富士五湖・河口湖の犬連れ旅
富士五湖・河口湖を犬と旅する|遊覧船もロープウェイも遊園地も、条件が全部違う
富士五湖の犬旅でつまずくのは「持ち物」です。ロープウェイはハードキャリー限定、遊覧船はゲージ、遊園地はペットカート、公園は抱っこでも可——施設ごとに要求が違います。逆に宿は国内屈指の激戦区で、犬無料・超大型犬可・300坪のドッグランまで揃う。公式原文を独立照合した宿8軒とスポット12か所で、持ち物から組み立てます。
富士五湖でつまずくのは「持ち物」です
このエリアには犬と行ける場所がたくさんあります。それなのに現地で困る人が多いのは、施設ごとに要求する「入れ物」が違うからです。
まず、そこを一枚の表にします。
| 施設 | 犬に求められる形(公式原文) |
|---|---|
| 富士山パノラマロープウェイ | ハードキャリー限定。「※バック・カートでのご乗車はお断りしております」/中型まで・小型300円/中型500円 |
| 河口湖遊覧船「天晴」 | ゲージ。「※必ずペット用ゲージに顔が出ないようにして乗船してください。」/500円・小型犬用ゲージの無料貸出あり |
| 山中湖遊覧船「白鳥の湖」 | ケージなら船内、リードや抱っこならデッキ/600円・体高50cm以上は不可 |
| 富士急ハイランド | リードで入園可(体高50cm未満)。ただしトーマスランドはキャリー/カート必須、ショップフジヤマはカートか抱っこ |
| 山中湖 花の都公園 | 園内はリード。温室・溶岩樹型・フラワーショップは抱っこかキャリーバッグ/入園料無料 |
| 大石公園 | リードとフンの持ち帰り(町公式) |
| 富士本栖湖リゾート | GWはケージ・カート・スリング/それ以外はリード可(体高50cm以下)。貸し出しはなし |
| 富士すばるランド | ドッグランが4つ。入園には狂犬病+混合ワクチンが条件 |
| 富士大石ハナテラス | テラスは全9店舗OK、店内は4店舗が抱っこ等の条件つき |
| 富岳風穴・鳴沢氷穴 | 不可。「キャリーケースに入っていても入洞不可です」 |
| 河口湖 音楽と森の美術館 | 館内不可。ただし5kg未満は駐車場のワンちゃんハウスで無料預かり(2時間以内・要ワクチン証明) |
| 西湖いやしの里根場 | ⚠同伴可否の明記が公式にない=要確認 |
結論:ハードキャリーとペットカート、両方積む
表を上から見ると答えが出ます。ロープウェイに乗るならハードキャリーが要り、富士急ハイランドを回るならペットカートが要る。両方に行く日程なら、両方積むしかありません。車で行くエリアなので、これは現実的な解です。
小型犬なら選択肢がもうひとつあります。河口湖遊覧船「天晴」は小型犬用ゲージを無料で貸してくれます——湖上に出るだけなら、手ぶらで行けます。
そして体高50cmという数字が3か所(富士急ハイランド・山中湖遊覧船・富士本栖湖リゾート)で共通の基準になっています。体重ではなく体高なので、家を出る前に測っておくと判断が早いです。
泊まる:ここは国内屈指の激戦区です
富士五湖は犬同伴宿の密度と多様さが国内でも際立つエリアです。性格がまったく違うので、条件で選び分けられます。
| 宿 | 受け入れ | この宿の軸 |
|---|---|---|
| レジーナリゾート富士 Suites&Spa | 犬種・大きさの制限なし/小〜中型6頭・大型3頭/室 | 400平米のウッドチップドッグラン・レストラン店内も同伴可・猶予証明書でも宿泊可 |
| レジーナリゾート山中湖 | 同上 | ドッグプールとグルーミングルーム(無料・セルフ)・人工芝ドッグラン |
| ヴィラ・セゾン・フジ | 大型犬可・4匹まで・犬は無料 | 1,100坪を一組限定で完全貸切・300坪のドッグラン |
| Solana富士山中湖 | 犬種制限なし・犬は無料 | 部屋の前が専用ドッグラン(169〜227㎡)・証明書の提示不要 |
| わんわんパラダイス プレミア 山中湖 | 超大型犬可・頭数制限なし | 屋内プレイスペース・愛犬お預かり(8時〜21時・1時間1,100円) |
| おおきなわんこのプチホテル ノーティカオン | 大型犬最優先・部屋の広さで頭数 | 浴室以外は全館同伴可・森のドッグランは宿泊犬なら早朝〜日暮れ無料・JKC公認訓練士常駐 |
| 富士マリオットホテル山中湖 | 小型犬(10kg以下)1頭 | ⚠犬が行けるのは客室のみ(ロビー通過はクレート)・書類は1週間前までに提出 |
| 河口湖アーバンリゾートヴィラ | 小型犬8kgまで・各棟3ペット | 受入れは6棟限定・2階には上げない・宿泊前にシャンプー |
大型犬・超大型犬なら、わんわんパラダイス プレミア/ノーティカオン/レジーナ2館/ヴィラ・セゾン・フジ。他の犬と会いたくないなら、ヴィラ・セゾン・フジ(完全貸切)かSolana(部屋の前が専有ドッグラン)。費用を抑えたいなら、犬が無料のヴィラ・セゾン・フジとSolana。書類の手間を減らしたいなら、証明書の提示が不要なSolana。
⚠2つだけ、予約前の注意です。
**レジーナ2館は公式に「※公式HPもしくはお電話での予約限定で、愛犬の宿泊料金は大きさに関わらず2頭まで無料にさせて頂きます。」**と明記しています。他の予約サイト経由だと1頭あたり3,000円台がかかります。比較サイトで探したあと、公式で取り直してください。
富士マリオットは犬同伴専用リゾートとは設計が違います。 公式に「ドッグフレンドリールーム以外のホテル施設(ホテルロビー、パブリックスペース)は、屋内レストランを含め、愛犬の同伴はご遠慮いただいております。」と明記され、書類も宿泊利用予定日1週間前までの提出が必要です。当日持参では間に合いません。
犬と入れない場所には、受け皿がある
このエリアの良さは、不可の施設が代替を用意していることです。
- 河口湖 音楽と森の美術館 — 館内は不可だが、駐車場内のワンちゃんハウスで5kg未満を無料預かり(営業時間内2時間以内・一年以内のワクチン接種証明書が必要・預かり中はゲージ内で散歩や給水はなし)
- 富岳風穴・鳴沢氷穴 — キャリーでも不可。公式は**「交代で入洞していただくよう」**案内(入洞は通常15分ほど)
- わんわんパラダイス プレミア 山中湖 — 宿の愛犬お預かりサービス(8時〜21時・1頭1時間1,100円)を使って出かける手もある
マダニ対策は、このエリアでは必須です
西湖いやしの里根場が2026年8月に出した注意喚起が、エリア全体に当てはまります——「春から秋にかけては、草むらや植栽周辺などにマダニ等が生息している可能性があります」、そして**「ご来場前には、必要に応じて動物病院等にご相談のうえ、ダニ予防・駆除薬などの対策をご検討ください。」「ご退場後も、ペットの体にダニ等が付着していないかご確認いただき」**。
青木ヶ原・西湖・本栖湖の周辺は自然が濃いエリアです。出発前の予防薬と帰りの体チェックを、旅の手順に入れてください。
もしもの時——夜間の受け皿がありません
正直にお伝えします。富士五湖エリアで夜間・救急を公式に掲げる動物病院は確認できませんでした。しかも日中の受診時間も幅が狭く、午後の受付が短い病院や、手術日で診療しない曜日があります。各ページの動物病院枠に3院を掲載していますが、旅程に組む前に必ず電話で確認してください。
標高が高く、夏でも急な雨や霧が出ます。持病のある犬・シニア犬と行くなら、この受け皿の薄さを織り込んで日程を組んでください。
受け入れ条件・料金・営業は変わることがあります。ここに書いたことはすべて執筆時点で各施設・各自治体の公式情報から確認し、別の担当が同じページを取り直して逐語照合したものですが、出発前にもう一度、公式サイトで確かめてください。
最終更新: 2026年8月30日