犬を迎える前に揃える物で後悔しやすいポイント

犬を迎える前に揃える物で後悔しやすいポイント

この記事の結論

犬を迎える前の買い物で後悔する主な原因は「サイズ選びの失敗」「使用期間の短さ」「犬の好みとの不一致」「ライフスタイルとのミスマッチ」「まとめ買いのリスク」の5パターンです。

  • 成犬サイズを見越して選ぶ - ケージ・首輪・ベッドなどは子犬サイズではなく成犬時の予想サイズで判断しましょう
  • 使用期間が短い物にはお金をかけない - 子犬用の食器・おもちゃ・キャリーなどは消耗品と割り切りましょう
  • 犬の好みは飼い始めてからわかる - フード・ベッド・おもちゃは少量・安価で試してから本格購入を
  • 迎える前に本当に必要な物は意外と少ない - ケージ・トイレ・食器・フード・首輪とリードの5点があれば十分です

詳しくは本文で解説します

後悔パターン1:成長を見越さずにサイズを選んでしまう

最も多い後悔は「サイズ選びの失敗」です。特に子犬を迎える場合、今の体のサイズに合わせて買い揃えると、あっという間に使えなくなります。

アイテム よくある失敗 判断のポイント
ケージ・サークル 子犬のサイズに合わせて小さいものを購入。成犬になって窮屈になり買い替え 成犬時の予想サイズで選ぶ。犬種の成犬体重を事前に確認。仕切りで広さを調整できるタイプが便利
首輪・ハーネス ジャストサイズで購入し、1〜2ヶ月で入らなくなる 子犬期はサイズ調整幅が大きいものを選ぶ。成長が落ち着いてからデザイン重視のものを購入
犬用ベッド 小さくてかわいいベッドを購入。成犬になったら体がはみ出す 最初はタオルやブランケットで代用し、成犬サイズが確定してから購入でもOK
トイレトレー レギュラーサイズで購入したが、成長とともにはみ出す 成犬サイズを想定して一回り大きいものを最初から選ぶ

成犬サイズの目安の調べ方

犬種ごとの成犬サイズは犬種図鑑などで調べられます。ただし個体差があるため、親犬のサイズを確認するのが最も確実です。ブリーダーやペットショップで親犬の体重・体高を聞いておきましょう。ミックス犬の場合はさらに予測が難しいため、大きめを想定するのが安全です。

後悔パターン2:使う期間が短い物にお金をかけてしまう

犬用品の中には使用期間が非常に短い物があります。これらに高いお金をかけると、結果的にコストパフォーマンスが悪くなります。

使用期間が短くなりやすいアイテム

  • 子犬用の食器:子犬の時期は数ヶ月。高価な食器よりも、成犬サイズの食器に最初から慣れさせるか、100円ショップのステンレスボウルで十分
  • パピー用おもちゃ:子犬はおもちゃを壊す速度が速い。高価なおもちゃがすぐにボロボロになるケースが多い。消耗品と割り切る
  • キャリーバッグ(子犬サイズ):生後半年もすれば入らなくなることがある。成犬サイズのものを最初から選ぶか、布製のスリングで代用
  • 子犬用の洋服:成長が早いため、すぐにサイズアウトする。防寒が必要な犬種以外は、成犬になるまで洋服は不要

「子犬用」と銘打った商品は魅力的に見えますが、成犬になっても使えるものを選ぶか、使い捨ての安価なもので済ませるかのどちらかが経済的です。

後悔パターン3:犬の好みを考慮せずに選んでしまう

飼い主が「これがいいだろう」と思って買ったものが、犬に全く受け入れられないケースです。

  • フード:大袋で買ったのに犬が食べない。最初は少量パックで試して、犬の好みを確認してから大袋を購入すべき
  • ベッド:ふかふかの高級ベッドを買ったのに、犬は床で寝る。犬によって好む寝心地(硬め・柔らかめ・囲まれた形・フラットな形)が異なる
  • おもちゃ:犬種や個体によって好むおもちゃの種類が異なる。噛むのが好きな犬、引っ張るのが好きな犬、追いかけるのが好きな犬など
  • トイレシーツ:素材の質感で排泄を嫌がる犬がいる。最初は少量パックで複数の質感を試してから大量購入する

「試してから本格購入」の原則

犬用品の多くは、犬が実際に使ってみないと合うかどうかわかりません。特にフード・ベッド・おもちゃは「少量・安価なものでまず試す → 犬の好みを確認 → 本格購入」という流れが無駄を減らします。「迎える前に完璧に揃えなければ」と焦る必要はありません。

後悔パターン4:ライフスタイルに合わないものを選んでしまう

見た目やスペックで選んだものが、日常の使い勝手と合わないという後悔です。

アイテム 後悔の内容 事前に考慮すべき点
大型のケージ 部屋のスペースに対して大きすぎて、生活動線を圧迫する 設置場所を測定してからサイズを決める。組み立て式なら搬入経路も確認
自動給餌器 使い方が面倒で結局手動で給餌。または犬が壊してしまう 在宅時間が長い家庭ではそもそも不要な場合が多い。必要性を感じてからの購入で十分
洗えない素材のベッド 犬が粗相して洗えず、買い替えになる カバーが取り外して洗えるか、丸洗い可能かを必ず確認
伸縮リード コントロールが難しく、しつけの観点からトレーナーに止められる 基本的なリードの扱いに慣れてから。子犬のしつけ期間中は固定長リードが推奨

購入前に「これを毎日使うことを想像する」ことが大切です。洗濯の手間、収納場所、使用頻度を具体的に考えてみましょう。

後悔パターン5:「お得だから」とまとめ買いしてしまう

ネットショッピングのセールやまとめ買い割引に惹かれて、大量に購入してしまうケースです。

まとめ買いで後悔しやすいもの

  • フードの大袋:犬が食べなかった場合に大量に余る。開封後の酸化も進む。小型犬なら1kg以下の少量パックで十分
  • おやつの大容量パック:犬の好みが変わることがある。給餌量の管理が甘くなる原因にも
  • トイレシーツの大量パック:犬がシーツの素材を嫌がる場合、使い切れない。まずは少量で相性を確認
  • 消耗品の大量ストック:犬の成長に伴ってサイズが変わるもの(シーツのサイズ、フードの種類など)は、まとめ買いのリスクが高い

特に犬を迎える前の段階では、犬の好みや相性がまだわからないため、「安いから」「お得だから」という理由で大量購入するのは避けるべきです。少し割高でも少量パックで始めて、犬との生活が安定してからまとめ買いに移行するのが賢い方法です。

「本当に迎える前に買うべきもの」は意外と少ない

最後に、犬を迎える前に最低限揃えておけばよい物を整理します。

迎える前日までに必要な物(最低限)

  • ケージまたはサークル(成犬サイズで仕切り調整できるもの)
  • トイレトレーとシーツ(成犬サイズ想定。シーツは少量パック)
  • 食器(フード用と水用。安価なステンレス製で十分)
  • フード(これまで食べていたものと同じもの。ブリーダーやショップに確認)
  • 首輪とリード(サイズ調整幅の大きいもの)

迎えてから買っても間に合うもの

  • おもちゃ — 犬の好みを見てから選ぶ方がよい
  • ベッド — タオルやブランケットで代用可能。犬の寝方の好みを観察してから
  • 洋服 — 防寒が必要な犬種以外は後回しでOK
  • キャリーバッグ — 通院時に必要になるが、最初は段ボールやタオルでも対応可能
  • グルーミング用品 — 最初のトリミングはプロに任せる家庭が多い。自宅ケアは慣れてから

「完璧に揃えてから迎えよう」と考えるよりも、最低限の物を揃えて迎え、犬との生活の中で必要なものを見極めて買い足していく方が、無駄な出費を減らせます。犬のことを一番よく知るのは、一緒に暮らし始めてからです。

よくある質問

Q. 犬を迎える前に最低限揃えるべきものは何ですか?

最低限必要なのは、ケージまたはサークル(成犬サイズで仕切り調整できるもの)、トイレトレーとシーツ(成犬サイズ想定)、食器(フード用と水用)、フード(これまで食べていたものと同じもの)、首輪とリード(サイズ調整幅の大きいもの)です。

Q. 子犬のサイズに合わせて用品を買うべきですか?

子犬の現在のサイズではなく、成犬時の予想サイズで選ぶことをおすすめします。特にケージ・サークルは成犬サイズで仕切り調整できるタイプが便利です。首輪やハーネスはサイズ調整幅の大きいものを選びましょう。

Q. 犬を迎えてから買っても間に合うものは何ですか?

おもちゃ(犬の好みを見てから選ぶ方がよい)、ベッド(タオルやブランケットで代用可能)、洋服(防寒が必要な犬種以外は後回し)、キャリーバッグ、グルーミング用品などは迎えてからでも間に合います。

Q. フードの大袋をまとめ買いしても大丈夫ですか?

犬を迎える前や迎えて間もない段階では、大袋のまとめ買いは避けたほうが安全です。犬が食べない場合に大量に余ってしまいます。まずは少量パックで犬の好みを確認し、安定して食べるようになってからまとめ買いに移行しましょう。

まとめ

犬を迎える前の買い物で後悔しやすいのは、サイズ選びの失敗・使用期間の短い物への過剰投資・犬の好みとの不一致・ライフスタイルとのミスマッチ・まとめ買いのリスクの5パターンです。迎える前に本当に必要な物はケージ・トイレ・食器・フード・首輪とリードの5点で、それ以外は犬との生活の中で見極めて買い足す方が無駄を減らせます。

参考文献を表示(全2件)
  1. 一般社団法人ペットフード協会
  2. 一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)

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