「うちの子、最近足を引きずることがあるんだけど…」「ソファーに飛び乗らなくなったのが気になる」「階段を嫌がるようになったのは年のせい?」
愛犬のちょっとした変化に気づくと、心配になる飼い主さんは多いでしょう。
実は、小型犬は膝蓋骨脱臼(パテラ)になりやすく、トイプードル、チワワ、ポメラニアンなどの人気犬種では特に注意が必要です。毎日のフードで関節をサポートする成分を摂取することで、将来的なトラブル予防につなげることができます。
この記事では、関節ケア成分を含むドッグフード5つを厳選し、成分表付きで比較しています。愛犬に合ったフード選びの参考にしてください。
なぜ小型犬に関節ケアが必要なのか
小型犬に多い「膝蓋骨脱臼(パテラ)」
膝蓋骨脱臼は、膝のお皿(膝蓋骨)が本来の位置からずれてしまう疾患です[1]。小型犬の約20%が何らかのグレードのパテラを持っているといわれています。
遺伝的な要因が大きいですが、体重管理や適切な運動、関節サポート成分の摂取で進行を遅らせることができます。
関節トラブルのサイン
- 後ろ足を「スキップ」するように歩く
- 足を上げたまま数歩歩く
- ジャンプを嫌がる・できなくなった
- 散歩中に立ち止まることが増えた
- 起き上がりに時間がかかる
⚠️ 獣医師への相談が必要なケース
明らかに足を引きずる、触ると痛がる、腫れがある場合は、すぐに獣医師に相談してください。早期発見・早期治療が重要です。
📊 関節ケアの悩みが多いライフステージ
当サイト診断データ 2025年9月〜2026年1月(n=526)
関節ケアの悩みは全ライフステージで均等に分布。シニア期だけでなく、パピー期からの早期ケアが重要であることが分かります。
関節ケアフードは何を基準に選べばいい?
①グルコサミン+コンドロイチン配合
関節ケアの定番成分。両方を含むフードを選びましょう。
💡 関節ケア成分の役割
②緑イ貝(グリーンリップドマッセル)配合
ニュージーランド産の貝で、天然のグルコサミン・コンドロイチン・オメガ3脂肪酸を豊富に含んでいます。関節の炎症を抑える効果が研究で示されており[2]、プレミアムフードに多く採用されています。
③適正カロリーで体重管理
体重管理は最も効果的な関節ケアといわれています。体重が1kg増えると、関節への負担は約4倍になるともいわれています。
特に関節に不安がある子には、低〜中カロリーのフードを選び、適正体重を維持することが大切です。
うちの子にはどれが合う?関節ケアドッグフード5選
グルコサミン・コンドロイチン・緑イ貝などの関節ケア成分を含むフードを厳選しました。
| 商品名 | 関節ケア成分 | カロリー | 主原料 | タイプ | 価格目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| ZIWI エアドライ ラム | G+C+緑イ貝 | 495kcal | ラム肉 | エアドライ | ¥1,023/100g |
| ウェルネスコア 小型犬体重管理用 | G+C | 356kcal | 七面鳥 | ドライ | ¥137/100g |
| POCHI ザ・ドッグフード | 緑イ貝 | 315kcal | 3種のポルトリー | ドライ | ¥305/100g |
| プラペ!ラム&リンゴ | G+C+MSM | 340kcal | グラスフェッドラム | ドライ | ¥262/100g |
| yum yum yum! シニア&ライト | G+C | 327kcal | 国産鶏肉 | ドライ | ¥316/100g |
※G=グルコサミン、C=コンドロイチン、MSM=メチルスルフォニルメタン
ZIWI エアドライ ラム
| 主原料 | ラム生肉(96%)、ニュージーランド緑イ貝、ラム軟骨 |
|---|---|
| 成分 | タンパク質: 38% / 脂質: 30% / 繊維: 3% / 495kcal/100g |
| タイプ・対象 | エアドライ・成犬 |
| 関節サポート成分 | グルコサミン、コンドロイチン、緑イ貝、ラム軟骨 |
こんな子におすすめ
- すでに関節に不安がある子、しっかりケアしたい飼い主さん
- アレルギーがあり、単一タンパク源を探している子
- 品質重視で、最高レベルの関節サポートを求める飼い主さん
関節ケア成分の配合量では今回紹介する中で最強クラスです。緑イ貝に加え、ラム軟骨も配合しており、関節の健康を徹底サポートします。価格は高めですが、関節トラブルが心配な子には投資の価値があります。カロリーが高いため給餌量は少なめに調整してください。
ウェルネスコア 小型犬体重管理用
| 主原料 | 骨抜き七面鳥、七面鳥ミール、チキンミール |
|---|---|
| 成分 | タンパク質: 34% / 脂質: 13% / 繊維: 7.5% / 356kcal/100g |
| タイプ・対象 | ドライフード(10mm)・成犬 |
| 関節サポート成分 | グルコサミン、コンドロイチン硫酸 |
こんな子におすすめ
- 関節ケアと体重管理を同時にしたい子
- コスパ重視で長く続けたい飼い主さん
- 高タンパクで筋肉を維持したいシニア手前の子
関節ケアと体重管理を両立したい方に最適なフードです。体重が増えると関節への負担も増えるため、低カロリー設計は関節ケアにも貢献します。価格も手頃で、長期間続けやすいのが魅力です。
POCHI ザ・ドッグフード ベーシック 3種のポルトリー
| 主原料 | チキン生肉、ターキー生肉、ダック生肉 |
|---|---|
| 成分 | タンパク質: 30% / 脂質: 10% / 繊維: 7.5% / 315kcal/100g |
| タイプ・対象 | ドライフード(7-8mm)・成犬 |
| 関節サポート成分 | ニュージーランド緑イ貝 |
こんな子におすすめ
- 太りやすくカロリーを抑えたい子
- お腹が弱く、消化にやさしいフードを探している子
- 小粒で食べやすいフードを好む小型犬
今回紹介する中で最も低カロリー(315kcal/100g)のため、体重管理が必要な子の関節ケアに最適です。緑イ貝の天然成分で関節をサポートしながら、消化に良いハーブもブレンドされています。総合的な健康維持を目指す方に適しています。
プラペ!ラム&リンゴ
| 主原料 | グラスフェッドラム58% |
|---|---|
| 成分 | タンパク質: 26% / 脂質: 14% / 繊維: 6% / 339.5kcal/100g |
| タイプ・対象 | ドライフード・全年齢 |
| 関節サポート成分 | グルコサミン、コンドロイチン、MSM |
こんな子におすすめ
- 子犬期から関節ケアを始めたい飼い主さん
- アレルギー対策で単一タンパク源を探している子
- コスパと品質のバランスを重視したい飼い主さん
グルコサミン・コンドロイチン・MSMのトリプル配合で関節をしっかりサポートします。ラム単一タンパクでアレルギーにも配慮したグレインフリーフードです。13種類のスーパーフードを配合し、関節だけでなく総合的な健康をサポートします。
yum yum yum! シニア&ライト チキン
| 主原料 | 国産鶏肉、大麦、玄米、カツオ節 |
|---|---|
| 成分 | タンパク質: 23.3% / 脂質: 5% / 繊維: 3.9% / 327kcal/100g |
| タイプ・対象 | ドライフード(6-7mm)・シニア犬(7歳以上) |
| 関節サポート成分 | グルコサミン、コンドロイチン硫酸 |
こんな子におすすめ
- 7歳以上でシニア向けフードを探している子
- 太りやすく、低脂肪のフードが必要な子
- 国産素材にこだわりたい飼い主さん
7歳以上のシニア犬専用に設計されたフードです。脂質5%は今回紹介する中で最も低く、太りやすいシニア期の体重管理に最適です。豚軟骨抽出物からコンドロイチンを配合し、年齢とともに衰える関節をサポートします。国産素材で食いつきも良好です。
年齢・状況別おすすめの選び方
成犬期(1〜6歳)の予防ケア
プラペ!ラム&リンゴまたはウェルネスコアがおすすめ。まだ関節に問題がない段階から、予防として関節ケア成分を摂取しておくことが大切です。
シニア期(7歳以上)の本格ケア
yum yum yum! シニア&ライトがおすすめ。シニア専用設計で、低脂肪かつ関節ケア成分配合。加齢による関節の衰えをしっかりサポートします。
すでに関節に不安がある子
ZIWI エアドライ ラムがおすすめ。関節ケア成分の配合量が最も充実しており、緑イ貝+軟骨で徹底サポート。価格は高いですが、投資の価値があります。
体重管理も必要な子
POCHI ザ・ドッグフードがおすすめ。315kcal/100gと低カロリーで、体重管理と関節ケアを両立できます。
関節を守るライフスタイル
適正体重の維持
最も重要な関節ケアです。定期的に体重を測り、BCS(ボディコンディションスコア)をチェックしましょう[5]。肋骨が軽く触れる程度が理想です。
滑りにくい床環境
フローリングで滑ると関節に負担がかかります。カーペットやマットを敷いて、滑りにくい環境を整えましょう。
高低差のジャンプを避ける
ソファーやベッドへの飛び乗り・飛び降りは関節に大きな負担。スロープやステップを設置して、負担を軽減しましょう。
適度な運動
運動不足は筋力低下につながり、関節を支える力が弱くなります。ただし、激しい運動は逆効果。毎日の穏やかな散歩が最適です。
よくある質問
Q. 関節ケアは何歳から始めるべき?
小型犬は膝蓋骨脱臼(パテラ)になりやすいため、予防として成犬期(1歳頃)から関節ケア成分を意識するのがおすすめです。シニア期(7歳以降)になると関節の衰えが顕著になるため、より積極的なケアが必要になります。
Q. グルコサミンとコンドロイチンの違いは?
グルコサミンは軟骨の主成分であるプロテオグリカンの材料となり、軟骨の生成をサポートします。コンドロイチンは軟骨に水分と弾力性を与え、クッション機能を維持します。両方を一緒に摂取することで相乗効果が期待できます。
Q. 緑イ貝とは?
ニュージーランド産の貝で、天然のグルコサミン・コンドロイチン・オメガ3脂肪酸を豊富に含みます。関節の炎症を抑え、軟骨の健康をサポートする効果が研究で示されています。サプリメントとしても人気があります。
Q. 関節ケアフードとサプリ、どちらがいい?
まずは関節ケア成分配合のフードを選ぶことをおすすめします。毎日の食事で自然に摂取でき、続けやすいのがメリットです。すでに関節に問題がある場合や、より高用量が必要な場合は、獣医師に相談の上でサプリメントの追加を検討しましょう。
Q. 体重管理も関節ケアに重要?
非常に重要です。体重が1kg増えると、関節への負担は約4倍になるとも言われています。特に小型犬は体が小さいため、わずかな体重増加でも関節への影響が大きくなります。適正体重を維持することが、最も効果的な関節ケアです。
まとめ
小型犬の関節を守るには、関節ケア成分の摂取と適正体重の維持が両輪です。
- 最強の関節ケアなら: ZIWI エアドライ ラム(緑イ貝+軟骨)
- コスパ重視なら: ウェルネスコア 小型犬体重管理用
- 低カロリー重視なら: POCHI ザ・ドッグフード(315kcal)
- バランス重視なら: プラペ!ラム&リンゴ(G+C+MSM)
- シニア犬なら: yum yum yum! シニア&ライト
早めの予防ケアが、将来の関節トラブルを防ぎます。毎日のフード選びから始めましょう。
参考文献を表示(全5件)
- Merck Veterinary Manual. "Degenerative Joint Disease in Dogs and Cats."
- Journal of the American Veterinary Medical Association (2012). "Therapeutic efficacy of green-lipped mussel."
- American Kennel Club. "Glucosamine for Dogs: What You Need to Know."
- Animals (2019). "Omega-3 Fatty Acids and Joint Health in Dogs."
- WSAVA. "Body Condition Score for Dogs."