パピヨンのドッグフードおすすめ5選|関節の健康維持・体重管理に配慮した選び方

パピヨンのご飯選び|関節の健康維持と被毛ケアに配慮したフード選びのポイント

この記事の結論

パピヨンのフード選びで押さえるべき3つの条件

  • 関節ケア成分(グルコサミン・コンドロイチン) - パテラ好発犬種だからこそ若いうちからの配慮が大切
  • 適切なカルシウム/リン比(1.2:1〜1.4:1) - 華奢な骨格を支える骨密度の維持に
  • 良質な動物性タンパク質(25%以上) - 筋肉と美しい被毛のケラチン形成に不可欠

おすすめフード5選と選び方の詳細を本文で解説します

「うちのパピヨン、最近スキップするように歩くことがある…」——それ、膝蓋骨脱臼(パテラ)の初期サインかもしれません。

蝶の羽のような美しい耳と、絹のような長い飾り毛。パピヨンは見た目の優雅さとは裏腹に、小型犬の中でも特に活発で運動好きな犬種です。しかし、その華奢な体型ゆえに、関節や骨に負担がかかりやすいという一面もあります。

「関節の健康を食事でサポートしたいけど、何を基準に選べばいいの?」「被毛がパサパサしてきた気がする…」——そんなお悩みを抱えていませんか?

この記事では、パピヨンの体質に合わせたドッグフードの選び方と、おすすめの5商品をご紹介します。関節の健康維持、骨折リスクへの配慮、被毛ケアまで、パピヨンならではのポイントをしっかり押さえていきましょう。

パピヨンってどんな体質?栄養ニーズの特徴

パピヨンは体重3〜5kgの小型犬で、フランス語で「蝶」を意味する名前の通り、大きく広がった耳が特徴的な犬種です。ヨーロッパの宮廷で愛された歴史を持ち、外見の美しさに加え、小型犬の中でもトップクラスの知能と活発さを備えています。

小型犬としては運動量が多い

パピヨンはスパニエル系の血を引いており、小型犬にありがちな「おとなしい室内犬」というイメージとは異なります。アジリティ(犬の障害物競走)では小型犬部門で常に上位に入るほど、運動能力が高い犬種です。この活発さを支えるために、十分なカロリーと良質なタンパク質が必要になります。

華奢な骨格と細い脚

体重に対して脚が細く、骨格も華奢なのがパピヨンの特徴です。そのため、骨折のリスクが比較的高い犬種でもあります。NRC(2006)の推奨に基づき、骨の健康を支えるカルシウムとリンの適切なバランス(Ca:P比 = 1.2:1〜1.4:1)を食事から摂ることが大切です[1]

美しい被毛にはオメガ脂肪酸が不可欠

パピヨンのシルクのような長い被毛は、この犬種の最大の魅力です。被毛の主成分はケラチン(タンパク質の一種)であり、良質な動物性タンパク質の摂取が被毛の質に直結します。また、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)とオメガ6脂肪酸は皮膚のバリア機能を高め、被毛のツヤを維持する働きがあります[2]

基礎代謝が高く、少量高栄養が基本

パピヨンのような小型犬は、体重1kgあたりの基礎代謝が大型犬よりも高いため、体の大きさの割に多くのカロリーを消費します。胃も小さいので、少量で効率よく栄養を摂れるフードが適しています。カロリー密度は350kcal/100g以上を目安にしましょう。

💡 パピヨンの標準サイズ

JKC(ジャパンケネルクラブ)の基準では、パピヨンの理想体重は3〜5kg、体高は約28cm以下とされています。見た目よりも体重が軽い子が多いのも特徴です。飾り毛のボリュームがあるため実際の体のサイズがわかりにくく、定期的な体重測定が大切です。

パピヨンのフード選び3つの条件

パピヨンの体質と健康リスクを踏まえて、フード選びで特に重視すべき3つの条件を解説します。

📊 パピヨンの飼い主さんが気になること

パピヨンの飼い主さん112人の回答(2025年9月〜2026年2月)

パピヨンの飼い主さん、「膝がカクッとなる」「被毛がパサつく」と感じたことはありませんか? 約半数が関節ケア(48.2%)を心配しており、体重管理や被毛ケアも上位に。活発なパピヨンだからこそ、フード選びで日々のケアが大切です。

条件1: グルコサミン・コンドロイチンで関節ケア

パピヨンは膝蓋骨脱臼(パテラ)の好発犬種です。膝のお皿(膝蓋骨)が正常な位置からずれてしまうこの疾患は、小型犬に多く見られますが、パピヨンは特にリスクが高いとされています。

フードで関節をサポートするには、グルコサミン(400mg/kg以上)とコンドロイチンを含むフードを選ぶことが有効です。これらの成分は軟骨の構成要素であり、関節のクッション機能を維持する働きがあります。若いうちから摂取しておくことが、関節の健康維持に役立ちます。

⚠️ パテラの初期サインを見逃さないで

散歩中にスキップするような歩き方をする、片足を上げたまま数歩歩く、急に「キャン!」と鳴く——これらはパテラの初期サインかもしれません。気になる症状があれば、早めに動物病院で検査を受けてください。グレード1〜2の軽度であれば、体重管理と筋力維持で進行を遅らせることが期待できます。

条件2: 適切なカルシウム/リン比で骨をサポート

パピヨンの華奢な骨格を守るためには、骨の形成と維持に不可欠なカルシウム(Ca)とリン(P)のバランスが重要です。NRCの推奨では、成犬のCa:P比は1.2:1〜1.4:1が適正とされています[1]

カルシウムが不足すれば骨がもろくなり、過剰に摂取すると逆に骨の成長に悪影響を及ぼすことがあります。特にパピヨンのような細い脚を持つ犬種では、ソファやベッドからのジャンプで骨折するケースもあるため、骨密度を適切に維持できる栄養バランスが大切です。

💡 骨の健康を守る環境対策も合わせて

  • フローリングには滑り止めマットを敷く
  • ソファやベッドにはペット用ステップを設置
  • 高い場所からのジャンプをさせない
  • 抱っこからの落下に注意する

条件3: 高品質な動物性タンパク質で筋肉と被毛を守る

パピヨンは活発な犬種で、しなやかな筋肉が膝関節を支える役割を果たします。筋力の維持にはタンパク質が不可欠であり、良質な動物性タンパク質を25%以上含むフードを選びましょう。

さらに、被毛の主成分であるケラチンはタンパク質から作られます。主原料の第一位が鶏肉、ラム肉、魚など、特定の動物性タンパク源として明記されているフードが理想的です。「ミートミール」や「肉副産物」のような曖昧な表記のものは避けたほうが安心です。

また、被毛のツヤを保つには、Bauer(2011)が示すようにオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスも重要です[4]。サーモンオイルや亜麻仁油が配合されているフードは、被毛ケアの面で優れています。

年齢別の給餌量目安

パピヨンは体重3〜5kgの個体が多く、年齢によって必要な栄養量が変わります。以下の表を目安に、愛犬の体型やBCS(ボディコンディションスコア)を確認しながら調整してください。

パピヨン 1日の給餌量目安(360kcal/100gのフードの場合)
体重 子犬(〜1歳) 成犬(1〜7歳) 活発な成犬 シニア犬(7歳〜)
2.5kg 60〜75g 45〜55g 55〜65g 38〜48g
3.0kg 70〜85g 55〜65g 65〜75g 45〜55g
3.5kg 80〜95g 60〜72g 72〜85g 52〜62g
4.0kg 88〜105g 68〜80g 80〜95g 58〜68g
4.5kg 95〜115g 75〜88g 88〜102g 65〜75g
5.0kg 102〜125g 82〜95g 95〜110g 70〜82g

⚠️ パピヨンの給餌で注意すること

  • 1日2〜3回に分けて給餌:小型犬は低血糖になりやすいため、食事間隔を空けすぎない
  • 子犬期は1日3〜4回:成長期は少量頻回で栄養を十分に摂る
  • おやつは1日の摂取カロリーの10%以内:関節への負担を避けるため体重管理を徹底
  • パテラがある子は体重増加に特に注意:100g単位の増加でも関節負担が変わる

食器の高さが合っていないと首や関節に負担がかかることがあります。詳しくは犬の食器台、高さが合ってないかも?小型犬の体高別・最適な食器の選び方をご覧ください。

フードの切り替え方

新しいフードに切り替える際は、パピヨンのデリケートな消化器系に配慮して、10〜14日かけてゆっくり移行することをおすすめします。

  • 1〜3日目:新フード20% + 旧フード80%
  • 4〜6日目:新フード40% + 旧フード60%
  • 7〜10日目:新フード60% + 旧フード40%
  • 11〜14日目:新フード80% + 旧フード20%
  • 15日目以降:新フード100%

よくある悩みと食事対策

パピヨンの飼い主さんから特に多く寄せられる4つの悩みについて、食事面からの対策をまとめました。

悩み1: 膝蓋骨脱臼(パテラ)への配慮

パテラへの配慮として、適正体重の維持が最も重要です。体重が100g増えるだけでも、華奢なパピヨンの膝への負担は大きく変わります。

食事面では、以下のポイントを意識しましょう。

  • グルコサミン・コンドロイチン配合フードを選ぶ(POCHI 3種のポルトリーやウェルネスコア 小型犬体重管理用など)
  • おやつのカロリーを総摂取量の10%以内に抑える
  • BCS(ボディコンディションスコア)を理想の4〜5(9段階)に維持
  • 筋力維持のため良質なタンパク質を十分に摂取する

悩み2: 骨折リスクへの対策

パピヨンの細い脚は骨折しやすく、特に前肢(とうこつ・しゃっこつ)の骨折が多いとされています。食事面での骨の健康維持には、以下の栄養素に注目してください。

  • カルシウムとリンのバランスが適正(Ca:P = 1.2:1〜1.4:1)なフードを選ぶ
  • ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける重要な栄養素
  • 成長期の子犬にカルシウムサプリメントを追加するのは逆効果になる場合があるので避ける

💡 子犬期のカルシウム過剰に注意

「骨を丈夫にしたい」とカルシウムサプリを追加する飼い主さんがいますが、成長期のカルシウム過剰摂取は骨の発育異常を引き起こす可能性があります。AAFCO基準を満たした総合栄養食を与えていれば、サプリメントの追加は基本的に不要です[3]

悩み3: 被毛のパサつき・ツヤの低下

パピヨンの美しいシルクのような被毛は、栄養状態が直接反映されるバロメーターでもあります。被毛がパサついてきた、毛量が減ったと感じたら、以下の食事対策を試してみてください。

  • オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)が豊富なフードを選ぶ——サーモンオイル配合のものが理想的[2]
  • タンパク質25%以上のフード——被毛の主成分ケラチンの材料になる
  • 亜鉛・ビオチンを含むフード——皮膚と被毛の健康に関与する微量栄養素
  • 低品質な脂質(酸化した油脂)を避ける——被毛のツヤを損なう原因に

悩み4: 体重管理(太りすぎ・痩せすぎ)

パピヨンは活発な犬種ですが、避妊・去勢後や加齢に伴い太りやすくなることがあります。一方で、活動量が多いのに食が細い子もいます。体重管理のポイントは以下の通りです。

  • 太りやすい子:脂質10〜12%程度のフードを選び、おやつを控える。ただし、タンパク質を減らしすぎると筋力低下につながるため注意
  • 痩せやすい子:カロリー密度の高いフード(370kcal/100g以上)を選び、1日3回に分けて給餌する
  • BCSの確認:肋骨に触れて、薄い脂肪越しに肋骨を感じられるのが理想的。くびれがない場合は太りすぎの可能性あり

よくある質問

Q. パピヨンが膝蓋骨脱臼(パテラ)になりやすいのはなぜ?

パピヨンは華奢な骨格と細い脚を持つ小型犬で、膝関節の溝(滑車溝)が浅い個体が多いため、膝蓋骨が外れやすい構造的素因があります。遺伝的要因に加え、フローリングでの滑りや肥満による関節への過負荷も発症リスクを高めます。適正体重の維持とグルコサミン・コンドロイチンなどの関節サポート成分を含むフード選びが関節の健康維持に役立ちます。

Q. パピヨンに必要な1日のカロリーはどのくらい?

成犬のパピヨン(体重3.5kg)の場合、1日に必要なカロリーは約220〜280kcalが目安です。ただし、パピヨンは小型犬の中でも活発な犬種のため、運動量が多い子は標準より10〜15%多めのカロリーが必要になることがあります。BCS(ボディコンディションスコア)を確認しながら2週間ごとに給餌量を見直しましょう。

Q. パピヨンの被毛をきれいに保つための食事のポイントは?

パピヨンの美しい飾り毛を維持するには、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)とオメガ6脂肪酸をバランスよく含むフードが効果的です。サーモンオイルや亜麻仁を含むフードを選ぶとよいでしょう。また、良質な動物性タンパク質は被毛の主成分であるケラチンの材料になるため、タンパク質25%以上のフードがおすすめです。ビオチンや亜鉛も被毛の健康に関わる栄養素です。

Q. パピヨンにグレインフリーフードは必要?

穀物アレルギーが確認されていない限り、グレインフリーにこだわる必要はありません。AAFCOの基準を満たした総合栄養食であれば、穀物を含むフードでも栄養面で問題ありません[3]。むしろ、玄米やオーツ麦などの全粒穀物は消化しやすく、食物繊維やビタミンB群の供給源として有用です。愛犬の体調を観察しながら、合うフードを選んであげてください。

まとめ

パピヨンのドッグフード選びでは、関節ケア成分(グルコサミン・コンドロイチン)、適切なカルシウム/リン比、良質な動物性タンパク質の3つの条件を押さえることが大切です。

パテラの好発犬種であるパピヨンにとって、適正体重の維持は最も重要な関節保護策です。活発な性格を活かして適度な運動を取り入れつつ、食事面でもしっかりサポートしてあげましょう。

また、パピヨンの最大の魅力である美しい被毛を保つためにも、オメガ脂肪酸と高品質なタンパク質を含むフードを選ぶことをおすすめします。

愛犬の年齢・体重・健康状態に合わせて、この記事で紹介したフードを参考に、最適な一品を見つけてください。

参考文献を表示(全4件)
  1. NRC (2006). Nutrient Requirements of Dogs and Cats. National Academies Press.
  2. Wander RC, Hall JA, Gradin JL, Du SH, Jewell DE (1997). "The ratio of dietary (n-6) to (n-3) fatty acids influences immune system function, eicosanoid metabolism, lipid peroxidation and vitamin E status in aged dogs." J Nutr. 127(6):1198-1205.
  3. AAFCO (2024). Official Publication. Association of American Feed Control Officials.
  4. Bauer JE (2011). "Therapeutic use of fish oils in companion animals." JAVMA. 239(11):1441-1451. DOI: 10.2460/javma.239.11.1441

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