小型犬の歯磨きガム、選び方を間違えると逆効果?サイズ・硬さの正しい基準

小型犬の歯磨きガムの選び方

この記事の結論

歯磨きガムは「とりあえず与えればOK」ではありません。小型犬に合ったサイズ・硬さを選ばないと、歯を傷めたり丸飲みのリスクがあります。

  • 硬すぎるガムは逆効果 - 爪で押して跡がつかないほど硬いガムは、小型犬の歯を折るリスクがあります
  • サイズは口の幅の1.5倍以上 - 小さすぎるガムは丸飲みの危険。噛む時間を確保できるサイズを選びましょう
  • VOHC認定が一つの目安 - 科学的に歯垢・歯石抑制効果が確認された製品にはVOHC認定マークがあります
  • ガムだけに頼らない - 歯磨きガムは補助的なケア。歯ブラシでの歯磨きとの併用が最も効果的です

詳しくは本文で解説します

歯磨きガム選びで見落としがちな3つの落とし穴

「歯磨きガムをあげているからデンタルケアは大丈夫」と考えている飼い主さんは多いですが、選び方を間違えると期待した効果が得られないどころか、逆にトラブルを招くことがあります。

落とし穴1:硬すぎるガムで歯が折れる

蹄(ひづめ)や鹿の角、硬いナイロン製のおもちゃなど、極端に硬いものを「歯磨き効果がある」と思って与えていませんか? 小型犬の歯は体のサイズに対して薄く繊細です。硬すぎるガムを噛み続けると、歯が欠けたり折れたりする「破折(はせつ)」のリスクがあります[1]

硬さの簡易チェック:ガムを自分の爪で押してみてください。爪で凹む程度の硬さなら犬の歯にも安全です。爪で全く跡がつかない硬さのものは、小型犬には硬すぎる可能性があります。

落とし穴2:サイズが小さすぎて丸飲みする

小型犬用と書かれていても、あっという間に噛み切れて飲み込めてしまうサイズでは、デンタルケア効果が十分に得られません。歯磨きガムの効果は「噛む動作」によって歯の表面の歯垢を物理的にこすり取ることにあります。短時間で飲み込んでしまっては、この効果が発揮されません。さらに大きな塊を丸飲みすると、喉に詰まったり消化不良を起こすリスクもあります。

落とし穴3:カロリーを見落としている

歯磨きガムにもカロリーがあります。体重2〜5kgの小型犬にとって、1日の必要カロリーは160〜300kcal程度。カロリーの高いガムを毎日与えると、知らないうちにカロリーオーバーになり、肥満の原因になります。ガムのカロリーは1日の総カロリーの10%以内に抑え、その分フードの量を調整しましょう。

小型犬に合うガムのサイズ・硬さの基準

小型犬に適した歯磨きガムを選ぶための具体的な基準をまとめます。

サイズの目安

サイズ選びのポイント

  • 長さ:口の横幅の1.5倍以上。噛んでいるときに両端が口から出る程度の長さがあると、丸飲み防止になります
  • 太さ:犬の犬歯で噛める太さが目安。太すぎると噛めず、細すぎるとすぐに噛み切れてしまいます
  • 体重別サイズ:多くのメーカーはXS(超小型犬 〜5kg)・S(小型犬 5〜10kg)のように体重で分類しています。必ず愛犬の体重に合ったサイズを選びましょう

硬さの目安

適切な硬さの歯磨きガムは、犬が10〜15分程度かけてゆっくり噛み続けられるものです。

硬さレベル 特徴 小型犬への適性
やわらかめ すぐに噛み切れる(ジャーキータイプなど) デンタル効果は低いが、シニア犬や歯が弱い子に
中程度 10〜15分かけて噛める(適度に弾力がある) 最も推奨。歯への負担と効果のバランスが良い
硬い 長時間持つが爪で凹まない硬さ 小型犬には非推奨。歯の破折リスクが高い

ガムの種類と特徴比較

歯磨きガムにはいくつかのタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。愛犬の噛み方の癖や好みに合わせて選びましょう。

牛皮タイプ

牛の皮を原料としたガムで、噛みごたえがあり長持ちします。ただし硬すぎる製品もあるため、小型犬には薄めに加工されたものを選びましょう。消化しにくい面もあるため、大きな塊を飲み込まないよう注意が必要です。

植物性・穀物ベースタイプ

米粉やコーンスターチなどを主原料とした成形タイプ。消化しやすく、小型犬にも比較的安全です。硬さも適度でコントロールされていることが多いですが、噛む力が強い子だとすぐになくなってしまうこともあります。

酵素・機能性成分配合タイプ

デキストラナーゼなどの酵素や、ポリリン酸ナトリウムなど歯石の形成を抑える成分が配合されたタイプ。物理的な歯垢除去に加えて化学的な効果も期待できます。VOHC(Veterinary Oral Health Council)認定を受けた製品もこのタイプに多くあります[2]

形状のバリエーション

  • スティック型:最もオーソドックス。噛みやすく与えやすい
  • ツイスト型:ねじれた形状で歯の間に入り込みやすく、歯垢除去効果が高い
  • T字・十字型:飲み込みにくい形状で、安全性と長持ち度が高い
  • リング型:犬歯で挟んで噛みやすく、奥歯でも噛める構造

犬種・年齢別のおすすめ歯磨きガム

犬種や年齢によって口のサイズや噛む力が異なるため、一律に「これがおすすめ」とは言えません。以下の傾向を参考にしてください。

超小型犬(チワワ、ポメラニアン、ヨークシャーテリアなど)

口が非常に小さいため、XSサイズまたは超小型犬専用を選びましょう。あごの力も比較的弱いため、やわらかめ〜中程度の硬さが適しています。噛み切りやすい薄型や、指で持って与えられるスティック型が使いやすいです。

小型犬(トイプードル、ミニチュアダックスフンド、シーズーなど)

小型犬用のSサイズが基本。トイプードルは歯が密集しやすく歯周病リスクが高い犬種なので、ツイスト型など歯間に入り込む形状のガムが効果的です。ダックスフンドは口が長い分、スティック型の長めのガムが噛みやすいです。

年齢別の注意点

年齢別チェックポイント

  • 子犬(〜7ヶ月):乳歯は永久歯より脆いため、歯磨きガムは永久歯が生え揃ってから。それまでは歯磨きトレーニングで口に触れる練習を
  • 成犬(1〜7歳):中程度の硬さのガムが最適。毎日1本を目安に、噛む時間が10分以上確保できるものを
  • シニア犬(7歳〜):歯がもろくなっている可能性があるため、やわらかめのガムに切り替えましょう。歯茎が腫れている場合は動物病院で診察を

歯磨きガムのメリット・デメリット

歯磨きガムはデンタルケアの手軽な選択肢ですが、過信は禁物です。メリットとデメリットの両面を理解したうえで活用しましょう。

メリット

歯磨きガムの4つのメリット

  • 歯垢の物理的除去:噛む動作によって歯の表面の歯垢(プラーク)をこすり取ります。犬の歯垢はわずか3〜5日で歯石に変わるため[4]、毎日のガムで歯垢の段階で除去することが重要です
  • 口臭の軽減:歯垢や食べかすが口臭の主な原因です。ガムで歯垢を減らすことで口臭の軽減が期待できます
  • 唾液分泌の促進:噛む刺激で唾液の分泌が増加します。唾液には口内の細菌を洗い流す自浄作用があり、口内環境の維持に役立ちます
  • ストレス解消・満足感:犬にとって「噛む」行為は本能的な欲求です。適度な噛みごたえのガムはストレス解消や精神的な満足感にもつながります

デメリット・注意点

歯磨きガムの4つのデメリット

  • 歯磨きの代わりにはならない:ガムが得意なのは歯の噛み合わせ面や外側の広い面の清掃です。歯と歯の間や歯茎の境目、歯周ポケットの中の歯垢は除去できません[5]。歯ブラシとの併用が理想です
  • 肥満リスク:ガムにもカロリーがあります。おやつ感覚で複数本与えるとカロリーオーバーに。1日の総カロリーの10%以内に抑え、フードの量を調整しましょう
  • 歯の破折リスク:蹄や鹿の角など硬すぎるものは歯が折れる原因に。獣医師の93%が鹿の角を犬に与えることを推奨していません[1]
  • 丸飲み・窒息リスク:サイズの合わないガムや、噛まずに飲み込む癖のある子は窒息や消化管閉塞の危険があります。飼い主の監視のもとで与えましょう

3歳以上の犬の約80%が口腔トラブルを抱えているというデータがあります[6]。小型犬はさらに高い割合で歯周病になりやすいとされており、歯磨きガムだけでなく複合的なデンタルケアが重要です。

歯磨きガムだけでは不十分?併用すべきケア方法

歯磨きガムは手軽なデンタルケア手段ですが、それだけで完璧に歯垢を除去できるわけではありません[3]。歯磨きガムが得意なのは歯の噛み合わせ面や外側の広い面の清掃ですが、歯と歯の間や歯と歯茎の境目の歯垢除去は苦手です。

最も効果的なのは、歯磨きガム+歯ブラシによる歯磨きの併用です。例えば以下のような使い分けが考えられます。

  • 歯磨きができる日 - 歯ブラシで磨いた後、ご褒美として歯磨きガムを与える
  • 歯磨きができない日 - 歯磨きガムで最低限のケアをカバーする
  • 外出時や旅行中 - 歯ブラシが使えないときの携帯ケアとして歯磨きガムを活用

また、デンタルケア成分を配合したフードを選ぶことも、日常的なオーラルケアの底上げにつながります。

ポイント:歯ブラシによる歯磨きが難しい場合は、歯磨きガム+歯磨きシートの組み合わせも有効です。歯磨きシートは歯ブラシよりも犬が受け入れやすく、歯と歯茎の境目のケアにも使えます。

丸飲みを防ぐ!歯磨きガムの安全な与え方

歯磨きガムは正しい与え方をしないと、丸飲みによる窒息や消化器トラブルのリスクがあります。以下のポイントを守って安全に活用しましょう。

手持ち給餌のテクニック

最も効果的な方法は、飼い主がガムの端をしっかり持ったまま与えることです。犬が噛む動作に集中できるうえ、丸飲みを物理的に防止できます。

手持ち給餌のポイント

  • ガムの端を指でしっかり掴み、犬が奥歯で噛める位置に固定する
  • 犬が引っ張ろうとしても離さず、噛む動作を促す
  • 左右の奥歯で均等に噛ませるため、途中で向きを変える
  • ガムが短くなってきたら(指2本分以下の長さ)取り上げる

サイズ選びと監視

  • サイズは大きめを選ぶ:愛犬の口の横幅の1.5倍以上の長さがあるものを選びましょう。小さすぎるガムは一口で飲み込めてしまいます
  • 必ず目の届く場所で:歯磨きガムを与えている間は必ずそばで見守りましょう。異常な噛み方(噛まずに飲み込もうとする等)に早く気づけます
  • 複数頭飼いの場合:横取りを避けるために別々の場所で与えましょう。焦って早食いすることが丸飲みの原因になります

小さくなったガムの扱い

残りが小さくなったガムは必ず回収してください。小さな塊は丸飲みしやすく、消化管の閉塞を引き起こす可能性があります。特に牛皮タイプのガムは消化しにくいため、大きな塊を飲み込まないよう注意が必要です。

VOHC認定のおすすめ歯磨きガム4選

VOHC(米国獣医口腔衛生協議会)の認定は、2回の独立した臨床試験で平均20%以上の歯垢・歯石抑制効果が確認された製品のみに与えられます[2]。科学的なエビデンスを重視する方におすすめです。

グリニーズ プラス 超小型犬用(2-7kg)

グリニーズ プラス 超小型犬用

こんな子におすすめ

  • VOHC認定(歯垢+歯石の両方、2007年取得)。日本で唯一、歯垢・歯石の両方でVOHC認定を受けた歯磨き専用ガム
  • 溶けやすい原材料で消化性が高く、丸飲みしても消化器トラブルのリスクが低い
  • 1本あたり約26kcalと低カロリーで、体重管理中の子にも与えやすい
  • LDK(360life)犬用歯磨きガムランキングで1位・ベストバイを獲得

ウィムズィーズ ブラッシーズ / ハブラシ 超小型犬用

ウィムズィーズ ブラッシーズ

こんな子におすすめ

  • VOHC認定(歯垢+歯石の両方、2019年取得)。ブラッシーズとハブラシの2形状が認定対象
  • 原材料は植物由来100%。肉・動物性副産物を一切不使用で、アレルギーが気になる子にも
  • 人工着色料・人工保存料・人工香料不使用。Non-GMO
  • 独自の凹凸形状で歯の表面にしっかりフィットし、噛む時間が長い

形状による違い:ウィムズィーズにはアリゲーター、ハリネズミ等の形状もありますが、VOHC認定を受けているのはブラッシーズとハブラシのみです。VOHC認定の効果を求める場合はこの2形状を選びましょう。


C.E.T. ベジデントフレッシュ XS(〜5kg)

C.E.T. ベジデントフレッシュ

こんな子におすすめ

  • VOHC認定(歯石は2013年取得、歯垢は追加取得で現在は両方認定)
  • 独自のZ型シェイプが犬の歯にフィットし、噛むたびに歯垢をこすり取る設計
  • 小麦・牛肉・乳不使用で、食物アレルギーの子にも配慮
  • 歯垢37%・歯石70%の減少効果が報告されている(毎日1本使用時)

オーラベット XS(1.5-5kg)

オーラベット XS

こんな子におすすめ

  • VOHC認定(歯石コントロール、2016年取得)。歯垢の認定は含まれていない点に注意
  • 犬用ガムとして世界初のデルモピノール配合。歯の表面にバリアを形成し、細菌の付着を抑制
  • 噛む動作で歯垢を物理的に除去しながら、有効成分が口内に広がるデュアルアクション設計
  • 口臭が気になる子のデンタルケアとして。動物病院専売品

無添加で安心!効果が期待できる歯磨きガム5選

「添加物が気になる」「できるだけシンプルな原材料のものを選びたい」という飼い主さん向けに、無添加・低添加ながらデンタルケア効果が期待できる歯磨きガムを紹介します。

※以下の製品はVOHC認定を取得していませんが、原材料のシンプルさや安全性に優れた製品です。VOHC認定の有無と製品の品質は別の評価軸です。

PETKISS 食後の歯みがきガム 無添加 小型犬用

PETKISS 食後の歯みがきガム 無添加

こんな子におすすめ

  • ライオンペットの獣医師と共同開発。獣医歯科学に基づいた設計
  • 保存料・着色料・酸化防止剤・香料の4つが無添加
  • ねじり形状で歯の汚れをかき取りやすく、適度な噛みごたえ
  • スーパーやドラッグストアでも購入でき、続けやすい価格帯

ベストパートナー デンタルスティック ナチュラル S

ベストパートナー デンタルスティック ナチュラル

こんな子におすすめ

  • 原材料は国産牛皮とタピオカでん粉の2つだけ。究極にシンプルな配合
  • 無添加・無着色。添加物を徹底的に排除した国産品
  • 牛皮の適度な弾力で噛みごたえがあり、小型犬でも長く楽しめる

FAD 国産牛皮ガム

FAD 国産牛皮ガム

こんな子におすすめ

  • 国内で食用に飼育された牛の皮を100%使用。加工・管理まで全工程が国産
  • 添加物・着色料・防腐剤・酸化防止剤すべて不使用
  • 菌の繁殖を防ぐため最大7日間乾燥させる独自の製法で安全性を確保
  • 硬めの噛みごたえで、噛む力がしっかりある小型犬に

牛皮タイプの注意点:牛皮ガムは消化しにくい面があります。大きな塊を丸飲みすると消化管に負担がかかるため、必ず手持ちで与え、小さくなったら回収しましょう。


マルジョー&ウエフク 国産愛犬ガム ロング ミルク味

マルジョー&ウエフク 国産愛犬ガム

こんな子におすすめ

  • 原材料は牛皮とミルクのみ(ミルク味の場合)。シンプルで安心な配合
  • 無添加の国産品。長年の実績がある老舗メーカー
  • ミルク風味で嗜好性が高く、歯磨きガムが苦手な子にも

※製品の価格は変動する場合があります。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。

VOHC認定と非認定、どちらを選ぶべき?

歯磨きガムを選ぶとき、「VOHC認定製品を選んだ方がいいの?」と迷う方も多いでしょう。両者の違いを整理します。

VOHC認定製品と非認定製品の比較
比較項目 VOHC認定製品 非認定製品
科学的エビデンス 2回の独立した臨床試験で効果を実証済み 臨床試験の有無は製品によって異なる
効果の保証 歯垢・歯石の蓄積を平均20%以上抑制 効果の定量的な保証はない
第三者審査 獣医歯科の専門家9名による審査を通過 メーカーの自社基準で評価
価格帯 やや高め(試験コストが反映される傾向) 安価なものからプレミアムまで幅広い
原材料の透明性 製品による 無添加・国産にこだわった製品も多い

結論:科学的な効果を重視するならVOHC認定製品、原材料のシンプルさや無添加を重視するなら非認定製品にも優れた選択肢があります。大切なのは、どちらを選ぶにしてもガムだけに頼らず歯ブラシとの併用を心がけることです。

よくある質問

Q. 歯磨きガムはどのくらいの頻度で与えればいいですか?

一般的には1日1本を目安に与えましょう。ただし、歯磨きガムにもカロリーがあるため、1日の総カロリーの10%以内に収まるようにフードの量を調整してください。体重3kgの小型犬であれば、1日の必要カロリーは約200kcal前後なので、ガムのカロリーは20kcal以内が目安です。

Q. 子犬に歯磨きガムを与えても大丈夫ですか?

永久歯が生え揃う生後7ヶ月頃までは、歯磨きガムは控えた方がよいでしょう。乳歯は永久歯に比べてもろく、硬いガムで歯が折れたり欠けたりするリスクがあります。子犬のうちは歯磨きガムよりも、口を触る練習やガーゼでの歯磨きから始めることをおすすめします。

Q. 歯磨きガムを丸飲みしてしまいます。どうすればいいですか?

丸飲みは窒息や消化器トラブルの原因になります。対策としては、飼い主がガムの端を持って与え噛む動作を促す、丸飲みしにくい形状(ツイストタイプやT字型)を選ぶ、体格に対して十分な長さのガムを選ぶ(最低でも口の幅の1.5倍以上)、短くなったら取り上げる、などの方法があります。

Q. VOHC認定とは何ですか?

VOHC(Veterinary Oral Health Council)は、1997年に米国獣医歯科学会(AVDC)内に設立された第三者機関です。9名の獣医歯科専門家で構成され、2回の独立した臨床試験で歯垢・歯石の蓄積を平均20%以上抑制する効果が確認された製品にのみVOHC認定シールを付与しています。認定カテゴリは「歯垢コントロール」と「歯石コントロール」の2種類があり、製品によって片方または両方の認定を受けています。

Q. 無添加の歯磨きガムとVOHC認定品、どちらがいいですか?

どちらが優れているということではなく、重視するポイントによって選びましょう。科学的にデンタルケア効果が実証された製品を選びたいならVOHC認定品、原材料のシンプルさや無添加にこだわりたいなら無添加製品がおすすめです。なお、ウィムズィーズのように「VOHC認定かつ無添加」の製品もあります。

Q. 歯磨きガムだけで歯周病は予防できますか?

歯磨きガムだけで歯周病を完全に予防することはできません。ガムは歯の表面の歯垢除去には役立ちますが、歯と歯の間や歯周ポケット内の汚れには到達できません。歯ブラシによる歯磨きとの併用が理想です。また、3歳以上の犬の約80%が何らかの口腔トラブルを抱えているとされ、定期的な動物病院での歯科検診も重要です。

まとめ

小型犬の歯磨きガム選びでは、「硬すぎないこと」「丸飲みできないサイズであること」「カロリーを考慮すること」の3点が基本です。科学的な効果を重視するならVOHC認定製品(グリニーズ プラス、ウィムズィーズ ブラッシーズ/ハブラシ、C.E.T. ベジデントフレッシュ、オーラベット)、原材料のシンプルさを重視するならPETKISS無添加やベストパートナー デンタルスティックなどの無添加製品も優れた選択肢です。

ただし、歯磨きガムだけでは歯と歯の間や歯茎の境目、歯周ポケット内の歯垢は除去しきれません。歯ブラシによる歯磨きトレーニングとの併用が、愛犬のオーラルケアには最も効果的です。丸飲みを防ぐために手持ちで与え、小さくなったガムは必ず回収することも忘れずに。

※この記事は一般的な情報提供を目的としており、獣医師の診断や治療に代わるものではありません。愛犬の健康について気になることがあれば、必ず動物病院にご相談ください。

参考文献を表示(全8件)
  1. American Veterinary Dental College (AVDC) - 犬の破折に関する情報
  2. VOHC (Veterinary Oral Health Council) - 認定製品一覧・認定基準
  3. WSAVA Global Dental Guidelines - 犬猫の口腔ケアガイドライン
  4. ライオンペット PETKISS - 歯垢が歯石になる前に(犬の歯垢の石灰化タイムライン)
  5. Cornell University College of Veterinary Medicine - Periodontal Disease(歯周病と歯周ポケット)
  6. VCA Animal Hospitals - Dental Disease in Dogs(犬の歯科疾患の統計データ)
  7. Comparison of a Vegetable-Based Dental Chew to 2 Other Chews for Oral Health Prevention (PMC, 2022)
  8. The VOHC Seal — Why Is It Important? (Canadian Veterinary Journal, PMC)

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