犬のシャンプー頻度は症状別に変える|皮膚トラブル別の正解と低刺激ケアの選び方

犬のシャンプー頻度ガイド

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💡 この記事の結論

犬のシャンプー頻度は「皮膚状態・年齢・季節」で変えます。健康な犬は月1〜2回がひとつの目安です。皮膚トラブルがある犬は、診断に応じて週1回以上〜週2〜3回の入浴や薬用シャンプーが論文・ガイドラインで示されています。

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  • 健康な犬は月1〜2回が出発点 - 適切な回数は被毛・皮膚の状態・生活環境で変わり、単一の正解はありません
  • ライフステージ別 - 年齢ごとの回数を研究で決めた値はなく、子犬とシニアは回数より体への負担(体温・疲れ)に気をつける
  • 皮膚トラブル別 - アトピーは慢性期に週1回以上(低刺激シャンプー)、マラセチアは週2回・広範囲の細菌性膿皮症は週2〜3回以上の薬用シャンプー(いずれも獣医師の診断のもと)
  • 季節で調整 - 汚れやにおいが気になる時期は増やし、乾燥する時期は洗ったあとに保湿。春は花粉でかゆみが出る犬もいる
  • シャンプー剤は犬用設計を必須に - 人間用はpHが合わず厳禁

📌 症状別の詳しい頻度と低刺激製品の選び方は以下をご覧ください

目次
  1. 犬のシャンプー頻度は月に何回が目安?
  2. 子犬・成犬・シニア別の頻度の違い
  3. 皮膚トラブル別の頻度(アトピー / 脂漏症 / 乾燥肌 / 細菌・真菌)
  4. 季節別の頻度調整(夏・冬・梅雨)
  5. シャンプー剤の選び方(弱酸性 / 保湿 / 薬用)
  6. タイプ別シャンプー 4 選比較
  7. シャンプー時のコツ・嫌がる時の対応
  8. WANPAKU アンケートから見える皮膚悩み + FAQ
  9. 参考文献・引用元

愛犬が頻繁に体を掻いたり、赤み・フケが気になり始めて、シャンプーの頻度に迷っていませんか?

本記事では、WANPAKU アンケート 6,415 回(うち皮膚悩み 2,545 回)から見える皮膚悩みの実態と、症状別の正しいシャンプー頻度・低刺激製品の選び方・楽天 / Amazon で買えるタイプ別のシャンプー比較を、引用論文(獣医学の学術文献)にもとづいて解説します。

犬のシャンプー頻度は月に何回が目安?

健康な皮膚の犬は、月 1〜2 回がひとつの目安です。回数を研究で決めた値はなく、被毛・皮脂量・生活環境で前後します。ラブラドール・レトリーバー 16 頭を食器用洗剤の薄め液で毎日 2 週間洗った研究では、皮膚の常在菌の構成が変わり、ふだん多い菌のグループが減っていました[8]。健康な犬を毎日のように洗うことは避けます。

犬のシャンプー頻度の目安(健康な皮膚は一般的な目安で月1〜2回、乾燥・刺激が出たら回数より製品と保湿を見直す、皮膚トラブルは診断に応じて週1回以上・症状により週2〜3回以上。皮膚トラブルの値は ICADA 2015・Guillot & Bond 2020・ISCAID 2025)

犬のシャンプー頻度を決める軸は、大きく以下の 4 つです。

  • 皮脂量:皮脂が多くベタつきやすい犬は、汚れやにおいに合わせて回数を調整
  • 被毛タイプ:ダブルコート(柴犬・ポメラニアン)はアンダーコートが詰まりやすく、シャンプー前のブラッシングが必須
  • 皮膚状態:健常 / 軽度乾燥 / アトピー / 脂漏症 / 細菌・真菌感染で目安が大きく変わる(後述)
  • 生活環境:屋内中心か散歩量が多いか、夏季のドッグランやプール利用の有無

「清潔にしているのに荒れる」ときに見るところ

犬アトピー性皮膚炎の診療ガイドラインは、シャンプーが乾燥や刺激を招くことがあると述べています[5]。ただし同ガイドラインがそこで勧めているのは回数を減らすことではなく、製品や手順を変える・入浴後に保湿剤を足すことです。頻度だけを疑う前に、使っているシャンプーとすすぎ・乾かし方を見直してください。

逆に、何ヶ月もシャンプーしない場合は、皮脂酸化・抜け毛蓄積・マラセチア繁殖を招きます。

子犬・成犬・シニア別の頻度の違い

年齢ごとの回数を研究で決めた値はありません。健康な成犬は月 1〜2 回をひとつの目安にし、子犬とシニアは回数より体への負担(体温・疲れ)に気をつけて、短時間で済ませます。年齢ごとに体力や被毛の状態が変わるため、画一的に固定しないのがコツです。

年齢別のシャンプーの考え方(年齢ごとの回数を研究で決めた値はない。子犬は汚れたときに短時間で洗い、すぐ乾かして体を冷やさない。成犬は月1〜2回がひとつの目安で、汚れ・においで調整し毎日は洗わない。シニアは回数より体への負担を軽くし、体調を見てぬるま湯で短時間。出典 Discepolo 2023)

子犬期(〜1 歳)

子犬を洗い始める時期に決まった基準はありません。家に迎えて環境に慣れるまでは、温かいタオルで体を拭くケアで十分です。洗うときは低刺激の子犬用シャンプーで短時間に済ませ、体温が下がらないようすぐにドライヤーで乾かします。嫌がらないペースを優先します。

成犬期(1〜6 歳)

健康な皮膚なら月 1〜2 回をひとつの目安に、汚れやにおいで調整します。皮膚に異常があれば後述の症状別の頻度に切り替えます。

シニア期(7 歳以上)

年を取ると入浴で疲れやすくなることがあります。回数を決めて減らすより、体調を見ながらぬるま湯で短時間に済ませます。シャンプー後は十分にタオルドライしてから低温ドライヤーを使い、体が冷えないよう注意します。皮膚トラブルがある場合は獣医師に相談しましょう。

ライフステージ別の早見表

ステージ回数の考え方気をつけること
子犬(〜1歳)決まった基準はない。汚れたときに短時間ですぐ乾かして体を冷やさない・嫌がらないペース
成犬(1〜6歳)月 1〜2 回がひとつの目安汚れ・においで調整、毎日のように洗わない
シニア(7歳〜)体調を見て、ぬるま湯で短時間に疲れさせない・しっかり乾かす
皮膚トラブル時症状別の頻度(後述)を獣医師の診断のもとで薬用 / 保湿系を選択

皮膚トラブル別の頻度(アトピー / 脂漏症 / 乾燥肌 / 細菌・真菌)

論文・ガイドラインが示す目安は、アトピー性皮膚炎の慢性期で低刺激シャンプーによる週 1 回以上の入浴、マラセチア性皮膚炎で薬用シャンプー週 2 回、広範囲の細菌性膿皮症で薬用シャンプー週 2〜3 回以上です。シャンプーで乾燥や刺激が出たときは、回数を減らすより製品や手順を見直し、入浴後に保湿剤を足します。症状によって最適な頻度・成分が変わるため、診断を受けたうえで選びます。

皮膚トラブル別のシャンプー頻度(アトピー性皮膚炎の慢性期は低刺激シャンプーで週1回以上、マラセチア性皮膚炎は2%ミコナゾール+2%クロルヘキシジンの薬用シャンプーを週2回、乾燥・刺激が出たときは回数より製品と手順を見直し入浴後に保湿、広範囲の細菌性膿皮症は2〜4%クロルヘキシジンで週2〜3回以上・10〜15分)

アトピー性皮膚炎(CAD)

アトピー性皮膚炎のレビュー[1]によると、犬のアトピー性皮膚炎では皮膚バリア機能の低下がみられます。入浴の頻度については、犬アトピー性皮膚炎の診療ガイドラインが慢性期に低刺激のシャンプーとぬるま湯で週1回以上の入浴を有益としています[5]。同ガイドラインは、脂質やフィトスフィンゴシンを配合した保湿系シャンプーに、アレルギーのある犬の皮膚症状とかゆみへの小さな改善効果が示されている(軽症の犬ほど効果が大きいとみられる)とし、かゆみが強い時期(急性期)には入浴の頻度と丁寧さがかゆみを抑える最も重要な要素になりうると述べています[5]。薬用シャンプーを使う場合の回数は獣医師の指示に従います。

脂漏症(マラセチア性皮膚炎を含む)

皮脂が過剰に分泌され、独特の臭い・かゆみ・フケを伴う状態です。マラセチア(酵母様真菌)が増殖していると診断された場合、2% ミコナゾールと 2% クロルヘキシジンを配合した薬用シャンプーを週 2 回使う方法に、強いエビデンスがあるとされています[2]。動物病院での皮膚検査(押し付け検査・テープ検査)で原因菌を特定してから選びます。

乾燥肌(フケ・パサつき中心)

明確な感染症ではないが乾燥・フケ・つやの低下がある状態。乾燥が気になるときは、回数を増減する前に弱酸性・保湿系の製品へ替え、シャンプー後に犬用保湿スプレー・ローションを使います。犬アトピー性皮膚炎の診療ガイドラインも、シャンプーによる乾燥や刺激への対処として回数を減らすことではなく、製品や手順を変える・入浴後に保湿剤を足すことを挙げています[5]。フード側でオメガ 3(EPA / DHA)を補強する内側からのケアも効果的[3]。

細菌性膿皮症

赤い丘疹・膿疱・痂皮を伴う細菌感染。国際的な治療ガイドラインは、表在性の細菌性膿皮症(毛包炎)では外用療法だけで治療することを第一選択とし、広範囲の病変には2〜4% クロルヘキシジンのシャンプーを少なくとも週 2〜3 回、10〜15 分置いてから洗い流す方法を示しています。2〜3 週間後に獣医師が経過を確かめ、病変が消えるまで続けます[4]。改善が乏しければ内服薬を検討するため、自己判断ではなく必ず獣医師の診断を受けます。

アトピーでは「回数を減らす」が答えとは限らない

健康な皮膚の話をそのまま当てはめないでください。犬アトピー性皮膚炎の診療ガイドラインは、慢性期には低刺激のシャンプーとぬるま湯で週1回以上の入浴が有益としており、急性期については入浴の頻度と丁寧さが痒みを抑えるうえで最も重要な要素になりうると述べています[5]。

一方で同ガイドラインはシャンプーが乾燥や刺激を招くことがあるとも述べており、その場合に勧めているのは回数を減らすことではなく、製品や手順を変える/入浴後に保湿剤を足すことです[5]。つまり効くかどうかを分けるのは「何回洗うか」より「何でどう洗うか」。頻度も製品も、自己判断で決めず動物病院で症状を特定したうえで決めてください。

季節別の頻度調整(夏・冬・梅雨)

季節ごとの回数を研究で決めた値はありません。季節で機械的に回数を変えるより、その時期に起きやすい変化に合わせます。汚れやにおいが気になる時期は回数を増やしてよく、空気が乾燥する時期は洗ったあとに保湿を足します。日本では、スギ花粉に反応する犬 3 頭で、花粉が飛ぶ春にかゆみを伴う皮膚炎がくり返し出た報告もあります[6]。

季節ごとのシャンプーの考え方(季節ごとの回数を研究で決めた値はない。春は花粉でかゆみが出る犬もいて、かゆみが続くときは動物病院へ。梅雨は洗いすぎず拭いて乾かし、足拭き・除湿・ブラッシング。夏は汚れ・においで回数を調整し、散歩後は足と腹をぬるま湯で流す。冬は洗ったあとに保湿を足し、しっかり乾かして体を冷やさない。出典 Masuda 2002・Pseftogka 2026・Discepolo 2023)

夏(6〜9 月)

  • 汗や皮脂、水遊びで汚れやにおいが気になりやすい時期
  • 回数: 汚れやにおいに合わせて増やしてよい。乾燥が出たら製品と保湿を見直す
  • 注意点: 散歩後はぬるま湯で足と腹部を流して皮膚を清潔に

冬(12〜2 月)

  • 空気が乾燥しやすく、フケや乾燥が気になりやすい時期
  • 回数: 減らすより、洗ったあとの保湿を足す。消毒成分入りのシャンプーで洗った健康な犬 12 頭で、保湿スプレーを使った側だけ皮膚の水分が上がり、24 時間以上保たれた研究がある[7]
  • 注意点: 部屋を暖かくして、しっかり乾かして体を冷やさない

梅雨(6 月中旬〜7 月中旬)

  • 湿気で被毛が乾きにくく、蒸れやすい時期
  • 回数: 通常どおり。食器用洗剤の薄め液で毎日洗い続けると、皮膚の常在菌の構成が変わった研究がある[8]
  • 注意点: 散歩後の足拭き、室内除湿、毎日のブラッシング

シャンプー剤の選び方(弱酸性 / 保湿 / 薬用)

犬の皮膚 pH は人間より高く中性に近いため、犬用設計(弱酸性〜弱アルカリ性)のシャンプーを必ず使います。人間用は刺激が強すぎ、皮膚バリアを壊す原因に。皮膚状態に応じて「保湿系(乾燥・アトピー向け)」「薬用(細菌・真菌向け)」「一般洗浄系(健常用)」の 3 系統から選びます。

シャンプー剤 3 系統の比較(一般洗浄系:アミノ酸系界面活性剤、保湿系:セラミド・オートミール・ヒアルロン酸、薬用系:クロルヘキシジン・ミコナゾール ※獣医師指示)

1. 一般洗浄系(健常用)

アミノ酸系界面活性剤・植物由来洗浄成分が中心。日常の汚れ落とし・被毛のつや出しが主目的で、健康な皮膚状態の犬に最適。価格帯は手頃で、月 1〜2 回の通常ケアに向きます。

2. 保湿系(乾燥肌・アトピーのケア)

セラミド・ヒアルロン酸・オートミール・グリセリンなどの保湿成分配合。皮膚バリア機能の回復をサポートします。アトピー性皮膚炎のレビュー[1]は、アトピー犬の補助療法としてスフィンゴ脂質(セラミドの仲間)を含む外用剤を挙げています。低刺激性が高く、シニア犬・乾燥肌の犬に第一選択。

3. 薬用系(細菌・真菌感染向け)

動物用医薬品と動物用医薬部外品があります。マラセチア皮膚炎を効能とする動物用医薬品は、ミコナゾール硝酸塩 2%・クロルヘキシジン 2% を配合しています[10]。適応と使用頻度は「皮膚トラブル別の頻度」の章で解説した通りで、必ず獣医師の診断のもとで使います[2]。クロルヘキシジン酢酸塩 0.5% の動物用医薬部外品のように、効能が「皮膚・被毛の洗浄、及び殺菌消臭」のものは治療薬ではありません[9]。

NG 成分・避けたい設計

  • 人間用シャンプー:pH が合わず皮膚バリアを破壊(絶対禁止)
  • 強い香料・着色料:アレルギー反応の原因に
  • パラベン・SLS 高濃度:敏感肌の犬で刺激リスク

タイプ別シャンプー 4 選比較

楽天市場の週間ランキング(2026年9月14日〜20日の集計・「シャンプー」)の上位から、「薬用 / 植物成分配合 / 一般洗浄系 / ドライ補助」の 4 タイプごとに、本文の選び方を満たす最上位の製品を、編集部が選んでいます。順位付けではありません。皮膚に赤み・かゆみなどの症状があるときは、選ぶ前に動物病院で診てもらいましょう。

製品 系統 主成分 こんな犬におすすめ
ベッツワン 薬用クロルヘキシジン酢酸塩シャンプー(ペットゴー) 薬用 クロルヘキシジン酢酸塩 0.5% 皮膚・被毛を洗浄し、殺菌消臭したい犬
※ 皮膚炎の治療薬ではない
Petlab オーガニックシャンプー(HAL) 植物成分配合 アロエベラ液汁・カミツレ葉エキス・トウセンカ花エキス・カキタンニン 植物由来の成分入りを選びたい犬の日常ケア
The Mate Tokyo スキンケアシャンプー(泡タイプ) 一般洗浄系・低刺激 アミノ酸系洗浄成分(ラウロイルアスパラギン酸Na)・チャ葉エキス・酒粕エキス 健常犬の日常ケア
MOREMOTTO フォーミードライシャンプー 補助・水なし グリセリン・クロモジ葉/枝水・ヒアルロン酸Na シャンプー嫌い・シニア犬の中間ケア

ベッツワン 薬用クロルヘキシジン酢酸塩シャンプー 犬猫用 300g(薬用)

ベッツワン 薬用クロルヘキシジン酢酸塩シャンプー 犬猫用 300g

こんな子におすすめ

皮膚・被毛を洗浄して、殺菌消臭したい犬に。赤み・かゆみ・フケなど皮膚に異常があるときは、使う前に動物病院で診てもらう。

  • クロルヘキシジン酢酸塩 0.5% を配合した動物用医薬部外品で、承認された効能は「犬、猫の皮膚・被毛の洗浄及び殺菌消臭」[11] → 皮膚炎の治療薬ではない
  • 被毛を水かぬるま湯で十分にぬらし、3分間よく泡立てながら洗ってから、約5分置いて洗い流す[11]。使用上の注意に、犬や猫が舐めないように注意とある[12]
  • キャップ付きのパウチ(300g)で、コンディショニング成分を配合した香料無添加のシャンプー。日本製[12]
  • 価格の目安:約1,600円(税込・2026年9月時点・Amazon/楽天市場)

Petlab(ペトラボ)オーガニックシャンプー 300ml(植物成分配合)

Petlab オーガニックシャンプー 300ml

こんな子におすすめ

植物由来の成分入りのシャンプーを選びたい、健常な皮膚の犬の日常ケアに。

  • アロエベラ液汁・カミツレ葉エキス・トウセンカ花エキスなどの植物由来の成分と、カキタンニン・チャ葉エキスを配合[13]
  • シリコン・石油系洗浄剤・鉱物油・着色料・合成香料など10種類の添加物を使わない、リンスインシャンプー[13] → コンディショナーを別に使わずに済む
  • 300ml・500mlのボトルと詰め替え用があり、香りはシトラス・金木犀・無香料から選べる。日本製[13]
  • 価格の目安:約2,000円(税込・2026年9月時点・Amazon/楽天市場)

The Mate Tokyo スキンケアシャンプー(泡タイプ)460mL(一般洗浄系)

The Mate Tokyo スキンケアシャンプー(泡タイプ)460mL

こんな子におすすめ

健康な皮膚の犬の、ふだんの汚れ落としに。泡で出るので、泡立てずにそのまま洗える。

  • 洗浄成分はアミノ酸系のラウロイルアスパラギン酸Naが中心で、メーカーは「低刺激なアミノ酸系洗浄成分をベースに」と説明している[14] → 本文の「一般洗浄系」に当たる
  • チャ葉エキス・酒粕エキス・カキ果実エキスを配合し、香り付けはオレンジ油[14]
  • ポンプを押すと泡で出るボトルで、460mL。用途は全犬種用。日本製[14]
  • 価格の目安:約2,400円(税込・2026年9月時点・楽天市場)

MOREMOTTO フォーミードライシャンプー 300mL(ドライ補助)

MOREMOTTO フォーミードライシャンプー 300mL

こんな子におすすめ

シャンプー嫌いの犬やシニア犬の、通常のシャンプーの間の汚れ落としに。

  • 水で洗い流さない泡タイプのドライシャンプーで、プッシュすると濃密な泡が出る[15] → 通常のシャンプーの代わりではなく、間に挟むケアとして使う
  • グリセリン・クロモジ葉/枝水・ヒアルロン酸Na・ローズマリー葉エキスなどを配合[15]
  • 300mL。水やドライヤーが苦手な犬にも使いやすいとメーカーは説明している[15]
  • 価格の目安:約3,500円(税込・2026年9月時点・Amazon/楽天市場)

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シャンプー時のコツ・嫌がる時の対応

お湯の温度は 35〜38℃のぬるま湯、順序は足先→お腹→背中→顔(最後)、ドライはタオルでしっかり水気を切ってから低温ドライヤーが基本です。嫌がる犬は短時間(5 分以内)から始め、ご褒美と組み合わせて段階的に慣らします。

基本の手順(4 ステップ)

  1. 事前ブラッシング:もつれ・抜け毛を除去(ダブルコート犬種は必須)
  2. シャワーで全身を濡らす:足→腹→背中→顔の順、顔は最後
  3. シャンプー泡で洗う:手のひらでよく泡立てて、円を描くようにマッサージ
  4. すすぎ+乾燥:泡が残ると皮膚刺激の原因に。タオルドライ後、低温ドライヤーで根元まで乾かす

嫌がる犬への段階的アプローチ

シャンプーを嫌う犬は、過去の体験(耳に水が入った・足を滑らせた等)がトラウマになっているケースが多いです。以下の手順で慣らします。

  1. 浴室での「ご褒美おやつ」だけからスタート(シャンプーしない)
  2. 足だけぬるま湯で洗う体験を繰り返す(5 分以内)
  3. 全身に進む際は、シャンプー量を最小限・短時間で完了
  4. 毎回終わったらたっぷり褒めて、ポジティブな記憶を残す

耳の水・滑り対策

耳の中に水が入ると外耳炎の原因に。シャンプー中はコットンで軽く耳道を保護する、または顔は濡れタオルで拭くにとどめる対応が安全です。浴室の床には滑り止めマットを敷き、犬の体勢が安定するようにします。

WANPAKU アンケートから見える皮膚悩み + FAQ

WANPAKU アンケート 6,415 回のうち皮膚悩みは 2,545 回(39.7%)と最多。アレルギー併発 47.7%、涙やけ併発も多く、皮膚悩みは単一要因ではなく複合的に絡みます。シャンプー頻度の見直しだけで完治するものではなく、フード・環境・受診を含めた多角的アプローチが基本です。

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よくある質問(FAQ)

子犬はいつからシャンプーできますか?

子犬を洗い始める時期に決まった基準はありません。家に迎えて環境に慣れるまでは、温かいタオルで体を拭くケアで十分です。洗うときは低刺激の子犬用シャンプーで短時間に済ませ、すぐに乾かして体を冷やさないようにします。

シャンプーをやりすぎるとどうなりますか?

シャンプーには乾燥や刺激を招く面があり、乾燥・フケ・かゆみが新たに出ることがあります。ただし適切な回数は被毛や皮膚の状態で変わり、一律の上限があるわけではありません。犬アトピー性皮膚炎の診療ガイドラインは、乾燥や刺激が出た場合の対処として回数を減らすことではなく製品や手順の変更・入浴後の保湿剤の追加を挙げています[5]。自己判断で増減させず獣医師に相談してください。

アトピー性皮膚炎の犬のシャンプー頻度は?

犬アトピー性皮膚炎の診療ガイドライン[5]は、慢性期には低刺激のシャンプーとぬるま湯で週1回以上の入浴が有益としています。かゆみが強い時期(急性期)には、入浴の頻度と丁寧さがかゆみを抑える最も重要な要素になりうるとしています。乾燥や刺激が出たときは回数を減らすより、製品や洗い方を変える・入浴後に保湿剤を足すことを同ガイドラインは挙げています。薬用シャンプーの回数は自己判断で変えず、獣医師に相談してください。

シニア犬のシャンプーで気をつけることは?

シニア犬の回数を研究で決めた値はありません。年を取ると入浴で疲れやすくなることがあるため、回数を決めて減らすより、体調を見ながらぬるま湯で短時間に済ませ、しっかり乾かして体を冷やさないようにします。皮膚トラブルがある場合は獣医師に相談します。

薬用シャンプーと一般シャンプーの違いは?

薬用シャンプーには、治療を効能とする「動物用医薬品」と、作用が穏やかで治療薬ではない「動物用医薬部外品」があります。たとえばマラセチア皮膚炎を効能とする動物用医薬品は、ミコナゾール硝酸塩 2%・クロルヘキシジン 2% を配合しており、獣医師の診断のもとで使います。一般シャンプーは洗浄・コンディショニングが目的で、健康な皮膚状態の維持向けです。

人間用シャンプーは犬にも使えますか?

使用すべきではありません。人間の皮膚は弱酸性で、犬の皮膚 pH はそれより高く中性に近いため、人間用シャンプーは犬にとって刺激が強すぎ、皮膚バリアを壊して乾燥・かゆみ・フケの原因になります。必ず犬用設計のシャンプーを使ってください。

免責事項:本記事は獣医療を代替するものではありません。皮膚トラブルの症状がある場合は、自己判断せず必ず動物病院の診断を受けてください。シャンプーの選択・頻度は獣医師の指示を最優先に従ってください。

参考文献を表示(全15件)
  1. Marsella R, et al. "Atopic Dermatitis in Animals and People: An Update and Comparative Review." Veterinary Sciences, 2017. — 犬アトピー性皮膚炎の皮膚バリア・保湿ケア
  2. Guillot J, Bond R. "Malassezia Yeasts in Veterinary Dermatology: An Updated Overview." Frontiers in Cellular and Infection Microbiology, 2020;10:79. doi:10.3389/fcimb.2020.00079 — マラセチア性皮膚炎のシャンプー療法(2% ミコナゾール+2% クロルヘキシジンを週 2 回)
  3. Combarros D, et al. "A prospective, randomized, double blind, placebo-controlled evaluation of the effects of an n-3 essential fatty acids supplement (Agepi® ω3) on clinical signs, and fatty acid concentrations in the erythrocyte membrane, hair shafts and skin surface of dogs with poor quality coats." Prostaglandins, Leukotrienes and Essential Fatty Acids, 2020. — オメガ3 補給と皮膚被毛の改善
  4. Loeffler A, Cain CL, Ferrer L, et al. "Antimicrobial use guidelines for canine pyoderma by the International Society for Companion Animal Infectious Diseases (ISCAID)." Veterinary Dermatology, 2025;36(3):234–282. doi:10.1111/vde.13342 — 表在性膿皮症の外用療法(クロルヘキシジンの濃度・回数・再評価)
  5. Olivry T, DeBoer DJ, Favrot C, et al. "Treatment of canine atopic dermatitis: 2015 updated guidelines from the International Committee on Allergic Diseases of Animals (ICADA)." BMC Veterinary Research, 2015;11:210. doi:10.1186/s12917-015-0514-6 — アトピー犬の入浴頻度・シャンプーの選び方と保湿の位置づけ
  6. Masuda K, Sakaguchi M, Saito S, et al. "Seasonal atopic dermatitis in dogs sensitive to a major allergen of Japanese cedar (Cryptomeria japonica) pollen." Veterinary Dermatology, 2002;13(1):53–59. doi:10.1046/j.0959-4493.2001.00277.x — スギ花粉に反応する犬の春の季節性アトピー
  7. Pseftogka A, Samuel Badulescu E, Chatzis MK, Saridomichelakis MN. "Effect of a Spray Containing Occlusive Agents, Humectants and Physiological Lipids on Skin Hydration of Healthy Dogs When Applied After Bathing With a Chlorhexidine 2%/Miconazole 2% Shampoo." Veterinary Dermatology, 2026;37(1):140–147. doi:10.1111/vde.70025 — シャンプー後の保湿と皮膚の水分
  8. Discepolo D, Kelley R, Watson A, Perry E. "Impacts to canine dermal microbiota associated with repeated bathing." Frontiers in Veterinary Science, 2023;10:1204159. doi:10.3389/fvets.2023.1204159 — 毎日の入浴と皮膚の常在菌
  9. 農林水産省 動物医薬品検査所「動物用医薬品等データベース」ノルバサン シャンプー0.5 — 承認区分: 部外品/主成分: クロルヘキシジン酢酸塩 500mg/100mL/効能効果: 犬・猫の皮膚・被毛の洗浄、及び殺菌消臭
  10. 農林水産省 動物医薬品検査所「動物用医薬品等データベース」マラセブ — 承認区分: 医薬品/主成分: クロルヘキシジングルコン酸塩 2.0g/100mL・ミコナゾール硝酸塩 2.0g/100mL/効能効果: 犬:マラセチア皮膚炎
  11. 農林水産省 動物医薬品検査所「動物用医薬品等データベース」ベッツワン薬用クロルヘキシジン酢酸塩シャンプー — 承認区分: 部外品/主成分: クロルヘキシジン酢酸塩 0.5g/100g/効能効果: 犬、猫の皮膚・被毛の洗浄及び殺菌消臭(用法用量を含む)
  12. ペットゴー 楽天市場店(ベッツワンの自社店)「ベッツワン 薬用クロルヘキシジン酢酸塩シャンプー 犬猫用 300g」商品ページ — パウチ・香料無添加・コンディショニング成分・原産国・使用上の注意(2026年9月確認)
  13. HALONLINESTORE(楽天市場・Petlab の直営店)「Petlab オーガニックシャンプー」商品ページ — 配合成分・不使用の添加物・リンスイン・容量と香り・原産国(2026年9月確認)
  14. The Mate Tokyo 公式ショップ(楽天市場)「スキンケアシャンプー(泡タイプ)460mL」商品ページ — アミノ酸系洗浄成分・変更後の全成分・用途・原産国(2026年9月確認)
  15. MOREMOTTO 公式サイト「フォーミードライシャンプー」商品ページ — 洗い流し不要の泡・配合成分・容量(2026年9月確認。全成分は MOREMOTTO 楽天市場店の商品ページ)
WANPAKU編集部プロフィール

WANPAKU編集部

ミニチュアピンシャーと暮らす小型犬オーナー / 元ヘルスケアテック領域プロダクトマネージャー・マーケティング担当

愛犬ノア(ミニチュアピンシャー)と暮らす小型犬オーナーが運営しています。合うフードが見つからず20種類以上を試したフードジプシー経験から、WANPAKU を立ち上げました。ヘルスケアテック領域でプロダクトマネージャー・マーケティングを担当した経験を活かし、200種類以上をメーカー公式の栄養成分値(保証分析値)・価格などのデータで独自比較。ランキング順位ではなく、愛犬一頭一頭に合うフード選びを提案します。

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