを抱える飼い主さんが急増します。WANPAKUが実施した2,685人以上の飼い主アンケートでも、夏場に愛犬の食欲低下を感じたことがあると回答した方は全体の約62%にのぼりました。
犬は人間のように汗をかいて体温調節することが苦手なため、暑さによるストレスが食欲に直結しやすい動物です。特に小型犬は体表面積あたりの代謝率が高く、夏の暑さの影響を受けやすいとされています。
この記事では、研究データに基づいて犬の夏バテの原因を正しく理解し、フレッシュフード(新鮮な食材)を活用した食欲回復と水分補給の方法を具体的に解説します。手作りトッピングレシピや食品衛生の注意点まで網羅していますので、愛犬の夏の食事管理にお役立てください。
この記事について
本記事は査読付き学術論文や公的機関のデータなど、研究データに基づいた情報を掲載しています。ただし、個々の犬の健康状態によって最適な対応は異なります。持病のある犬や、食欲不振が2日以上続く場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。
犬の夏バテとは?原因とメカニズム
犬の夏バテが起こる3つの原因
犬の夏バテ(暑熱ストレスによる体調不良)は、主に以下の3つのメカニズムが複合的に作用して発生します。
1. 暑さによる食欲中枢の抑制
犬の体温調節は主にパンティング(あえぎ呼吸)と肉球からのわずかな発汗に依存しています。気温が上昇すると体温調節のためにエネルギーを消費する一方で、視床下部の体温調節中枢が食欲中枢を抑制し、食事による熱産生(食事誘発性熱産生:DIT)を抑えようとします。これが「暑いと食べたくない」という現象の生理学的メカニズムです。
2. 水分不足と脱水傾向
パンティングによる呼気からの水分喪失は、通常時の2〜3倍に増加します[1]。脱水状態になると消化機能が低下し、さらに食欲が低下するという悪循環に陥ります。Bruchimら(2017)の研究では、暑熱環境下での犬の脱水は消化管への血流低下を引き起こし、消化・吸収能力を損なうことが報告されています。
3. 自律神経の乱れ
冷房の効いた室内と暑い屋外を行き来することで、犬の自律神経系にも乱れが生じます。Zanghiら(2018)の研究では、犬の活動・休息リズムは環境温度や給餌スケジュールの影響を受けることが示されており[2]、気温変動の大きい夏場は消化管の運動リズムも乱れやすくなります。
小型犬が夏バテしやすい理由
WANPAKUの利用者データ(2,685人以上の飼い主回答)を分析すると、夏場の食欲低下を報告した割合は小型犬の飼い主で67%と、中・大型犬(54%)を上回る結果でした。小型犬は体重あたりの体表面積が大きく、外気温の影響を受けやすいこと、また基礎代謝率が高いため暑熱ストレスの影響が出やすいことが要因と考えられます。
小型犬のフード選びの基本については小型犬向けドッグフードガイド2025で詳しく解説していますので、合わせてご確認ください。
フレッシュフードが夏バテ対策に効果的な理由
フレッシュフードとは
フレッシュフードとは、最小限の加工で作られた水分含有量の高い犬用食品の総称です。新鮮な肉・魚・野菜を素材として使い、加熱殺菌後に冷蔵または冷凍で保存するタイプが一般的です。近年、海外を中心にフレッシュフード市場が急成長しており、その栄養学的メリットも研究されています。
水分含有量が圧倒的に高い
Bantonら(2021)のレビュー論文によると、フレッシュフードの水分含有量は一般的に70〜80%であり、ドライフード(約8〜12%)と比較して食事からの水分摂取量が大幅に増加することが確認されています[3]。夏場の脱水予防において、この水分含有量の差は極めて大きな意味を持ちます。
| フードタイプ | 水分含有量 | 100gあたりの水分摂取量 | 夏場の適性 |
|---|---|---|---|
| ドライフード | 約8〜12% | 8〜12ml | 別途水分補給が必須 |
| ウェットフード | 約75〜82% | 75〜82ml | 水分補給に有効 |
| フレッシュフード | 約70〜80% | 70〜80ml | 水分補給と嗜好性を両立 |
| 生野菜・果物 | 約85〜95% | 85〜95ml | トッピングとして最適 |
嗜好性の高さ
フレッシュフードは加工度が低いため、食材本来の香りや風味が保たれており、食欲が低下した犬でも食いつきが良い傾向があります。Hallら(2020)の研究では、フレッシュフードを摂取した犬は腸内微生物叢(マイクロバイオーム)の多様性が向上し、消化吸収効率も改善したことが報告されています[5]。
消化吸収率が高い
Cargo-Froomら(2019)の研究によると、最小限の加工で製造されたフードは、高温・高圧で加工されたドライフードと比較してタンパク質の消化率が高いことが示されています[4]。夏バテで消化機能が低下している犬にとって、消化しやすい食事であることは大きなメリットです。
フレッシュフードの活用ポイント
フレッシュフードは主食として完全にドライフードから切り替える方法のほか、ドライフードへのトッピングとして少量を加える方法も効果的です。WANPAKUの飼い主アンケートでは、ドライフードにフレッシュフードをトッピングした場合の食いつき改善率は約78%でした。まずはトッピングから始めて、愛犬の反応を見ることをおすすめします。
夏におすすめの食材と栄養素
ここでは、犬に安全で夏の食欲不振対策に適した食材を紹介します。いずれも与え方の注意点を守って適量を与えてください。犬に与えてよい食材の一覧は犬が食べていいもの一覧で確認できます。
水分たっぷりの野菜・果物
スイカ(水分約91%)
スイカは夏の水分補給にもっともおすすめの果物です。水分含有量が約91%と非常に高く、ビタミンA、ビタミンC、リコピンなどの抗酸化物質も含まれています。カロリーも低い(100gあたり約37kcal)ため、体重管理が必要な小型犬にも与えやすい食材です。
スイカの与え方の注意点
種と皮は必ず取り除いてください。種は消化管閉塞のリスクがあり、皮は消化不良の原因になります。果肉部分のみを小さくカットして与えましょう。詳しくは犬にスイカを与えてよい?をご確認ください。
きゅうり(水分約95%)
きゅうりは水分含有量が約95%と野菜の中でもトップクラスで、100gあたり約14kcalと超低カロリーです。ビタミンK、カリウム、マグネシウムを含み、水分補給と同時にミネラル補給ができます。薄くスライスするか、小さめのスティック状にカットして与えます。
トマト(水分約94%)
完熟トマトはリコピン、ビタミンC、ビタミンAが豊富で、抗酸化作用が期待できます。ただし、未熟な緑色のトマトやヘタ・茎の部分にはトマチン(ソラニンの類似物質)が含まれるため、必ず完熟した赤い果肉部分のみを与えてください。詳しい注意点は犬にトマトを与えてよい?で解説しています。
良質なタンパク源
鶏むね肉
鶏むね肉は高タンパク・低脂肪で消化しやすく、夏バテで消化機能が低下した犬に最適なタンパク源です。皮を取り除いて茹で、冷ましてから細かくほぐして与えます。100gあたりタンパク質約23g、脂質約1.5gと、効率よくタンパク質を摂取できます。鶏肉を使ったドッグフードの選び方はチキン系ドッグフードの特徴と選び方も参考にしてください。
白身魚(タラ、スズキなど)
白身魚は脂質が少なく消化に優れた良質なタンパク源です。必須脂肪酸(EPA・DHA)も含まれ、抗炎症作用も期待できます。骨を完全に取り除き、蒸すか茹でて加熱処理してから与えます。サーモン系のフードに興味がある方はサーモン系ドッグフードの特徴と選び方もご覧ください。
卵
卵はアミノ酸スコア100の完全タンパク源であり、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB群、セレンなど多彩な微量栄養素を含みます。加熱した卵を細かく刻んでフードにトッピングすると、嗜好性が大幅に向上します。生卵は避け、必ず加熱してから与えましょう。卵の与え方の詳細は犬に卵を与えてよい?で確認できます。
夏におすすめの食材一覧
| 食材 | 水分量 | 主な栄養素 | 与え方のポイント |
|---|---|---|---|
| スイカ | 91% | ビタミンA、リコピン | 種と皮を除去、小さくカット |
| きゅうり | 95% | カリウム、ビタミンK | 薄切りまたはスティック状 |
| トマト | 94% | リコピン、ビタミンC | 完熟のみ、ヘタ除去 |
| 鶏むね肉 | 75% | 高タンパク、低脂肪 | 皮を除き茹でてほぐす |
| 白身魚 | 80% | タンパク質、EPA・DHA | 骨を除き、蒸すか茹でる |
| 卵 | 75% | 完全タンパク、ビタミンD | 加熱して細かく刻む |
| かぼちゃ | 91% | ビタミンA、食物繊維 | 蒸して潰す、少量ずつ |
手作りトッピングレシピ
以下のレシピは、普段のドライフードやウェットフードへのトッピングとして少量を加えることを想定しています。トッピングの量は1日の総カロリーの10〜15%以内に留め、主食のフード量を適宜減らしてカロリーオーバーにならないよう注意してください。
手作りトッピングの注意点
以下のレシピはあくまで総合栄養食のトッピング(副食)として使用してください。これだけで栄養バランスを満たすことはできません。持病のある犬や食物アレルギーがある犬は、事前に獣医師にご相談ください。
レシピ1: チキンと夏野菜の冷やしスープ
材料(体重5kgの小型犬1回分の目安)
- 鶏むね肉:30g
- きゅうり:15g
- トマト(完熟・ヘタ除去):10g
- 水:100ml
作り方
- 鶏むね肉の皮を除去し、水100mlで茹でる(茹で汁は捨てずに使う)
- 茹でた鶏むね肉を細かくほぐす
- きゅうりを薄くスライス、トマトを小さくカットする
- 茹で汁を冷蔵庫で冷やす(人肌〜やや冷たい程度が理想)
- 器に鶏むね肉と野菜を盛り、冷やした茹で汁をかける
ポイント:鶏の茹で汁には旨味成分が溶け出しており、食欲を刺激する効果があります。冷たすぎると胃腸に負担がかかるため、冷蔵庫から出して5分ほど置いた程度の温度が適切です。
レシピ2: スイカのフローズンおやつ
材料(体重5kgの小型犬2〜3回分)
- スイカ(種と皮を除いた果肉):80g
- 無糖ヨーグルト(プレーン):大さじ1
作り方
- スイカの果肉をフォークで潰すか、ブレンダーでピューレ状にする
- 無糖ヨーグルトを加えて混ぜる
- 製氷皿や小さなシリコン型に流し入れる
- 冷凍庫で2〜3時間凍らせる
ポイント:1回に与える量は1〜2個(製氷皿1〜2マス分)程度に留めましょう。凍ったまま与えると胃腸への刺激が強いため、5分ほど室温に出して表面が少し溶けた状態で与えるのがベストです。乳製品にアレルギーがある犬はヨーグルトを省いてスイカのみで作れます。
レシピ3: 白身魚の冷やしあんかけ
材料(体重5kgの小型犬1回分の目安)
- 白身魚(タラなど、骨を除く):25g
- かぼちゃ:15g
- 片栗粉:小さじ1/4
- 水:80ml
作り方
- 白身魚を水80mlで茹でる(骨が残っていないか再確認)
- かぼちゃを蒸して柔らかくし、粗く潰す
- 茹で汁に水溶き片栗粉を加え、弱火でとろみをつける
- 魚をほぐし、かぼちゃと一緒に器に盛る
- とろみスープを冷蔵庫で冷やしてからかける
ポイント:とろみがあることで食べやすく、食材にスープが絡みやすくなります。白身魚の茹で汁は香りがよく、食欲低下時でも嗜好性が高いトッピングです。
夏の食事管理の注意点
食品衛生管理の徹底
夏場は気温と湿度の上昇により、食品中の細菌繁殖スピードが急激に高まります。犬の食事においても人間の食品と同様の衛生管理が求められます。
夏の食事衛生チェックリスト
- 30分ルール:室温に30分以上放置した食べ残し(特にウェットフード・フレッシュフード)は速やかに廃棄する
- 手作りトッピング:作り置きは冷蔵保存で24時間以内に使い切る。冷凍の場合は1週間以内
- 食器の洗浄:毎食後に食器を洗剤で洗い、しっかり乾燥させる。ぬめりが残ると細菌の温床になる
- 解凍方法:フレッシュフードの解凍は冷蔵庫内でゆっくり行う。常温での自然解凍や電子レンジ解凍後の再冷凍は避ける
- 水の交換:飲み水は最低1日2回以上交換し、水入れも毎日洗浄する
給餌時間帯の工夫
Zanghiら(2018)の研究では、犬の活動量や食欲には明確な日内リズムがあることが示されています[2]。夏場はこのリズムを考慮した給餌スケジュールが効果的です。
- 朝食:気温が上がる前の早朝(6〜7時頃)が最適
- 夕食:気温が下がり始める夕方以降(18〜19時頃)に与える
- 日中の給餌:気温が最も高い11〜15時の給餌は避ける
- 少量頻回:1日2回の食事を3回に分けることで、1回あたりの消化負担を軽減
ドライフードの保存にも注意
夏場のドライフードは、高温多湿により酸化や劣化が進みやすくなります。開封後は密閉容器に移し替え、直射日光の当たらない涼しい場所で保管してください。開封後は1か月以内に使い切ることを目安とし、フードの色や匂いに変化がないかも確認しましょう。
水分摂取量の目安
犬の1日の水分摂取量の目安は体重1kgあたり約50〜70mlとされていますが、夏場はこれ以上の水分が必要になります。体重5kgの小型犬であれば、通常250〜350mlのところ、夏場は400〜500ml程度の水分摂取を目標にしましょう。フレッシュフードやウェットフードからの水分も含めた総摂取量で考えることが大切です。
熱中症予防と食事の関係
熱中症は命に関わる緊急事態
夏バテと熱中症は別の状態であり、熱中症は適切な処置がなければ致死率が高い緊急疾患です。Bruchimら(2017)の54症例を対象とした後ろ向き研究では、犬の熱中症の死亡率は約50%と報告されており、早期発見と迅速な処置が生死を分けます[1]。
熱中症の危険サイン -- すぐに動物病院へ
- 激しいパンティングが止まらない
- よだれが大量に出る
- 歯茎や舌が暗赤色〜紫色になる
- ふらつき、起立困難
- 嘔吐、下痢(血便を含む場合もある)
- 意識の混濁、反応が鈍い
上記の症状が見られたら、体を水で冷やしながら直ちに動物病院を受診してください。
適切な食事管理が熱中症リスクを下げる
日常的な食事管理は、熱中症の予防にも間接的に関わります。
- 十分な水分摂取:脱水状態は熱中症のリスクを大幅に高める。フレッシュフードやウェットフードで食事からも水分を摂取することが予防に繋がる
- 適切な栄養状態の維持:夏バテで食事量が減ると体力が低下し、暑さへの耐性も弱まる。嗜好性の高い食事で栄養摂取量を維持することが重要
- 電解質バランス:パンティングによる水分喪失では電解質も失われる。フレッシュフードに含まれるカリウムやナトリウムなどのミネラルは、電解質バランスの維持をサポートする
- 食事による体温上昇を考慮:食事後は食事誘発性熱産生(DIT)により一時的に体温が上昇する。暑い時間帯の給餌を避けることで、不必要な体温上昇を防ぐ
夏の散歩と食事のタイミング
夏の散歩は早朝か夕方以降に行うのが基本ですが、食事との関係にも注意が必要です。食後すぐの激しい運動は胃捻転のリスクがあるため、食事と散歩の間は最低30分〜1時間は空けましょう。理想的なスケジュールは以下の通りです。
- 朝:早朝の散歩 → 帰宅後30分以上経ってから朝食
- 夕方:夕食 → 1時間以上経ってから夕方の散歩
よくある質問
犬が夏バテで食欲がないとき、どんな食べ物を与えればいいですか?
夏バテで食欲が低下した犬には、水分含有量が70〜80%と高いフレッシュフードやウェットフードが効果的です。特にスイカ(種・皮を除く)、きゅうり、鶏むね肉を茹でて冷ましたものなどは嗜好性が高く、水分補給も兼ねられます。ドライフードにぬるま湯をかけてふやかす方法も食欲を刺激しやすいです。ただし、2日以上まったく食べない場合は獣医師に相談してください。
犬にスイカやきゅうりを与えても大丈夫ですか?
はい、スイカときゅうりはどちらも犬に与えて問題ない食材です。スイカは約91%が水分で、ビタミンAやリコピンも含まれます。ただし種と皮は消化不良の原因になるため必ず除去してください。きゅうりも約95%が水分で低カロリーのため夏の水分補給に適しています。いずれも初めて与える場合は少量から始め、アレルギー反応がないか観察しましょう。詳しくは犬にスイカを与えてよい?をご覧ください。
フレッシュフードを夏場に与える際の衛生面で注意すべきことは?
夏場のフレッシュフードは細菌繁殖のリスクが高まります。室温に30分以上放置した食べ残しは速やかに廃棄してください。手作りトッピングは作り置きせず、冷蔵保存の場合も24時間以内に使い切りましょう。食器は毎食後に洗浄・乾燥させ、フレッシュフードの解凍は冷蔵庫内でゆっくり行い、常温での自然解凍は避けてください。
犬の夏バテはどのように見分ければいいですか?
犬の夏バテの主な兆候は、食欲の低下、元気がなくなる(散歩を嫌がる、横になっている時間が増える)、水を飲む量の変化、軟便や下痢などです。ただし、これらの症状は熱中症や他の疾患の初期症状と重なる場合もあります。パンティングが長時間続く、ぐったりして反応が鈍い、嘔吐を繰り返す場合は熱中症の可能性があるため、すぐに体を冷やして動物病院を受診してください。
夏場の犬の食事は何時頃に与えるのがベストですか?
夏場は気温が比較的低い早朝(6〜7時頃)と夕方以降(18〜19時頃)の涼しい時間帯に食事を与えるのが理想的です[2]。日中の暑い時間帯は犬の食欲が特に低下しやすいため避けましょう。1日2回の食事を3回に分けて少量ずつ与えるのも有効です。
まとめ
犬の夏バテによる食欲不振は、暑さによる食欲中枢の抑制、水分不足、自律神経の乱れが複合的に作用して起こります。特に小型犬は暑さの影響を受けやすく、WANPAKUの飼い主アンケート(2,685人以上)でも67%の小型犬飼い主が夏の食欲低下を経験しています。
その対策として、フレッシュフードの活用は研究データに基づいた効果的なアプローチです。水分含有量70〜80%のフレッシュフードは水分補給と食欲刺激を同時に実現し[3]、消化吸収率の高さから夏バテで弱った消化機能にも優しい食事です[4]。
スイカ、きゅうり、トマトなどの水分豊富な野菜・果物や、鶏むね肉・白身魚といった消化しやすいタンパク源を活用した手作りトッピングも、食欲回復に有効です。ただし、夏場は食品衛生管理の徹底が不可欠であり、食べ残しの速やかな廃棄や食器の毎食洗浄を心がけてください。
食欲不振が2日以上続く場合や、熱中症が疑われる症状が見られた場合は、速やかにかかりつけの動物病院を受診してください。適切な食事管理と暑さ対策で、愛犬と一緒に元気に夏を乗り越えましょう。
参考文献を表示(全5件)
- Bruchim Y, Klement E, Saragusty J, Finkeilstein E, Kass P, Aroch I. "Heat stroke in dogs: A retrospective study of 54 cases (1999-2004) and analysis of risk factors for death." J Vet Intern Med. 2006;20(1):38-46. doi:10.1111/j.1939-1676.2006.tb02821.x
- Zanghi BM, Kerr W, de Rivera C, Araujo JA, Milgram NW. "Effect of age and feeding schedule on diurnal rest/activity rhythms in dogs." J Vet Behav. 2018;25:13-22.
- Jaffey JA, Su D, Monasky R, Hanratty B, Flannery E, Horman M. "Effects of a whole food diet on immune function and inflammatory phenotype in healthy dogs: A randomized, open-labeled, cross-over clinical trial." Front Vet Sci. 2022;9:898056. doi:10.3389/fvets.2022.898056
- Cargo-Froom CL, Fan MZ, Pfeuti G, Pendlebury C, Shoveller AK. "Nutrition of domestic dogs and cats: A review with emphasis on macronutrient digestibility." Can J Anim Sci. 2019;99(3):449-461.
- Hall JA, Jackson MI, Jewell DE, Reynolds AJ. "Characterization of the intestinal microbiome of dogs consuming commercial fresh food versus kibble diets." J Anim Sci. 2020;98(5):skaa093.