京都市の犬連れ旅

京都で犬と泊まる宿の選び方|貸切町家か、預かり付きホテルか

京都の犬連れ宿選びは「観光中、犬をどうするか」から逆算すると迷いません。寺社の多くはキャリー必須か同伴不可なので、犬と過ごす時間を最大化する貸切町家と、預かりサービスで観光を自由にするホテルとでは、旅の設計がまったく別物になります。受け入れ条件を公式サイトで確認した3軒だけで、選び方を整理しました。

宿選びの前に:京都では「観光中の犬の居場所」が最大の設計課題

ほかの観光地なら「犬と泊まれる宿」を押さえれば旅は成立します。京都は違います。清水寺二条城のように犬がいかなる形でも入れない名所があり、入れる寺もケージ必須が多い——観光の時間、犬をどこでどう過ごさせるかが宿選びより先に決まっていないと、宿を選べないのです。

答えは大きく2つに分かれます。犬と過ごす時間を最大化するか、犬を安心して預けて観光を自由にするか。京都市内で当サイトが受け入れ条件を公式サイトの原文で確認できている宿は現在3軒で、ちょうどこの2つの設計に対応しています。

設計A:貸切町家で「犬と暮らすように泊まる」——洛龍菴

西陣の京町家一棟貸し・洛龍菴は、1階も2階も犬と一緒に過ごせると公式に明記した貸切宿です。ほかの宿泊客と顔を合わせないので、吠えやすい犬・環境の変化に弱い犬でも負担が小さい。観光は「入れる場所だけに絞る」割り切りとセットで、犬中心の京都旅になります。

  • 一条かりん — 小型犬〜中型犬(20kg未満)最大2匹。1階に犬用ケージ、ペットカートの無料レンタル(要予約)もあり、ケージ必須の寺めぐりと相性がいい装備です
  • 西陣北はぎ・あじさい大型犬1匹まで受け入れる、京都市内では希少な選択肢。玄関土間の大きなケージ、温水シャワー付き足洗い場、人工芝のドッグテラス。鞍馬寺の地道を歩いた日の足洗いがそのまま解決します

どちらもきぬかけの路(金閣寺・龍安寺・仁和寺)へ出やすい西陣・紫野の立地。キャリー1つで3寺を回る半日コースの拠点として使えます。ペット料金やワクチン証明の要否は公式サイトに記載がないため、予約時に確認してください。

設計B:預かり付きホテルで「観光を自由にする」——ホテルトーイン京都

ホテルトーイン京都は京都駅徒歩約8分・1フロア1室の犬連れ向けホテルで、最大の特徴は1階ペットサロンの預かりサービスです。公式サイトによると、チェックイン当日15時〜21時・チェックアウト当日8時〜15時は無料(連泊の間の日は8時〜21時。時間外・2頭目以降は1頭30分330円)。

この宿を選ぶと、清水寺・二条城・祇王寺のような「犬が入れない名所」をあきらめずに旅程へ戻せます。朝は梅小路公園の舗装園路で散歩、昼は預けて観光、夕方から犬と過ごす——京都駅ベースの1日の型が素直に組めます。同伴は12kgまでの小型犬2頭まで(無料)、チェックイン時に狂犬病ワクチンの接種証明と誓約書の提出が必要です。

注意点はひとつ。預かりが前提の設計なので、分離不安のある犬には向きません。預けられない犬なら設計Aへ。

迷ったら、この3問で決める

  1. 犬は数時間の預かり・留守番に耐えられるか? — 耐えられないなら設計A一択
  2. 行きたい名所に「犬不可」が含まれるか? — 清水寺・二条城・嵯峨野の祇王寺/宝厳院/大覚寺を観たいなら設計B(または設計Aに預かりの日帰り併用)
  3. 犬のサイズは? — 20kg以上なら西陣北はぎ・あじさいがほぼ唯一の確認済み選択肢。12kg以下2頭ならトーイン京都の無料枠に収まります

京都全体の「行ける寺・行けない寺」と旅の組み立ては京都を犬と旅する記事に、秋の計画は犬と行ける紅葉の名所にまとめています。受け入れ条件は変わることがあるので、予約前に各宿の公式サイトで最新の条件を確かめてください。

最終更新: 2026年8月29日

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