お腹の調子がゆらぎやすい、脂っこいものは控えたい、でもドライだけでは食べてくれない。そんなとき、毎日のごはんに手作りのひと品を足したいと考える方も多いのではないでしょうか。
タミーレシピは、株式会社バウムクーヘン(わんちゃんライフ)の「イヌメシ セレクション」の手作りごはんです。メーカーは「消化器の健康に配慮し、低脂肪な食材を厳選したメニュー」とうたっています。馬肉おかゆ・鶏わんこそば・サーモンおからパスタ・鶏レバーお好み焼き・牛レバーポテトの5メニュー16袋(各約100g)のセットで、レトルトパウチに入っています。
総合栄養食や療法食の表示はなく、当サイトでは一般食(主食以外のごはん)として扱っています。メーカーの与え方は「いつものフードにトッピング」か「そのまま1食分として」です。
💡 200種類以上の比較・7,000回以上のアンケートから見たこのフードの位置づけ
- 脂肪の少ない食材で - 100gあたりの脂質は0.9〜3.3%(メニューごと・公式の商品ページ)
- 5つの味で飽きにくい - 馬肉・鶏ささみ・サケ・鶏レバー・牛レバーを使った5メニューを16袋のセットで
- 具材が大きいレトルトのごはん - メーカーは、食欲にムラが出る子も食べやすいようレトルト加工にしたと説明しています
- あげるとき、よけいな心配を増やしたくないから - 保存料・着色料・香料などは不使用。食材の調理から梱包まで国内工場で
- トッピングにも、1食分にも - メーカーの目安は、体重5kgでトッピングなら0.7袋・1食分なら1.5袋
📌 こんな子・ご家庭に:いつものドライに手作りのひと品を足したい子、脂肪の少ない食材を選びたい飼い主さん、食いつきが落ちてきたシニア犬に。
⚠️ 向かないかもしれない子:お腹の病気で療法食を勧められている子、これだけを毎日の主食にしたい方(総合栄養食の表示はありません)、生後6か月未満の子、小麦・卵・大豆・そばなどにアレルギーがある子(メニューで異なる)。
原材料一覧(5メニュー)
主な食材:馬肉、鶏ささみ肉、サケ、鶏レバー、牛レバー
メニューごとの全原材料を見る
【馬肉おかゆ】馬肉、白米、ほうれん草、にんじん、ぶなしめじ、米味噌、煮干し
【鶏わんこそば】鶏ささみ肉、そば、たまご、小松菜、にんじん、大根、わかめ、ごま油、煮干し
【サーモンおからパスタ】サケ、マカロニ、小松菜、長芋、にんじん、ぶなしめじ、おから
【鶏レバーお好み焼き】鶏レバー、キャベツ、里芋、ぶなしめじ、たまご、小麦粉
【牛レバーポテト】牛レバー、じゃがいも、にんじん、ぶなしめじ、枝豆、オリーブオイル
たんぱく源はメニューごとに馬肉・鶏ささみ・サケ・鶏レバー・牛レバー。保存料・着色料・香料などは不使用。
特筆すべき原材料
馬肉・鶏ささみ・サケ
脂肪の少ないたんぱく源です。メーカーは、低脂肪の素材を選びつつ、良質な脂肪分を厳選したと説明しています。
鶏レバー・牛レバー
お好み焼きとポテトのメニューに使っています。5メニューの中では脂質が多めのメニューです。
そば・小麦粉・マカロニ
鶏わんこそば・鶏レバーお好み焼き・サーモンおからパスタに入っています。小麦やそばが合わない子は、このメニューに注意してください。
メーカーは、食物繊維が多い食材も使ったとしています。保存料・香料・着色料などは使っておらず、開封後は日持ちしないため、冷蔵庫に入れて早めに使いきるよう案内されています。
メニューごとのアレルゲン(公式の表示)
| メニュー | アレルゲン | 袋数 |
|---|---|---|
| 馬肉おかゆ | 大豆 | 3袋 |
| 鶏わんこそば | 鶏肉・そば・小麦・たまご・ごま | 3袋 |
| サーモンおからパスタ | サケ・小麦・山芋・大豆 | 3袋 |
| 鶏レバーお好み焼き | 鶏肉・たまご・小麦 | 4袋 |
| 牛レバーポテト | 牛肉・大豆 | 3袋 |
セットのメニューの内訳は変えられません。添加物について詳しくは「ドッグフードラベルの読み方ガイド」もご参照ください。アレルギーが心配な方は「食物アレルギー対応の選び方」もご参照ください。
メニューごとの成分(100gあたり)と与える量
数値で見るタミーレシピ(5メニュー)
| メニュー | たんぱく質 | 脂質 | 粗繊維 | カロリー | 水分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 馬肉おかゆ | 10.1%以上 | 1.8%以上 | 0.3%以下 | 87kcal | 78.5%以下 |
| 鶏わんこそば | 10.6%以上 | 2.0%以上 | 0.2%以下 | 74kcal | 83.6%以下 |
| サーモンおからパスタ | 7.4%以上 | 0.9%以上 | 0.4%以下 | 62kcal | 82.6%以下 |
| 鶏レバーお好み焼き | 9.5%以上 | 3.1%以上 | 0.7%以下 | 96kcal | 78.5%以下 |
| 牛レバーポテト | 10.6%以上 | 3.3%以上 | 0.8%以下 | 94kcal | 78.9%以下 |
※100gあたり・メニューごと・公式の商品ページの表示です(カロリーは代謝カロリー)。水分が多い手作りごはんなので、ドライフードの数値とそのまま比べることはできません。
1食あたりのおすすめ量(公式)
| 体重 3kg | トッピングなら0.5袋分 / 1食分なら1.0袋分 |
|---|---|
| 体重 5kg | トッピングなら0.7袋分 / 1食分なら1.5袋分 |
| 体重 7kg | トッピングなら1.0袋分 / 1食分なら2.0袋分 |
| 体重 10kg | トッピングなら1.2袋分 / 1食分なら2.5袋分 |
※メーカーの目安(1袋は約100g・1食あたり)です。体型や活動量に合わせて調整し、トッピングにするときはいつものフードの量を減らしてください。Amazonの5袋入りは(100gあたり)です。
5メニューとも100gあたりの脂質は0.9〜3.3%、カロリーは62〜96kcal/100gです。脂質がいちばん少ないのはサーモンおからパスタ、多いのは牛レバーポテトです。
100gあたりの脂質が小さく見えるのは、水分が約8割と多いためでもあります。水分を除いた量で考えると、レバーのメニューは脂質が多めになるので、脂質を特に控えたい日は馬肉おかゆやサーモンおからパスタを選ぶなど、メニューの順番を工夫できます。
「低脂肪」「消化器に配慮」、実際のところは?
「低脂肪な食材を厳選」— 脂質はメニューで3倍ほど違います
100gあたりの脂質は、サーモンおからパスタが0.9%以上、牛レバーポテトが3.3%以上と、メニューによって3倍ほど差があります。どのメニューも水分が多いので、ドライフードと比べるときは水分を除いた量で考える必要があります。脂質を控えたい理由がある子は、メニューごとの値を見て与える順番を決めてください。
「消化器の健康に配慮」— 療法食ではありません
メーカーは、消化の悪い食材を避け、食物繊維の多い食材やビタミンB1も意識したと説明しています。ただしタミーレシピに療法食・総合栄養食の表示はありません。
「17種のフリー処方」— 小麦はメニューによって入っています
メーカーの申込ページ(お試しセットの案内)には小麦を含む17種類を使っていないという表示がありますが、セットの鶏わんこそば(そば)・サーモンおからパスタ(マカロニ)・鶏レバーお好み焼き(小麦粉)には小麦が入っています。小麦を避けたい子は、原材料欄をメニューごとに確かめてください。
タミーレシピが選ばれる3つの理由
選ばれる理由は、脂肪の少ない食材・5つの味・レトルトの食べやすさという、次の3点です。
| 脂肪の少ない食材を選びたい方に | 100gあたりの脂質は0.9〜3.3%(メニューごと)です。 |
|---|---|
| 同じ味に飽きやすい子に | 馬肉・鶏・サケ・レバーを使った5メニューを順番に出せます。 |
| ドライを食べ残しがちな子に | 具材が大きく、しっかり加熱したやわらかいレトルトです。 |
【用語解説】トッピングとは?
いつものフードの上に少量のせて与えることです。トッピングの量だけ、いつものフードを減らすのが基本です。
こんな犬・飼い主さんにおすすめ
食べ方と気になることから、合いやすいタイプを並べました。
| ドライに手作りのひと品を足したい子 | メーカーの与え方の一つが「いつものフードにトッピング」です。 |
|---|---|
| 脂肪の少ない食材を選びたい方 | メニューごとの脂質が公表されていて、比べながら選べます。 |
| 食いつきが落ちてきたシニア犬 | 水分が多く、具材の大きいやわらかいごはんです。 |
いつものドライにのせて、まずは食いつきと便の様子を確かめる価値があります。
タミーレシピを選ぶ前に知っておきたいこと
ただし、次のようなケースでは慎重に検討してください。
| お腹の病気で食事の指示がある子 | 療法食ではありません。療法食を勧められている子は獣医師の指示を優先し、足すかどうかも相談してください。 |
|---|---|
| これだけを毎日の主食にしたい方 | 総合栄養食の表示はありません。毎日の主食は総合栄養食を基本にしてください。 |
| 生後6か月未満の子 | メーカーは、消化吸収がうまくできない恐れがあるとして、与える場合は便の状態を見ながら少量ずつと案内しています。 |
| 小麦・卵・大豆・そばにアレルギーがあるわんこ | メニューによって小麦・たまご・大豆・そば・ごま・山芋が入っています(上のアレルゲンの表)。 |
| 保存のしやすさを重視する方 | 開封後は日持ちしないので、冷蔵庫に入れて早めに使いきる必要があります。 |
実際に使った飼い主さんの声
タミーレシピの口コミはまだ寄せられていません。集まり次第、良い声も厳しい声も掲載します。
※個人の感想です。効果を保証するものではありません。口コミは、無料のドッグフード診断を利用する際などに、いま与えているフードについて投稿いただいたものです。詳しくは口コミの集め方と数え方をご覧ください。
このフードのめやす
| 対象の年齢 | 全年齢 |
|---|---|
| 主なたんぱく源 | 鶏肉、馬肉、サケ、牛レバー |
「タミーレシピは、うちの子の悩みに合っているの?」成分データと7,000回以上のアンケートから、得意な領域と苦手な領域を整理しました(評価の仕組みは診断の7つの評価軸で公開しています)。
食いつき・涙やけに対応できる?悩み別チェック
| 悩み | 評価 | 根拠 |
|---|---|---|
| 食いつきサポート | ★★☆ | 水分が多い手作りごはんで、具材が大きめのレトルト。メーカーは食欲にムラが出る子も食べやすいようにしたと説明しています |
| 涙やけ | 個別確認 | 食材の種類だけでは判定せず、年齢・食材・量・費用で選びます |
| 消化サポート | ☆☆☆ | 乳酸菌などは使っていません。メーカーは食物繊維の多い食材を使ったとしています(お腹にやさしいフードの比較) |
| 体重管理 | ☆☆☆ | トッピングで足すと、そのぶん1日のカロリーが増えます。いつものフードを減らして調整してください(体重管理の進め方) |
| 皮膚・被毛ケア | ☆☆☆ | サケを使うメニューがありますが、オメガ3脂肪酸の量は公表されていません(皮膚・被毛ケアフードの選び方) |
| 関節 | 未確認 | 関節の健康維持への配慮・成分の配合は未確認です |
| 避けたい食材との相性 | 個別確認 | 主原料だけでなく全原材料と、避けたい食材を照合してください |
※涙やけは涙管の形や体質、環境など食事以外の要因も大きく関わり、フードだけで変わるとは限りません。
タミーレシピは、脂肪の少ない食材で作る、食べやすいレトルトの手作りごはんです。
「同じイヌメシ セレクションのキドニーレシピとどう違う?」消化器の健康を意識して脂肪を控えたのがタミーレシピ、腎臓の健康を意識してリン・カリウム・ナトリウムを控えたのがキドニーレシピです。
タミーレシピとキドニーレシピを比較
| 項目 | タミーレシピ | キドニーレシピ |
|---|---|---|
| メーカーがうたう配慮 | 消化器の健康 | 腎臓の健康 |
| 控えめにしたもの | 脂肪 | リン・カリウム・ナトリウム |
| 主なたんぱく源 | 馬肉・鶏ささみ・サケ・レバー | マグロ・豚肉・鶏肉 |
| セットの中身 | 5メニュー16袋 | 5メニュー16袋 |
ほかの手作りごはん・ウェットのごはん
いつものフードに足す・食いつきのきっかけにする、という使い方で比べやすいごはんです。
タミーレシピの疑問を解決
タミーレシピの購入前に知っておきたい疑問にお答えします。
Q. 保存方法と賞味期限は?
未開封なら冷暗所で保存し、賞味期限は製造から1年です。開封後は保存料を使っていないため日持ちせず、冷蔵庫に入れてできるだけ早く食べきるようメーカーは案内しています。
Q. 主食にできますか?
メーカーは「そのまま1食分として」も与えられると案内していますが、総合栄養食の表示はありません。毎日の主食は総合栄養食を基本にし、タミーレシピはトッピングや一部の食事に使うと栄養の偏りを避けやすくなります。
Q. お腹の病気がある子に与えてもいいですか?
タミーレシピは療法食ではありません。お腹の病気で食事の指示がある子は、獣医師が決めた食事を優先し、トッピングなどで足すかどうかもかかりつけの獣医師に相談してください。
Q. 何歳から与えられますか?
メーカーは全犬種・オールステージに対応するとし、生後6か月未満の子は消化吸収がうまくできない恐れがあるため、便の状態を見ながら少量ずつ与えるよう案内しています。
タミーレシピの総合評価と結論
総合評価をまとめます。タミーレシピが向いているのは、次のような方です。
- いつものドライに、手作りのひと品を足したい飼い主さん
- 脂肪の少ない食材を選びたい方
- 食いつきが落ちてきた子に、食べやすいごはんを試したい方
一方、お腹の病気で療法食を勧められている子、これだけを毎日の主食にしたい方、小麦・卵・大豆・そばにアレルギーがあるわんこには向いていない可能性があるため、他の候補も比較してみましょう。
タミーレシピは、脂肪の少ない食材で作る、トッピングにも1食分にも使える手作りごはんです。まずはいつものフードを少し減らしてのせ、食いつきと便の様子を1〜2週間記録しながら量を決めると判断しやすくなります。