ジャックラッセルテリアのドッグフードおすすめ5選|高活動量・カロリー管理の選び方

ジャックラッセルテリアのご飯選び|高活動量に配慮したフード選びのポイント

この記事の結論

ジャックラッセルテリアのフード選びで押さえるべき3つの条件

  • 高タンパク質(28%以上) - 小型犬トップクラスの筋肉量を維持するために動物性タンパク質が豊富なフードを
  • 高カロリー密度(370kcal/100g以上) - 圧倒的な運動量に見合うエネルギーを少量で効率よく摂取
  • 関節ケア成分の配合 - レッグ・カルベ・ペルテス病や膝蓋骨脱臼のリスクに備えてグルコサミン・コンドロイチンを

おすすめフード5選と年齢別・活動量別の給餌量を本文で詳しく解説します

「うちのジャックラッセル、ごはんの量がこれで足りてるのかな…」「こんなに走り回っているのに、普通の小型犬用フードで大丈夫?」——そんな不安を感じたことはありませんか?

ジャックラッセルテリア(以下JRT)は、小型犬でありながら驚くほどの運動量とエネルギーを持つ犬種です。もともとキツネ狩りのために生まれた猟犬であり、1日に何十キロも走れるスタミナと、獲物を追う瞬発力を兼ね備えています。

そのため、一般的な「小型犬用」フードではタンパク質やカロリーが不足してしまうケースが少なくありません。体重5〜6kgの小柄な体に、中型犬並みのエネルギー需要が詰まっている——これがJRTのフード選びを難しくしているポイントです。

この記事では、JRT特有の体質と栄養ニーズを踏まえて、最適なフードの選び方とおすすめ商品5選を詳しくお伝えします。年齢別・活動量別の給餌量テーブルも用意しましたので、ぜひ参考にしてください。

JRTの体質と栄養特徴——「小さなアスリート」の食事を考える

ジャックラッセルテリアは体重5〜6kg、体高25〜30cmの小型犬です[2]。イギリスのジョン・ラッセル牧師が19世紀に作出した犬種で、キツネの巣穴に潜り込んで追い出すという実猟目的で改良されました。この出自が、現代のJRTの体質に大きく影響しています。

小型犬で最も活発な犬種の一つ

JRTは「小型犬の体に中型犬のエンジンを搭載した犬」と表現されることがあります。1日1〜2時間の散歩でもまだ元気が有り余っている子が多く、アジリティやフライボールなどのドッグスポーツでも活躍する犬種です。この圧倒的な運動量を支えるには、通常の小型犬用フードよりも高いカロリー密度が求められます。

筋肉質でエネルギー消費が大きい

JRTの体はコンパクトながらも筋肉質で引き締まっています。体脂肪率が低く筋肉量が多いということは、基礎代謝が高い=安静時でもエネルギー消費が大きいということです。この筋肉を維持するには、高品質な動物性タンパク質が豊富なフードが必要になります。

関節への負担が大きい

ジャンプや急旋回を好むJRTは、膝関節や股関節への負担が大きい犬種です。特にレッグ・カルベ・ペルテス病(大腿骨頭壊死症)はJRTを含む小型テリア種に多いとされています[3]。また、膝蓋骨脱臼(パテラ)のリスクもあるため、若いうちからの関節ケアが重要です。

皮膚アレルギーが出やすい

JRTはアトピー性皮膚炎や食物アレルギーを発症しやすい犬種としても知られています[4]。皮膚の痒み、赤み、脱毛などの症状が見られる場合は、フードの原材料を見直すことが対策の第一歩です。

JRTの基本データ

  • 原産国:イギリス
  • 体重:5〜6kg(JKC標準)
  • 体高:25〜30cm
  • 平均寿命:13〜16歳(長寿な犬種)
  • 被毛タイプ:スムース、ブロークン、ラフの3種類
  • 運動量:1日1〜2時間以上(小型犬で最大級)

JRTのフード選び——3つの必須条件

JRTの「小さなアスリート」という特性を踏まえると、フード選びで重視すべきポイントは大きく3つに絞られます。

JRTの飼い主さんが気になること

JRTの飼い主さん150人の回答(2025年9月〜2026年2月)

JRTの飼い主さんの約半数が体重管理を心配しています。活動量が落ちる時期に太りやすいのがJRTの特徴。関節ケアや皮膚トラブルへの関心も高く、フード選びが健康管理の鍵を握っています。

条件1: 高カロリー密度(370kcal/100g以上)

JRTの運動量を支えるには、一般的な小型犬用フード(340〜360kcal/100g)よりもカロリー密度が高いフードが適しています。370kcal/100g以上を目安に選びましょう。

カロリーが低いフードだと、必要なエネルギーを摂るために大量に食べなければならず、消化器系に負担がかかります。逆に、カロリー密度が高ければ少ない量で効率よくエネルギーを摂取できます。

カロリー密度の比較

  • 一般的な小型犬用:340〜360kcal/100g
  • JRTにおすすめ:370〜420kcal/100g
  • 高活動量の子:400kcal/100g以上も検討

条件2: 高タンパク質(28%以上)

JRTの筋肉質な体を維持するには、粗タンパク質28%以上のフードがおすすめです。AAFCOの成犬用基準は最低18%ですが[1]、JRTのような活動犬にはそれでは不十分です。

タンパク源はチキン、ターキー、サーモン、ラムなどの良質な動物性タンパク質が第一原材料であるフードを選んでください。植物性タンパク質(大豆ミール、コーングルテンなど)がメインのフードはアミノ酸バランスが偏りやすいため、JRTには不向きです。

条件3: 関節ケア成分の配合

ジャンプや急旋回で関節に大きな負担がかかるJRTには、グルコサミン、コンドロイチン、MSM(メチルスルフォニルメタン)などの関節サポート成分が配合されたフードを選ぶと安心です。

レッグ・カルベ・ペルテス病は3〜13ヶ月齢の成長期に発症しやすいため[3]、子犬期からの関節ケアを意識することが大切です。また、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)には抗炎症作用が期待でき、関節の健康維持に加えて皮膚トラブルの軽減にも役立ちます[6]

年齢別・活動量別の給餌量テーブル

JRTは同じ体重でも活動量によって必要カロリーが大きく変わります。以下の表を参考に、愛犬の体型と活動量に合わせて調整してください。

成犬(1〜7歳)の給餌量目安

JRT成犬 1日の給餌量目安(380kcal/100gのフードの場合)
体重 普通の活動量 活発な子 スポーツドッグ
4kg 70〜80g 90〜100g 110〜125g
5kg 80〜95g 105〜120g 130〜150g
6kg 95〜110g 120〜140g 150〜175g
7kg 105〜120g 135〜155g 165〜195g

子犬・シニア犬の給餌量目安

JRT 子犬・シニアの給餌量目安
ライフステージ 給餌回数 給餌量の目安 ポイント
子犬(2〜4ヶ月) 1日3〜4回 成犬量の約2倍/体重比 成長期は高カロリーのパピー用を
子犬(4〜12ヶ月) 1日2〜3回 成犬量の約1.5倍/体重比 関節の成長期、カルシウム過剰に注意
シニア(8歳以上) 1日2回 成犬量の80〜90% 活動量減少に合わせて調整
ハイシニア(12歳以上) 1日2〜3回 成犬量の70〜85% 消化に配慮、少量多回がおすすめ

JRTの給餌で注意すること

  • 活動量の変化に注意:雨の日や冬場は運動量が減るため、給餌量を10〜15%減らすことを検討
  • BCSを2週間ごとにチェック:肋骨が触れるけれど見えない状態(BCS3/5)を維持
  • 運動直後の給餌は避ける:激しい運動後30分〜1時間は食事を控え、胃拡張のリスクを減らす

食器の高さが合っていないと首や関節に負担がかかることがあります。詳しくは犬の食器台、高さが合ってないかも?小型犬の体高別・最適な食器の選び方をご覧ください。

フードの切り替え方

新しいフードに切り替える際は、JRTのお腹に負担をかけないよう7〜10日かけてゆっくり移行してください。

  • 1〜3日目:新フード25% + 旧フード75%
  • 4〜6日目:新フード50% + 旧フード50%
  • 7〜9日目:新フード75% + 旧フード25%
  • 10日目以降:新フード100%

JRTによくある悩みと食事対策

JRTの飼い主さんからよく聞くお悩みと、フードや食事管理でできる対策をまとめました。

悩み1: 運動量が多すぎてすぐ痩せる

JRTは活動量が非常に多い犬種のため、一般的な小型犬用フードではカロリーが足りず、痩せてしまうことがあります。

食事でできる対策:

  • 高カロリーフードに切り替える:380kcal/100g以上のフード(N&D プライム チキン、オリジン オリジナルなど)を検討
  • 給餌量を増やす:パッケージの目安量はあくまで参考値。肋骨が浮いて見える場合は10〜20%増量を
  • 間食を活用:ジャーキーやチーズなど高タンパクなおやつを補助的に与える(1日のカロリーの10%以内)
  • ウェットフードをトッピング:ドライフードにウェットフードを少量混ぜるとカロリーと水分を同時に補給できる

悩み2: 関節トラブルが心配

JRTはレッグ・カルベ・ペルテス病や膝蓋骨脱臼のリスクがある犬種です[3]。足を引きずる、ジャンプを嫌がる、座り方がおかしいなどのサインが見られたら、早めに動物病院を受診してください。

食事でできる対策:

  • グルコサミン・コンドロイチン配合フードを選ぶ:N&D プライム チキンやウェルネスコア 体重管理用がおすすめ
  • オメガ3脂肪酸を意識する:サーモンオイルやフィッシュオイルのサプリメント追加も一つの手
  • 適正体重を維持する:体重増加は関節への負担を直接的に増やすため、太らせないことが最大の関節ケア
  • 子犬期のカルシウム過剰に注意:成長期にカルシウムを過剰摂取すると骨格の発達に悪影響を及ぼすことがある

悩み3: 皮膚アレルギーが出る

JRTはアトピー性皮膚炎や食物アレルギーを起こしやすい犬種です[4]。体を頻繁に掻く、皮膚が赤い、フケが多い、被毛が薄くなるなどの症状がある場合は、フードのアレルゲンが原因の可能性があります。

食事でできる対策:

  • タンパク源を変える:チキンが合わない場合はラム、サーモン、鹿肉などの新奇タンパクを試す
  • オメガ3・6脂肪酸のバランスを意識:オメガ3(EPA・DHA)は炎症を抑える作用が期待でき、皮膚の健康維持に有用[6]
  • 人工添加物を避ける:人工着色料、人工香料、BHA・BHTなどの合成酸化防止剤が皮膚トラブルを悪化させることがある
  • 除去食試験を検討:アレルゲンの特定にはかかりつけの動物病院での除去食試験が最も確実

悩み4: 早食い・丸呑みする

エネルギッシュで食欲旺盛なJRTは、フードを一気に食べてしまう「早食い」の子が多いです。早食いは嘔吐や消化不良の原因になるだけでなく、胃拡張のリスクも高めます。

食事でできる対策:

  • 早食い防止食器(スローフィーダー)を使う:凹凸のある食器でフードの摂取ペースを強制的に落とす
  • 知育トイ・ノーズワークマットを活用:JRTの高い知性と好奇心を活かし、食事をゲーム化する
  • 1日の食事を2〜3回に分ける:1回あたりの量を減らすことで消化負担を軽減
  • 食後の激しい運動を避ける:食後30分〜1時間は安静にさせる

よくある質問

Q. ジャックラッセルテリアに必要なカロリーはどれくらい?

成犬のJRT(体重5〜6kg)の場合、1日あたり約400〜600kcalが目安です。ただし、JRTは個体ごとの活動量差が非常に大きい犬種です。毎日1時間以上の激しい運動をする子なら600kcal以上、室内中心でおとなしめの子なら400kcal程度に調整してください。BCS(ボディコンディションスコア)を2週間ごとにチェックし、肋骨が触れるけれど見えない状態を維持しましょう。

Q. ジャックラッセルテリアに関節サポート成分は必要?

おすすめです。JRTはレッグ・カルベ・ペルテス病(大腿骨頭壊死症)や膝蓋骨脱臼のリスクがある犬種です。グルコサミン・コンドロイチン・MSMなどの関節サポート成分を含むフードを選ぶことで、関節の健康維持をサポートできます。特にアジリティやボール遊びなど激しい運動をする子は、若いうちから関節ケアを意識しておくと安心です。

Q. ジャックラッセルテリアの早食いを防ぐ方法は?

JRTはエネルギッシュで食欲旺盛な子が多く、早食いしやすい傾向があります。対策としては、早食い防止食器(スローフィーダー)を使う、ノーズワークマットにフードを散らして食べさせる、1日の給餌量を2〜3回に分けるなどが効果的です。早食いは胃拡張や嘔吐のリスクを高めるので、食事のペースを落とす工夫を取り入れましょう。

Q. ジャックラッセルテリアに穀物フリーは必要?

穀物アレルギーが確認されていない限り、グレインフリーにこだわる必要はありません。2019年のFDA調査ではグレインフリーフードと拡張型心筋症(DCM)の関連が指摘されており、根拠なくグレインフリーを選ぶのは避けたほうが無難です[5]。JRTで多いアレルギーは穀物よりも牛肉・乳製品・小麦などのタンパク源が原因であることが多いため、アレルギーが疑われる場合は除去食試験で原因を特定することをおすすめします。

まとめ

ジャックラッセルテリアのドッグフード選びでは、高タンパク質(28%以上)、高カロリー密度(370kcal/100g以上)、関節ケア成分の配合の3条件を押さえることが大切です。

JRTは小型犬でありながら中型犬並みのエネルギーを必要とする「小さなアスリート」です。一般的な小型犬用フードではカロリーやタンパク質が不足することがあるため、活動犬向けや高タンパクフードを積極的に検討してください。

また、レッグ・カルベ・ペルテス病や膝蓋骨脱臼のリスクに備えて、若いうちから関節サポート成分を含むフードを選ぶことをおすすめします。皮膚アレルギーが出やすい犬種でもあるため、痒みや赤みが見られたらフードの原材料を見直しましょう。

愛犬の活動量と体型をよく観察し、この記事で紹介したフードと給餌量テーブルを参考に、最適な食事管理を見つけてください。

参考文献を表示(全6件)
  1. AAFCO. "Dog and Cat Food Nutrient Profiles."
  2. American Kennel Club. "Russell Terrier Dog Breed Information."
  3. PetMD. "Legg-Calve-Perthes Disease in Dogs."
  4. VCA Animal Hospitals. "Atopic Dermatitis in Dogs."
  5. FDA. "FDA Investigation into Potential Link between Certain Diets and Canine Dilated Cardiomyopathy." 2019.
  6. Bauer JE. "Therapeutic use of fish oils in companion animals." J Am Vet Med Assoc. 2011;239(11):1441-1451. doi:10.2460/javma.239.11.1441

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