京都市の犬連れ旅

京都を犬と旅する|参拝できる寺・できない寺と、預けて回るという選択

京都の寺社は「犬OK」とひとくくりにできません。公式サイトを1つずつ当たると、リードで歩ける寺・抱っこなら入れる寺・ケージ必須の寺・いかなる形でも入れない寺の4段階に分かれます。清水寺と二条城が不可であることを公式FAQで確認したうえで、預けて回る戦略と連れて回る戦略、犬が歩ける梅小路公園と鞍馬山まで、京都の犬旅の組み立てを整理しました。

京都の犬旅は「行けない場所」を先に知ると崩れない

京都を犬と旅するときの最大の落とし穴は、「寺社は屋外だから犬も歩けるだろう」という思い込みです。当サイトが各寺社の公式サイトを1つずつ確認した結果、犬の扱いは4段階に分かれていました。同じ「犬OK」でも中身がまったく違い、持ち物も当日できることも変わります。

  • リードのまま歩ける鞍馬寺(「ペットを連れての入山は可能」と公式明記。ケーブル乗車とお堂は不可)
  • 抱っこかキャリーなら入れる銀閣寺常寂光寺(「参道を直に歩かせない」が条件)
  • ケージ・キャリー必須。抱っこは不可金閣寺龍安寺仁和寺(金閣寺は「※抱っこやスリングなどではご参拝いただけません」と明記)
  • いかなる形でも入れない清水寺二条城ほか

先に4段階目から押さえます。ここを知らずに旅程を組むと、門前で立ち往生するからです。

公式に「不可」と明記されている場所

以下は当サイトが公式サイトの原文で不可を確認した場所です。まとめサイトの「ペット可」情報と食い違うことがありますが、判断の根拠は公式に置いてください。

  • 清水寺 — 公式FAQ「補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)を除くいかなるペットを連れての入山もご遠慮願います。」キャリーでも抱っこでも入れません
  • 二条城 — 公式FAQ「盲導犬及び聴導犬等の補助犬以外のペットはご遠慮いただいております。」
  • 祇王寺(嵯峨野)— 「ペット同伴での参拝は不可(リード付きや、ケージに入れての場合も不可)」
  • 宝厳院(嵯峨野・天龍寺塔頭)— 「ペットの同伴は全てご遠慮いただいております」
  • 大覚寺(嵯峨)— お堂エリア・大沢池エリアとも「ペット同伴不可」

嵯峨野は特に注意が要ります。常寂光寺は抱っこで入れるのに、歩いて数分の祇王寺と宝厳院は入れません。「嵯峨野は犬と歩ける」とエリアでひとくくりにせず、寺ごとに確認してから歩く順番を決めてください。

戦略A: 預けて回る——「行けない場所」をあきらめない

清水寺や二条城を旅程から外したくない場合、現実的な答えは犬を預けて人だけで参拝することです。

京都駅から徒歩約8分のホテルトーイン京都は、公式サイトによると1階のペットサロンで宿泊者の愛犬を預かるサービスがあります。チェックイン当日は15時〜21時、チェックアウト当日は8時〜15時が無料(連泊の間の日は8時〜21時。時間外と2頭目以降は1頭30分330円)。京都駅を起点にすると、清水寺・二条城・伏見方面のどこへ出るにも動きやすく、「午前は犬と散歩、午後は預けて観光、夕方から犬と過ごす」という1日の型が組めます。

預かり中の犬の様子が気になる性格の犬(分離不安があるなど)には向かない戦略です。その場合は次の戦略Bに寄せてください。

戦略B: 連れて回る——ケージ1つで3寺、リードで山1つ

犬と一緒にいることを優先するなら、行き先を「入れる寺」に絞る組み立てです。

きぬかけの路沿いの金閣寺龍安寺仁和寺は、3寺ともケージ・キャリー必須(抱っこ不可)という同じ条件なので、全身が隠れるキャリーを1つ持てば通しで回れます。龍安寺は「全身見えないように」した場合のみ建物内も含めて入れると明記しており、石庭を犬連れで観られる数少ない形です。金閣寺は「顔や体が外に出ないように」「写真撮影等の目的のために、一時的に外に出すこともご遠慮」と条件が細かいので、メッシュ窓から顔が出るタイプのキャリーは避けてください。

犬を歩かせたい日は北へ向かい、鞍馬寺へ。「ペットを連れての入山は可能」と公式に明記された、京都では貴重な「犬が自分の足で歩ける」山内です。ただしケーブルには乗れないため本殿までつづら折りの参道を歩くこと、参道は舗装のない地道であることは織り込んでください。

宿を貸切にしたいなら、西陣の京町家洛龍菴 一条かりん(20kg未満2匹まで・1階も2階も同伴可)と、大型犬も泊まれる洛龍菴 西陣北はぎ・あじさい(大型犬1匹まで・温水シャワー付き足洗い場)が、きぬかけの路へ出やすい位置にあります。

犬の「散歩」はどこでするか

観光と別に、犬には毎日の散歩が要ります。京都の市街地で犬の散歩ルールが公式に明文化されている場所として、当サイトは梅小路公園を確認しています。リード必須・舗装された園路のみ(芝生広場と植樹帯はリードを付けていても不可)・糞は持ち帰り、という京都市都市緑化協会のルールが利用案内に明記されています。京都駅の西側なので、駅ベースの滞在なら朝夕の散歩コースに組み込めます。

紅葉の時季は条件がさらに効いてくる

京都の紅葉は犬連れの検索が増える時季ですが、上の4段階がそのまま効きます。清水寺は入れず、常寂光寺は抱っこで入れて、金閣寺はケージ必須。見頃や「犬OKの紅葉の名所」の一覧は犬と行ける紅葉の名所にまとめているので、秋の計画はそちらから始めてください。

最後に1つ。この記事の条件はすべて執筆時点で各公式サイトから確認したものですが、受け入れ条件は変わります。出かける直前に、行き先の公式サイトをもう一度見る——犬連れの京都旅で、これがいちばん効く持ち物です。

最終更新: 2026年8月29日

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