小型犬の生涯費用、総額いくら?年間内訳と賢い節約ポイント

小型犬の生涯費用シミュレーション

💡 この記事の結論

小型犬の生涯費用は約200〜350万円が目安です。年間の維持費を項目別に把握し、品質を落とさない賢い節約術を実践することで、愛犬との暮らしをより安心なものにできます。

  • 生涯費用の総額は200〜350万円程度 - 小型犬の平均寿命14〜16年で、初期費用+年間維持費の積み重ねが大きな金額に
  • 年間維持費は約20〜40万円が目安 - フード費・医療費・トリミング・ペット保険・日用品が主な内訳
  • シニア期は医療費が増加する傾向 - 8歳以降は健康診断の頻度アップやサプリメント費用が加わります
  • 定期購入・自宅ケア・フード診断で賢く節約 - 品質を落とさず、無駄を省くことがコスパ改善の鍵

📌 年間費用の内訳と5つの節約ポイントは下記をご覧ください

「小型犬は飼いやすい」とよく言われますが、生涯にかかる費用を具体的にイメージできている方は意外と少ないのではないでしょうか?

小型犬を迎えてから最期の日まで、フード代・医療費・トリミング・ペット保険など、さまざまな費用が積み重なります。この記事では、小型犬の生涯費用を項目別にシミュレーションし、年間費用の内訳から品質を落とさない賢い節約術までを詳しく解説します[1]

小型犬の生涯費用の全体像

小型犬(体重10kg未満)の平均寿命は14〜16年程度とされています[2]。この長い時間の中で、飼い主が負担する費用は「初期費用」と「年間維持費」の2つに大きく分けられます。

初期費用の目安

小型犬を迎える際にかかる初期費用は、おおよそ以下の通りです。

  • 犬の購入費・譲渡費 - ペットショップやブリーダーからの購入で15〜40万円程度。保護犬の場合は譲渡費数万円程度
  • 生活用品一式 - ケージ、ベッド、食器、リード、トイレトレーなどで3〜5万円程度
  • 初回の医療費 - 混合ワクチン接種(2〜3回)、健康診断、マイクロチップなどで2〜4万円程度
  • 去勢・避妊手術 - 2〜5万円程度(病院や手術内容により変動)
  • 畜犬登録・狂犬病ワクチン - 登録料3,000円+ワクチン3,500円前後

初期費用だけでも、合計で25〜55万円程度が目安になります(犬の購入費を含む場合)。

生涯費用の総額シミュレーション

年間の維持費を約20〜40万円、寿命を15年と仮定すると、維持費だけで300〜600万円になります。ただし、これはトリミングの必要な犬種かどうか、ペット保険に加入するかどうかなどで大きく変わります。一般的な小型犬の場合、初期費用を含めた生涯費用の目安は約200〜350万円程度が現実的なラインです[1]

費用の幅が大きい理由:犬種によってトリミングの有無が異なること、ペット保険への加入状況、フードの価格帯、持病の有無などが費用に大きく影響します。たとえばトイプードルはトリミング費用が年間6〜10万円かかりますが、チワワやミニチュアダックスフンドではほとんどかかりません。

年間費用の項目別内訳

小型犬の年間維持費を項目別に整理しました。犬種や個体差、お住まいの地域によって変動しますが、おおよその目安としてご参考ください。

費用項目 年間費用の目安 備考
フード費 3.6〜9.6万円 月3,000〜8,000円。プレミアムフードは高めの傾向
医療費(予防) 3〜5万円 混合ワクチン・狂犬病ワクチン・フィラリア予防・健康診断
トリミング 0〜10万円 犬種による。トイプードル等は月1回が目安
日用品 2〜4万円 トイレシーツ、おやつ、シャンプー等
ペット保険 2.4〜6万円 月2,000〜5,000円。年齢や補償内容で変動
その他 1〜3万円 おもちゃ、洋服、ペットホテル、交通費等
合計 約12〜37.6万円 犬種・ライフスタイルにより変動

フード費は毎月確実にかかる出費ですが、品質を保ちながら費用を最適化することも可能です。詳しくはコスパ重視のフード選びガイドを参考にしてください。

ライフステージ別の費用変化(子犬期・成犬期・シニア期)

犬の飼育費用はライフステージによって変動します。特に初年度とシニア期は費用がかさみやすい時期です。

子犬期(0〜1歳):初年度は費用がかさむ時期

初年度は生活用品の購入、ワクチン接種(2〜3回)、去勢・避妊手術など初期費用が集中する時期です。子犬用フードは成犬用に比べてやや高価な傾向があり、しつけ教室の費用(1回3,000〜5,000円程度)が加わることもあります。初年度だけで30〜60万円程度かかるケースも珍しくありません。

成犬期(1〜7歳):最も安定した時期

健康な成犬期は、年間の維持費が比較的安定します。定期的なワクチン接種とフィラリア予防、フード代、トリミング(必要な犬種のみ)が主な出費です。大きな病気やケガがなければ、年間15〜30万円程度が一般的な目安です。

シニア期(8歳〜):医療費が増加する時期

8歳を過ぎるとシニア期に入り、医療費が増加する傾向があります。健康診断の頻度が年2回に増えたり、血液検査の項目が増えたりします。また、シニア向けフードやサプリメント、関節ケア用品、介護用品(おむつ、滑り止めマットなど)の費用も加わります。

シニア期に増える費用の目安:健康診断の追加費用が年1〜3万円程度、サプリメントが月2,000〜5,000円程度、介護用品が必要になった場合は月3,000〜10,000円程度です。慢性疾患の通院治療が始まると、月1〜3万円の医療費が継続的にかかることもあります。

品質を落とさない5つの節約ポイント

費用を抑えることは大切ですが、愛犬の健康に直結するフードや医療の質を落としてしまっては本末転倒です。ここでは、品質を維持しながらコストを最適化する5つの方法をご紹介します。

ポイント1:フードの定期購入割引を活用する

多くのプレミアムフードメーカーが公式サイトで定期購入コースを用意しており、通常価格の10〜20%オフで購入できることがあります。送料無料になるケースも多く、トータルで見ると年間数千円〜1万円以上の節約になることもあります。

ポイント2:ペット保険の早期加入で保険料を抑える

ペット保険は若いうちに加入した方が月々の保険料が安く設定されていることが一般的です。また、高齢になってから持病が見つかると加入できないケースもあります。加入を検討するなら、1歳前後の早い段階での加入がおすすめです。

ポイント3:自宅でできるケアを習慣化する

毎月のトリミングサロン代を抑えるために、自宅でできるケアを習慣にしましょう。特に歯磨きの習慣化は歯周病予防につながり、将来の高額な歯科治療費を抑えることにもなります。具体的なやり方は歯磨きトレーニングの始め方ガイドを参考にしてください。

また、自宅での爪切りのやり方を覚えておけば、ブラッシングとあわせてサロンではカット中心の利用で済みます。

ポイント4:日用品のまとめ買いでコストダウン

トイレシーツやウェットティッシュなどの消耗品は、まとめ買いやセール時の購入で1枚あたりのコストを下げられます。ネット通販の定期便を利用するのも効果的です。ただし、使用期限があるものは買いすぎに注意しましょう。

ポイント5:フード診断で愛犬に合うフードを見つけて無駄を減らす

愛犬に合わないフードを試しては変え...を繰り返すのは、費用的にも犬の胃腸にも負担です。犬種・年齢・体質に合ったフードを最初から選ぶことで、食いつき不良による買い直しや、消化不良による追加の医療費を減らすことができます。

ペット保険は必要?加入判断の基準

ペット保険に入るべきかどうかは、飼い主の経済状況や犬種によるリスクを総合的に判断する必要があります。

ペット保険のメリット

  • 高額な治療費への備え - 手術や入院が必要になった場合、数十万円の費用を補償してもらえます
  • 治療の選択肢が広がる - 費用を気にせず最善の治療を選べるという安心感があります
  • 通院費もカバーできるプランがある - 慢性疾患で定期的な通院が必要になった場合にも対応

ペット保険のデメリット

  • 使わなくても保険料は戻らない - 健康で通院がなかった場合、掛け捨てになります
  • すべての治療が対象ではない - 予防接種、去勢・避妊手術、先天性疾患など対象外の項目があります
  • 年齢とともに保険料が上がる - シニア期になると月々の負担が増えます

小型犬に多い疾患と治療費の目安

小型犬は以下の疾患にかかりやすい傾向があり、治療費が高額になることがあります[3]

疾患名 治療費の目安 かかりやすい犬種
膝蓋骨脱臼(パテラ) 手術20〜40万円程度 トイプードル、チワワ、ポメラニアン
歯周病・歯石除去 3〜8万円程度(全身麻酔下) 小型犬全般
僧帽弁閉鎖不全症 通院治療 月1〜3万円程度 キャバリア、マルチーズ、チワワ
椎間板ヘルニア 手術20〜50万円程度 ミニチュアダックスフンド

加入判断のポイント

「突発的に20〜30万円の医療費を支払う余裕があるか」が一つの判断基準です。余裕がない場合は保険加入を検討し、余裕がある場合はその分をペット貯金に回すという考え方もあります。特定の保険会社を選ぶ際は、補償内容・免責事項・更新条件をよく確認しましょう。

緊急時の備え・積立のすすめ

ペット保険に加入するかどうかにかかわらず、緊急時の医療費に備えておくことは大切です。

ペット貯金の目安

毎月5,000〜10,000円をペット専用の積立として確保しておくと安心です。年間で6〜12万円、5年で30〜60万円になり、手術が必要になった場合にも対応しやすくなります。専用の口座を作るか、封筒に分けて管理する方法がシンプルで続けやすいでしょう。

緊急時の医療費の目安

  • 夜間・休日の救急受診 - 初診料・診察料だけで1〜3万円程度(通常診療の2〜3倍)
  • 骨折の治療 - 10〜30万円程度(小型犬は骨が細く骨折しやすい傾向あり)
  • 異物誤飲の内視鏡摘出 - 5〜15万円程度
  • 入院(1日あたり) - 3,000〜10,000円程度

目標貯蓄額の目安:最低でも20〜30万円程度のペット貯金があると、多くの緊急事態に対応できます。保険に加入していない場合は50万円程度を目標にすると、より安心です。

よくある質問

Q. 小型犬の飼育費用は月々いくらくらいかかりますか?

小型犬の月々の維持費は平均して1万5千円〜3万円程度です。内訳はフード費が3,000〜8,000円、トイレシーツなど日用品が2,000〜4,000円、ペット保険が2,000〜5,000円程度です。トリミングが必要な犬種(トイプードル、シーズーなど)はさらに月5,000〜10,000円程度がプラスになります。ただし、突発的な医療費は含まれないため、別途積立をしておくと安心です。

Q. 犬の医療費はどのくらいかかりますか?

健康な犬の場合、年間の定期的な医療費は3〜5万円程度です。これには年1回の混合ワクチン(5,000〜8,000円)、狂犬病ワクチン(3,500円前後)、フィラリア予防薬(月1,000〜2,000円×7〜8ヶ月)、健康診断(5,000〜15,000円)が含まれます。ただし、病気やケガの治療が必要になると、1回の通院で5,000〜30,000円、手術が必要な場合は10〜50万円かかることもあります。

Q. ペット保険には入った方がいいですか?

絶対に必要とは言い切れませんが、特に小型犬は検討する価値があります。小型犬に多い膝蓋骨脱臼の手術は20〜40万円、歯石除去は3〜8万円と高額になることがあります。保険に入らない場合は、月1万円程度のペット貯金をして緊急時に備えることをおすすめします。加入する場合は若いうちに加入した方が保険料が安く、持病による加入制限も避けられます。

Q. フード費を抑えるコツはありますか?

品質の低いフードに切り替えるのではなく、定期購入割引やまとめ買い割引を活用するのが賢い方法です。また、愛犬に本当に合ったフードを選ぶことで、消化率が上がり給餌量が適正化されるため、結果的にコスパが良くなることがあります。大容量パックは1gあたりの単価が安くなりますが、開封後の品質劣化を考えると、1ヶ月以内に使い切れるサイズが適切です。

まとめ

小型犬の生涯費用は、初期費用と年間維持費を合わせて約200〜350万円が目安です。年間維持費はフード費・医療費・トリミング・ペット保険・日用品で約20〜40万円程度ですが、ライフステージによって変動し、特にシニア期には医療費が増加する傾向があります。費用を抑えるためには、フードの定期購入割引の活用、ペット保険の早期加入、自宅でできるケアの習慣化、日用品のまとめ買い、そして愛犬に本当に合ったフードを選ぶことが大切です。ペット保険への加入判断は、犬種別のリスクや家計の余裕を考慮して検討しましょう。いずれにしても緊急時に備えたペット貯金を月5,000〜10,000円程度で始めておくことをおすすめします。事前に費用の全体像を把握しておくことで、愛犬との暮らしをより安心して楽しめるようになります。

※この記事は一般的な情報提供を目的としており、獣医師の診断や治療に代わるものではありません。愛犬の健康について気になることがあれば、必ず動物病院にご相談ください。

※記載の金額はあくまで目安であり、犬種・地域・動物病院によって異なります。特定のペット保険や金融商品を推奨するものではありません。詳細は各サービス提供元や動物病院にご確認ください。

参考文献を表示(全3件)
  1. アニコム損害保険 - ペットにかける年間支出調査(アニコム家庭どうぶつ白書)
  2. 一般社団法人日本ペットフード協会 - 全国犬猫飼育実態調査
  3. AKC - Cost of Owning a Dog

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